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トッツブル

2007-10-22 12:08:34 | 奄美-食べ物・食材
~島かぼちゃ~

Kabocha

ここ数日奄美も急に寒くなって、「長袖出さなくちゃ!」とオタオタ... 
と、思ったら今日は久々にポカポカ。季節的には「小春日和」なのだろうが、奄美で過ごす3回目の10月、セミが鳴き最高25℃くらいの今が世間の小春日和に当たるのかどうか、なんだかわからなくなってきたー。

さて、今地元の八百屋さんには島カボチャが並んでいる。

島の言葉で、カボチャは「トッツブル」。他に、「トツブル」とか「トゥーチブル」などともいうようで。
丸いの、長いの、ごつごつしたのからツルンとしたの。
色々ある。

どうやって食べるのですかー。

お店の人に尋ねたら、「普通のカボチャと同じよ~。島では昆布と豚肉と一緒に煮物にしたりするのが多いけど。」ということだった。

でも、今回買った目的はちょっと違って。
...と、いうのは後でお話するとして。

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このブログを長く読んで下さっている方はお気づきだと思いますが、私は地名やものの名前の由来・語源、その名前の変化などに、なぜだか(ほんと、なぜなんでしょー?)非常に興味があります。
でも言語学を学んだとか、本をたくさん読んでいるとか、研究しているとかいうことは全くないので、人の知識を見ては「ほぉ~」とうなったり、勝手に想像して楽しんだり。

最近では、こちらの記事のコメント欄の、ほーげっちゅさんとbizaさんの会話がとても興味深いものでした。「トッツブル」と「ボウブラ」の関係です。

bizaさんは、名越左源太さんが奄美に流されていた間(1850~1855)の日記の翻訳をしていらっしゃるのですが、その日記の中ではカボチャをトウツブロ(=今回のトッツブルですね)とボウブラと2種類で表現しているとのこと。「カボチャ」は、カンボジアを経由してきたのでこういう名前がついた、というのは結構有名ですが、この場合カボチャは出てこなくて、ボウブラとトウツブロです。
何か違いはあるのかなーというお話で。
こういうお話が載っていると、言語にも歴史にも疎いくせに、ついつい検索ワールドに入ってしまいます。


で、検索の結果を書こうと思ったのですが、異ッ常~に長くなってしまいそうなので、次回に。

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そうそう、今回カボチャを買った目的はコレ!

Kabocha4

故有って、先週作ったのですが、本物のカボチャで作ると腐ったり縮んだりカビが生えたりするので、見ごろは作ってから3日ぐらい。
ハロウィン(10月31日)のためなら、次の週末あたりに作るのが良いですヨ!
作った様子も語源ワールドの次にアップしまーす。