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キラッとプリ☆チャン 第31話感想

2018年11月04日 | キラッとプリ☆チャン
 今話の名セリフ:「やってみなくちゃ分からない・・・。先生のデビュー作にもそう書いてあったでしょう!」(神戸)

 「キラッとプリ☆チャン」第31話「マンガの現場いってみた!」の感想です。


~ オープニング前 ~

 ある日、みらいの妹・ひかりは、少女漫画誌に載っているお気に入りの漫画「マジ♡ラブ」が休載になった事にショックを受けていました。
「来月まで我慢すれば・・・。」
「お姉ちゃんは分かってない! 先月号までの話は・・・、」
    
「幼なじみのパルコとケイスケが、ずっと一緒だったのに素直になれなくて、こんなはずじゃなかったのにって思って過ごしてたら、突然恋のライバルが現れて、その子がケイスケにどんどん近付いて、ついに告白するのを目撃して、今になって好きだって事に気付くなんて・・・。」
   
   
    
   
「・・・ってところで終わってるの!」
「そ、そうなんだ・・・。」
    
 ひかりは、早く続きが見たくて、もやもやを感じています。


    オープニング直後の提供画像


~ Aパート ~

 みらいのクラスでも、「マジ♡ラブ」の休載が話題になっていました。
 この漫画は、きらりが丘が舞台だそうです。似たような場所がいくつか描かれています。
    
「へー、近くに住んでるのかな?」
「わあ! そしたら、あたし達も漫画に出ちゃったりして!」
    
 ちょっ。何で、キミだけ絵がしっかりしてて、他2人が手抜きなんだよ。謝れ! みらいとりんかのファン達に、えもい土下座してこい!(笑)


 直後、メルティックスターの3人が、みらい達の教室に。特に、あんなは、「マジ♡ラブ」の休載にショックを受けています。
「ハッ・・・。続きが出ないのなら、私が続きを描いてしまえばいいのですわ!」
「ワーオ! それ、ベリー楽しそう!」
    
   
「行きますわよ! ゴージャスでセレブリティーなストーリーを作り出しますわ!」
   
 少女漫画に「ゴージャスでセレブリティー」は場違いなんじゃ・・・。(笑)
 それにしても、あんなさん、相変わらずヒマそうで、ますます賢さが下がってそうだよなあ。こんなんで赤城財閥は大丈夫なんでしょうか。まあ、財閥が潰れようが、私にとっちゃ対岸の火事ですが。(笑)


 それからしばらくして、どこか怪しげな者が、みらいの家のスイーツ店にやって来ました。
   
 その者は、メニューに描かれているキラッチュを見て、可愛いと感心します。そして、スイーツをいただきました。
 ひかりは、その者を見て、「マジ♡ラブ」の作者「永辻まとん」じゃないかと指摘します。
「わ、私は・・・、ただの通りすがりの怪しい人アルね・・・。」
   
 「怪しい人」って自覚すんなよ。アンジュのボディーガードが来店したり、行き倒れがやって来たりと、変な客御用達の店だと思うのは私だけでしょうか。(笑)


 しかし、ひかりは、目の前の者がまとんだと疑わず、目を光らせます。その者は、観念して自分が永辻まとんである事を明かしました。
   
 まとんは、最近仕事がスランプ気味で、漫画家をやめようとも思っているそうです。
 そう言ってると・・・、
    
 ブラックジャックか、お前は! やっぱり、この店って、怪しい客が訪れる事に定評のある問題店なんじゃ・・・。(笑)

 この人は、まとんの編集者。原稿ができたのかどうか、まとんに迫りますが、できていません。
 まとんは、もう少しで終わるとごまかし、一目散に店から逃げました。会計は編集者が支払う事に。
 ひかりは、まとんが漫画家をやめちゃうんじゃないかと不安を感じており、プリチャンでどうにかできないかと、みらいに頼みました。

