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スター☆トゥインクルプリキュア 第29話感想

2019年08月27日 | スター☆トゥインクルプリキュア
 今話の名セリフ:「ララは、どう思っているのですか? 自分の気持ちに従うべきです・・・。」(香久矢まどか)

 「スター☆トゥインクルプリキュア」第29話「ただいまルン☆惑星サマーンのユウウツ」の感想です。


~ Aパート ~

 前話の続きです。ひかる達は、ようやく、ララの故郷・惑星サマーンに到着しました。
   
 高層の建物が多くありますが、これらは居住スペース。一戸建ての家はありません。
 高層の方が、インフラが整備しやすく、自然を壊しにくく、効率的なようです。

 少しして、ララはロケットを着陸。
「おーい! ララ!」
   
「クク!」
「もしかして、ララのお兄さん!? はじめまして!」
    
   
「私、星奈ひかる! 宇宙と星座が大好きな中学2年生!」
    
「違うルン!」
「え・・・。」
    
「ククは、私の上司ルン・・・。」
「だよね・・・。」
「双子のお兄さんには見えないニャン・・・。」
   
 まあ、そうだよね。でも、ひかるのあいさつは止めないでほしかったな。あのアホ毛がピヨンと跳ねるやつ可愛いんだからさ。ルンちゃん、空気読んで下さい。(笑)

 ククは、ララが長く調査報告から戻ってこなかった事に怒っています。ですが、そんな中・・・、
「キラやば~っ☆ なんか浮いてるし!」
   
「ん? 見た事ない異星人ルン。君達は?」
   
「私達は、地球から・・・、」
   
   
「ダメでプルンス! 星空連合に所属していない地球人が来たと知れたら、マズいでプルンス・・・。」
   
「彼女達は・・・。」
「話せば長いでプルンス・・・。」
    
   
「彼女達は、ララ様が航行中に保護した異星人。宇宙星空連合の宇宙法第4条『漂流中の者は保護し、再び宇宙に送り出す責務がある』により、お連れいたしました。」
    
   
 ククは怪しみますが、ララのパーソナルAIが言うなら間違いないと判断します。
 「パーソナルAI」は、ロケットのAIの正式名称。サマーンには、大元になるAI「マザーAI」と、個人をサポートする「パーソナルAI」があります。
 ククは、ララの双子の兄・ロロの表彰式が始まると言います。一体何を表彰するのか?

 その後、ララ達は、その会場に向かいました。セキュリティは、個人を識別する触覚合わせで解除。
 マザーAIはAIに、マザーAIにアクセスしてデータを共有するよう指示しました。データ共有とは、マザーAIとパーソナルAIの情報を合致させる事。それまでの両AIの情報は、上書き更新される事になります。

 少しして・・・、
「ん?」
「あー! 今度こそララのお兄さん!」
    
   
「私、星奈ひかる! 宇宙と星座が大好きな中学2年生!」
    
「違うルン!」
   
 今話2回目のあいさつキャンセル。どんだけ、そのあいさつやりたいんだよ。オープニング前にやれなかったストレスが溜まってんでしょうか。(笑)


 彼の名は「トッパー」。宇宙星空連合のトップです。
 彼は、スターパレスを追われたプルンスの無事に安心します。

 直後、ララの両親とロロが入場。
   
 この会場には、人が全然いません。この表彰式は中継で星中に流れているため、ここまで足を運んで眺めるのは非効率的だからです。
 ロロは、プリンセスの力を見つけた功績を称えて表彰されました。

 それからしばらくして、ひかる達は、ララの家族の元に。
    右から、ララの父「トト」、ララの母「カカ」、ロロ。
 トトはAIの研究員、カカはロケット工学の博士です。
「みんな、お仕事カッチョいい!」
   
「別に。マザーの決定に従っているだけルン。」
「え・・・。」
「お仕事、AIが決めたって事ですか?」
    
「そうルン。その人の性格や能力、特性から、マザーが決めてくれるルン。」
「えー! すっごーい!」
    
「ロロは、ランク1の最高級の調査員。ララは、一番下のランク8の調査員ルン。」
「オヨ・・・。」
   
「僕はランク1ルン! だから、下のララを助けてあげる責任があるルン!」
「ルン・・・。」
   
   

 ユニはロロに、プリンセスの力はどこにあるのか聞きました。ロロによると、今はマザーAIが調査しているとの事。
「レーダーもないのに探し出すなんて、やるわね。」
「ホント、すごいよ!」
    
