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Discover 奄美大島!

離島の学生スポーツ事情

2007-03-27 17:31:19 | 奄美-あれこれ
甲子園では、春の高校野球たけなわ。残念ながら、昨日鹿児島商業は敗れてしまったが...

一方、鹿児島市内の球場では、九州高校野球の県予選大会も行われている。
奄美の新聞は、どのスポーツでも、奄美群島のチームについては大きく載せてくれる。甲子園の結果とともに、九州大会の各離島のチームの様子も書かれていた。スポーツ面では、九州大会で「喜界がコールド勝ち」なんて、世界水泳の「北島、100平で銀メダル」より大きい扱いだ。他にラグビーの九州高校10人制の大会についてもある。


奄美に来て、改めて「離島のチームは大変だ」と感じている。
奄美に来るまでは、「限られた人数しかいない離島で、人口が多く層の厚い都会相手に強いチームを作るのは大変だろうな~」という程度にしか考えてみなかったが、考えてみれば、野球やサッカー、バレーボールにラグビーなどなど、チームプレイのスポーツは練習試合が必要だ。

雪国と違って、一年中練習はできるものの、練習試合ひとつするのにも、船に乗っていかねばならない。時には宿をとって泊まらないといけないこともある。時間もかかるし、何よりお金がかかる!!ひとつ大会に出るだけで、万単位のお金がヒュ~

練習相手については、奄美大島はまだ恵まれた方だ。例えば高校ならば、大島北・大島工業・奄美・大島・古仁屋と島内に5校ある。しかし、徳之島は3校だし、与論・沖永良部・喜界島にはそれぞれ1校しか無い。屋外スポーツともなると、船で出かけて雨でも降れば、お金は全くの無駄!

そして、新聞に載っているような、大きな大会となれば、もちろん試合は鹿児島本土だ。

昨日26日の試合に出るためには、多分24日に船に乗り、船中一泊。25日どこかで練習をして宿に1泊。そして26日の試合を迎えたに違いない。新聞によれば、ラグビーの大会なんて、福岡でやっている。飛行機の直行便は無いし、そもそも学校のスポーツはいかに安い手段で行くかなので、福岡へはまず鹿児島まで船、そしてそこから新幹線だ。この試合のために、いつ出発して、何時間かかったのだろう!

勝ったチームは、さらに宿泊延長、経費増大。勝てば勝つほど、懐は痛む仕組み...。

「中途半端に勝つくらいなら、1回戦で負けてきなさいよ!」
ケチなお母さんなら、思わず言ってしまいそう?!

そして、外でやるスポーツにとって、もうひとつの敵は天候。
今日鹿児島は雨、野球の大会は1日延期。そうなると、これまた1泊延長だ。夏の大会ともなると、台風もある。そうなると、あっという間に試合は数日延期。試合も無いのに、授業も出られず、宿泊費だけが増えてゆく...。

本当に、離島でスポーツをするというのは選手も大変だが、それを支える保護者も大変なのだなぁ~

で、昨日の結果だが、前述の通り、喜界高校は種子島実・新設種子島にコールド勝ち。
大島工業は吹上高校に3-5で負け。
沖永良部は3-2で川辺に勝ち。

...と、ここまではふむふむ...。

次が、びっくり大島高校 vs 大島北高!

なぁんと、同じ奄美大島同士の対決!(大島が8-0でコールド勝ち)
ああ、もったいないもったいない、本当にもったいない。もったいないったら、もったいない。
お金をかけて鹿児島へ行き、泊まって試合をする相手は同じ奄美の学校。片方は負けて奄美へ戻ってくる...。

これなら奄美の中で試合をしたらよいのでは?とも思いたくなるようなこの組合せ。新聞では2回戦となっているが、この組合せ表を見ると、ほとんど1回戦みたいなものだ。

甲子園では、確か1回戦では隣県同士は当たらないようなっていたのではなかったっけ。
鹿児島のスポーツの大会も、せめて初戦は同じ地区同士は当たらないようにという規定は無いのかな...。