 翌日、みらいは、えも、りんかと一緒に、どうしたらいいか相談。
 えもは、自分達の番組で、まとんを応援しようと提案しました。上手くいけば、まとんにファンの声を届ける事もできます。
 問題は、まとんがどこに住んでいるかですが、さっきの編集者が近くにいました。

 その後、編集者は、まとんの住むマンションに。エントランスでインターフォンを鳴らしますが、出ませんでした。
 みらい達は、編集者の後をつけて、まとんの住むマンションに来ました。しかし、どこの部屋にいるのかまでは分かっていませんでした。
 それでは意味なしと思ったところに、まとんの姿が。


~ Bパート ~
 その頃・・・、
「皆さん、ごきげんよう。本日は素敵な物語をお届け致しますわ。」
    
「このゴージャスかつセレブリティーなスタジオで・・・、」

    
「モアモア、さらに、めるめるが作ったこの超高性能AI搭載の漫画『ゴッドロボ1号』は、人の手を借りずに漫画を描いちゃう!」
「いわば、デジタル漫画家ですわ!」
    
    
    
   

 一方、みらい達は、まとんの仕事部屋に来ていました。
    
 まとんは、漫画をデジタルでは描かないとの事。漫画道具を揃えるのは大変そうですが、初めのうちは雑誌の付録に付いてくる漫画家セットで十分だと、まとんはアドバイス。
   
 そして、みらい達は、漫画を描く体験をする事になりましたが、みらいは、まとんの描いた原稿の1ページに目が止まりました。
   
 しかし、先の展開がまったく思い付かないそうです。このまま納得のいくストーリーが描けないのなら漫画家をやめた方がいいのかも、とまとんは感じていました。
 それでも、漫画を描くのは嫌いではありません。それなら、肩の力を抜いてみてはどうかと、みらい達は提案しました。
 それを聞いたまとんは、今は締切とか話の続きとかは忘れた方が良いと、みらい達の意見を受け入れ、番組配信に協力する事になりました。

 その直後・・・、
    
 編集者から、原稿を仕上げてくれとの督促が来ました。動かない漫画家をせっつくのが編集者の仕事であり、編集者も大変ではあります。

 それはさておき、配信開始。
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
   
「上手い! 私が中学生の頃よりずっと上手いよ!」
「え? 先生は、昔から上手いんじゃないんですか?」
「全然! 下手くそもいいところ!」
   
「でも、それでもめげずにずっと描き続けてね、高校生の時に、初めて出版社に持ち込みしてみたのよ。」
   
    
「そしたら、編集の神戸さんの目に止まって、私の担当になってくれたの!」
   
「あの鬼みたいな人!」
「うん。下手くそで、泣き言ばかりの私を面倒見てくれて、デビューできたのも、あの人のおかげ! 鬼みたいに怖いのも昔からだけどね・・・。」
    
「そうなんだ・・・。」
「ねえねえ、ファンレターとかは来るんですか?」
「もちろん! ちゃんと全部読んでるよ! ちゃんと返事もして・・・。」
    
 直後、インターフォンの音が。えもが出てみると・・・、
   
 これは神戸。まとんは慌てて応答を切ります。
 みらい達は心配しますが・・・、
「大丈夫! 君達の楽しそうな姿を見ていたら、私もやる気出てきてさ!」
   
「それにいつまでも神戸さんを待たせても悪いし、一踏ん張りするぞー!」
    
   
    
   
「ダメだー!」
   
「せっかく気合い入れたんだから頑張ってよ!」
「これを見て下さい、先生!」
   
「みんな、先生の作品を楽しみにしてるんです! 頑張って下さい!」
    
「もうちょいなんだけど、何か引っかかってて・・・。こう、バチッと刺激が・・・。」
   
    
「そうだ! 君達のライブ見せてよ!」
『え? ライブ?』
   
   
「そう! あなた達の可愛いライブを見たら、きっとインスピレーションが湧いてくる! そう思うんだ!」
『はい!』
   
   