「AIを使えば大した事ないルン! AIは万能ルン!」
   
「AI! みんなを分析ルン!」
    
   
 AIによると、ひかるは興奮による発汗で塩分が減少してるとか。そこで、塩分補給のためのグミを用意しました。
「え・・・。」
「これは・・・。」
   
「食事であり、デザートであり・・・、」
「水分補給でもあるルン。」
「サマーンでは、これしか口にしないルン。皆さんも分析するルン!」
   
   
   
「キラやば~っ☆!」
   
 食べてみると、美味しいと絶賛します。

「ララも、ロロのようにもう少しAIを使いこなしてくれれば・・・。」
「せめてホバーボードに乗れれば・・・。」
「でも・・・。」
   
   
「上手くAIを使いこなせれば、乗り物酔いしないルン。」
「それができれば苦労しないルン・・・。」
「でも、ララは足腰が強いから、宇宙のごみ・デブリ調査は適任ルン!」
   
   
「ごみの調査?」
「AIが選んだルン! ララにはララに合った仕事があるルン! 大変な仕事は僕らに任せるルン!」
   
    
「見つけたルン・・・。私も・・・。」
   
「どんなデブリを見つけたルン?」
「デブリ・・・、ごみじゃなくて・・・。」
   
   
「見つけたといえば、発見はプリンセスの力だけじゃないルン! プリキュアが現れたルン!」
    
 ロロの調査によると、様々な星でプリキュアを名乗る者達の目撃情報が多発し、スタープリンセスがスターパレスに戻っている事が確認できています。ロロは、プリキュアの活躍と関係があると推測しています。
 また、宇宙星空連合は、プリキュアを見つけて、連合に入れようとしているそうです。


~ Bパート ~
 それから少しして、ひかる達はレクリエーションドームにやって来ました。この空間では、どんな風景をも映せるようです。
 仕事によっては、この建物から一生出ない者もいるとか。自分の見たい風景を自由に映し出せるのであれば、外に出ずとも楽しく暮らせるでしょう。
 その後、ララは、満天の星空が浮かぶ絶景を映し出すようAIに指示しました。
    
   

 ですが、ララの表情が晴れる事はありません。
「悩んでいるのですか?」
「オヨ・・・。ルン? 」
   
「ご家族にお話しするべきかどうか・・・。」
「まどか・・・。よく分かってるルン・・・。」
   
   
「自分がプリキュアだって言えば、認めてくれるルン・・・。それに、調査員としてすべてを報告するのが大人の責任ルン・・・。でも、みんなは・・・。」
    
「プリキュアが星空連合に入ったら、みんなの生活がめちゃくちゃルン・・・。」
    
    
「地球に帰してもらえるかどうかも分からないルン・・・。」
   
「お気持ちは分かります。私も悩みましたから・・・。」
「ルン?」
「父に真実を話すべきか・・・。」
   
「父は政府の高官です。話せば国が動き、ノットレイダーを何とかしてくれるかもしれない・・・。そう考えた事がありました・・・。」
   
「何で言わなかったルン?」
「直感・・・、でしょうか・・・。」
「直感?」
    
「私がプリキュアになった時、フワを守りたい、その一心でした。後先の事を考えず、思った事に素直に・・・。」
   
「自分の気持ちに初めて従いました。その直感は・・・。」
   
   
「ひかる・・・。」
「ええ・・・。ひかるが教えてくれました。」
   
「お父さんの事は分かったけど・・・、」
   
「ひかるの言葉をお借りすれば・・・、」
   
「先輩はどう思ってるんですか?」
   
「ララは、どう思っているのですか? 自分の気持ちに従うべきです・・・。」
    
   

 その直後、警報が鳴り響きました。研究所に侵入者が現れた模様。
 研究所は、プリンセススターカラーペンを調査している所。急いで研究室に向かいます。

 研究室では、テンジョウと大量のノットレイ達が、ククからプリンセススターカラーペンを奪おうとしていました。
 テンジョウ達は、ペンを渡す気のないククを、ノットレイ化。
   
 ひかる達はプリキュアに変身します。

 ククノットレイの攻撃は強力で、ミルキーはバリアを展開するも、押されてしまいます。
 それでも、ミルキーは、ふたご座ミルキーショックで対抗。スター達はミルキーをサポートしようとしますが、ノットレイ達に行く手を阻まれます。
 ミルキーとククノットレイとの電撃の撃ち合いは、どちらも譲らぬ展開に。
「強情ね。さっさと諦めなさい!」
    
   
「諦めないルン・・・。喜んでるルン・・・。」
   
   
   