奄美市誕生一周年記念祭

2007-03-27 04:48:25 | 奄美-あれこれ
Amamishi1昨年3月20日に、笠利町・名瀬市・住用村が合併してできた奄美市。

3月25日(日)、奄美市誕生1周年記念祭があった。

我が家は、家族がこのイベントに参加することもあって朝から行ってきた。
でも、家族が出なければ、行かなかったかもしれないこのイベント。いまひとつ、広報活動が足りないのではないか?奄美市。
あまみ便りblogさんにも書かれていたが、市のHPにもイベントをやることはあっても詳細はなかったそうだし、ポスターにも詳しいことは無いし。地元紙には載ったけれども、もう少し事前に周知することはできなかったのかな。多分ギリギリに決まったのだろうけれど、タイムテーブルが無いと行く気になれない。これでは人が集まらないのではー?


...と、いう文句はさておき。

会場は、奄美文化センター前。

この日は、降水確率が70%だか80%だか、かなり高かったのだ。しかも前日ネットで見た天気予報では、午前中は「強雨」なんて書いてあって、困ったのもだと思っていたが、雨は降らず。お昼が近づくにつれ、時折小雨がぱらつくこともあったがほとんど影響無し。
よかった~ 

挨拶、ブラスバンド、風船飛ばしと定番の行事も着々と進み、広場では色々な発表。

Amamishi2

広場を囲んで、出店もずらり。
ブラブラと買いました、え~と...
  3色ふくらかん(←蒸しパンみたいなの)
  葉っぱつき人参(人参の葉っぱが好きなんで嬉しい!)
  パパイヤモズクキムチ(←想像できます?)
  綿菓子 (出店の定番)
  ハーブの苗4種類
他に、ミニミニフリマもあり、子どもたちはクダラナイ面白いもの買っていた。(20円で買った昨年のシステム手帳とか...^^;)

もちろん、他にも島の名産品がたくさん。おいしそうなものもたくさん。

エコバッグ作りもー。
Amamishi3



午前中で、家族の仕事も終わったのだが、一旦家に帰って午後再び会場へ。
お天気が怪しかったので、義父母もいるのに再度行くのもなぁと思ったのだが、子供達がどうしても行く!というので。

お目当ては、1時半からの中孝介オンステージ。大人は、中さんの前に出る唄者・中村瑞希さんも楽しみに。

中村瑞希さんは、20代の若さにもかかわらず、一昨年の民謡民舞全国大会で、最高賞の内閣総理大臣賞を取った「民謡日本一」の方。受賞した時に唄った「野茶坊節」も披露してくれて、滞在中の義父母も「思いがけず、日本一の島唄を聴くことができた」と喜んでいた。

中村瑞希さんは笠利の方、中孝介さんは名瀬の方。合併してお2人とも奄美市民となられたわけで、このイベントにうってつけ(^^)



そしていよいよ中孝介さん登場!

Amamishi4最初は、三味線持って島唄を2曲。2曲目は「朝顔節」で、これ只今ワタクシ稽古中の唄!お祝いの唄だ。いや~勉強になりました。いや~道は険しい...
囃子は先ほどの中村瑞希さん。民謡日本一のお囃子なんて、贅沢~

そして、その後新曲「花」。
これ、先日ご紹介した時には発表されていなかったのだが、なんと作曲は森山直太朗氏!これが3月23日にまで伏せられていて、中さんも「ライブなどでも言いたくてうずうずしていたけれど、やっと言えるようになった。」というようなことをおっしゃっていた。
中孝介、勝負曲(→スポーツ報知)だ。
今年はいよいよ紅白歌合戦出場かも?! (そういえば、『題名のない音楽会』にも出るそうだ。)

Amamishi6_1最後はインディーズ時代から大切に歌ってきたという『家路』。2曲とも弾き語りで歌ってくれた。

息子にも、ピアノを習わせようっと! (^^;;

Amamishi5

天気予報はすっかりはずれて、この頃になると薄日も差すほど。
全体的に、のんびりまったりの奄美イベントだった。



この日の天気が、財政難で、色々な問題を抱える奄美市の未来を象徴してくれたらいいなぁ~



予報では、降水確率高し。大雨、強雨。

でも、ふたを開けてみたら、ちょっと小雨はあるものの、なんとかお天気がもってー。

やがて、お日様がニッコリ...