 という事で、みらい達3人はライブをする事になりました。
    
   
 曲は「SUPER CUTIE SUPER GIRL」。
    
    
    
    
「せーので、やってみた!」
    
   
「イッツショータイム!」
   
    
「魅惑の!」
「ミステリアス!」
『マジック!』
    
    
    

 その直後・・・、
『あれは・・・、キラッとボタン! 運命の瞬間! キラッとチャンス、いっけー!』
    
    
    
   
    
   
『キラッとルーレット!』
    
『いっけー! キラチケ!』
    

 その後、仕事場に戻ったみらい達。まとんは締切が近いために焦っています。
 締切は今日の夜。今は夕方。もう大して時間がありません。
 しかも・・・、
    
 しかし、神戸は印刷所に無理を言って、締切を伸ばしてくれました。それでも、まとんは間に合わないと感じていますが・・・、
「やってみなくちゃ分からない・・・。先生のデビュー作にもそう書いてあったでしょう!」
   
「それって・・・。」
    
「私達もお手伝いします!」
「きっと間に合うよ、先生!」
「みんな・・・。」
    
「よーし、やったるでー!」
   

    
    
    
「で・・・、できたー!」
    
「お願いします!」
    
    
「もう、いっつもギリギリなんだから! ありがとう! 信じてたわ!」
「もう、やめて、神戸さん!」
「全然変わっちゃった!」
    
 そして、神戸は印刷所へダッシュ。
   
「漫画への情熱を取り戻せたのは、君達のおかげ。ありがとう!」
「こちらこそ、ありがとうございました!」
   
   


 同じ頃・・・、
   
「これはどういう事ですの?」
「めるめるが作った高性能AIは、確かに漫画の続きを描いたんだけど・・・。」
「だけど?」
   
「それが、人気が出ないどころか、不評のストリームが巻き起こって落ち込んじゃったみたい・・・。」
    
   
「ば、ばかなですわ・・・。」
「人間みたいに落ち込むとは、さすが高性能・・・。」
   
 しかも、爆発。
   
 まーた、私の月収を超えてそうな無駄使いを・・・。「そんな下らないもの作るくらいなら、貧しい国々に寄付すれば、メルティックスター株が爆上げするのに・・・」と思う今日この頃です。(笑)

 そして、「マジ♡ラブ」の連載が再開されました。
   
 しかも、みらいの家のスイーツ店とキラッチュが漫画に載っていました。スランプも乗り越えたようです。
    
   

 今回は、これで終了です。


次回:「気になるウワサ追ってみた!
 すれ違えば願いが叶うという「ホイップさん」のウワサが、キラ宿にてささやかれました。
 ミラクルキラッツの3人は、番組の企画でその正体を追う事になりましたが、はっきりと足取りが掴めません。そんな中、アンジュが「ホイップさん」と会って話したという情報が。


    次回予告直後の提供画像


【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 人気少女漫画「マジ♡ラブ」の作者・永辻まとんが、みらいの家のスイーツ店にやって来て、スランプに陥っている事を話し、みらい達は番組配信やライブを通じて、まとんを元気付けさせました。

 さて、今話初登場の「永辻まとん」は、「ちゃお」で「キラッとプリ☆チャン」の漫画を描いている「辻永ひつじ」さんをモデルとしたキャラ。実際の漫画家をモデルとしてるだけに、漫画家によくありそうな苦悩、前に進むための工夫、編集者の苦労などが語られており、リアル感あふれる1話だったと思います。
 そして、まとんからは、29話で語られていたアンジュのこれまでと結構似ているな、と感じました。

 両者の最大の共通点としては、元から才能があった訳ではないという事でしょう。
 それぞれの中学生時代において、アンジュは、プリチャンアイドルデビュー前は素敵な夢がなく、まとんは、絵が下手だという事が語られていました。まとんはアンジュと違って、漫画家になる夢を持っていたのかもしれませんが、2人とも元は至って平凡な女の子だったという事に変わりないでしょう。

 そして、それが誰かに認められて才能を開花していったのも共通しています。
 アンジュは、たまたま歌を聞いていたあいらに素敵だと認められた事をきっかけにプリチャンアイドルデビューし、まとんは、編集の神戸に認められたのが、漫画家デビューのきっかけとなりました。(たまたま認められた、積極的に出版社に行って認められた、という大きな違いはありますが)
 そして、自分の可能性を信じて、楽しく頑張り続けた結果、アンジュは世界的に有名なトッププリチャンアイドルに、まとんは多くの女の子達の印象に残るような人気漫画家へと、それぞれ上り詰めました。
 29話同様、今話も、たとえ才能が平凡でも、努力と気持ち次第では、夢は叶えられる事を示していたと思います。特に、雑誌の付録に付いている漫画家セットで簡単に漫画は描けると示していたのも、漫画家志望の子達への良い足がかりになっていたと思いますね。

 しかしながら、どんなにすごい有名人であっても、人間である事には変わらず、不安や悲しみ、悩みを感じる事だってあります。
 まとんは漫画の良いネタが出ない事に悩み、休載し、才能がないんじゃないかと漫画家をやめようと考えたりもいました。現実の漫画家でも、そう感じた方は多いのかもしれません。特に、週刊誌掲載の漫画の作者は、そうなりがちな気がします。
 漫画の人気が出れば、それだけ多くの人から支持されているのだと嬉しくはなりますが、読者からはもっと面白いものを出してほしいという声が多くなり、出版社としても更なる売上が見込めると、大きな期待をかける事でしょう。
 人は、期待されるとそう簡単に裏切れないもの。それゆえに、自分がスランプになったとしても締切までに漫画を描かなければならず、それがいつまでも続く事から、いつしか漫画を描くのが地獄と感じるようになり、漫画家をやめたいと思うようになる。現実の漫画家にもよくある事なんじゃないかと思います。

 ですが、決して1人だけの力で有名な漫画は作れません。今回は出ていませんでしたがアシスタント、編集者、読者、家族など、色んな人達の支えがなければ作れないでしょう。
 漫画が続いてほしいと切望している読者達。読者ではないけど、その想いをどうにかして叶えさせたいと、作者を応援したみらい達。締切は迫っていても絶対に良い作品は作れると信じ、印刷所に無理を言って締切を伸ばした編集者。彼らのうち1人でも欠けていたら、スランプ脱出はなかったでしょう。
 漫画の作者欄には、作者の名前しか載りませんが、その裏では、作者の支えになっている人達の想いが詰まっているのだと、今話を見終えて深々と感じました。

 さて、アンジュとまとんは似ていると書きましたが、それは、スランプを感じているという点でも似ているでしょう。推測ではありますが、アンジュは、世界的に有名なトッププリチャンアイドルではあるものの、人々に与える輝きに衰えが生じているんじゃないかと感じてそうな気がします。
 このままいけば、人々が期待するような輝きを出せずに消えゆく運命。アンジュはそう感じていて、人々に大きな輝きを与える可能性のある者達を探していると思われますが、それを誰かに明かさなければ、徒労に終わるおそれがあるでしょう。現状、人々は皆、アンジュの歌とダンスの完成度は上り調子で、悩みなどないと感じているでしょうし。
 まとんは、自分のスランプを吐露した事で周りが立ち上がり、その結果、漫画に対する意欲を取り戻して、自身が救われる形となりましたが、おそらくアンジュにもそれが求められるでしょう。
 アンジュの更なる謎が明かされるのは、いつになるのか? アンジュの奥底にある悩みや不安に気付けるのは、やはり、みらいなのか? アンジュのメイン回は当分先だと思いますが、目が離せなくなってきました。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
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