「兄が・・・、ロロが見つけたから・・・。トトも、カカも・・・、みんな・・・、私の家族が・・・、喜んでるルン!」
   
「だから・・・、私は・・・、何があっても・・・、守るルン!」
    
 そして、ククノットレイの電撃を押し返しました。さらに、プリンセスススターカラーペンの入ったカプセルをキャッチ。
 しかし、ククノットレイがペンを奪い返そうと襲ってきます。これは、コスモが対処。
    
「レインボーパフューム! いくニャン!」
   
「プリンセススターカラーペン! いて座! クルクルチャージ!」
    
    
「プリキュア! レインボースプラッシュ!」
    
    

 ククを元に戻す事ができ、ノットレイダーは撤退。しかし、研究所は壊れたままです。
 すぐに、ククは目を覚ましたが、ララの手にペンが入ったカプセルがある事と、研究所が壊れている事に不審に思います。
 AIが映し出した映像には、テンジョウがペンを奪おうとしたところまでしか映っておらず、そこから先は、カメラが壊れたため、映っておりません。

 ククは、ララがプリンセススターカラーペンを奪おうとしたと判断。
 すぐに、ララは、星中に指名手配され、ひかる達も確保するようアナウンスが回りました。ひかる達は逃げる事に。

 同じ頃、アイワーンもこの星に来ていました。

 今回は、これで終了です。


次回:「ララの想いとAIのキモチ☆
 プリンセススターカラーペンを持ち去った疑いをかけられ、追われる事になってしまったひかる達。
 ひかるは、自分達がプリキュアだと打ち明ければ大丈夫だと考えますが、そうなると宇宙星空連合に入れられてしまうと、ララは悩みます。
 そんな中、サマーンの人達が襲われてるのを目にします。ひかる達は、住人達を助ける事に。


    今回のラッキー星座
 久々にうお座キタ!
 「おべんきょうをがんばれる時」か。今は「おべんきょう」なんて言う歳ではないですが、仕事が捗りやすいという事でいいですかね。
 ラッキーアイテムは「ねばり強くなれる納豆」。私、納豆嫌いなんだよな・・・(汗)。でも、「粘り強く」は、心掛けた方が良さそうですね。


【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 惑星サマーンに到着したひかる達は、ララの家族に会ったりなど、楽しいひと時を過ごしましたが、ノットレイダーの襲撃に遭い、これを退けたものの、プリンセススターカラーペンを持ち去ろうとしたと見られ、指名手配されてしまいました。

 今話は、待ちに待った惑星サマーンが舞台。
 13話感想では、サマーンの住人について「AIがなければ知能はからっきし」「コミュニケーション力は低い」などと評したものの、ストーリーが進むにつれララが成長していってる事や、ララの兄や両親は優秀という事から、今話視聴前は「実はそうでもないのでは?」と期待感も抱いていましたが、蓋を開けてみれば、「この星、大丈夫?」という印象を受けました。
 AI技術がものすごく進歩していて、地球よりも圧倒的に先進的! ・・・のように見えて、実際は、人生をAIに任せっきりな節が見られ、サマーン人はAIの「奴隷」であり、AIこそが本当のサマーンの住人と言っても過言ではないように思いました。

 私達人間は、ある程度歳をとると、知力や体力がどんどん衰えていき、若い頃に得た知識は忘れていく一方です。
 かたや、AIは、消去操作でもしない限りはデータをただ蓄積していくだけという優れものです。そして、そのデータを元に、どのような行動が効率的なのかを瞬時にはじき出し、無駄を徹底的に省いてくれるのですから、欠陥のある私達にとっては、非常にありがたいツールといえるでしょう。

 さらに、サマーンのAIは大きく進歩していて、サマーンの核的な存在・マザーAIと、個人をサポートするパーソナルAIがデータを共有し合い、効率性を極限まで求めているのが、すごいところ。
 サマーン人の生き方をAIが決めているのもすごいところで、仕事だけでなく、結婚相手まで決めているのでしょう。私は、未婚どころか彼女すらいませんので、AIが瞬時に決めてくれるというのであれば、乗っかってみたいと思いますね。(それ、ここで語るような事じゃねーだろ(笑))
 そんな超万能なAIが身近にあれば、自分達があれこれ考えるのは無駄な事だと、AIに頼りっきりになったり、AIをまるで神のように称えるのも分からなくはありません。それが、惑星サマーンの「真理」だというのであれば、それはそれでいいでしょう。

 ですが、このアニメのメインターゲットは、未就学女児達。AIが至れり尽くせり色々とやってくれる環境が、子供達にとって良いものだとは思えません。大人達なんかよりも多大に秘めている可能性を壊しかねないでしょう。
 どんな物事でも、人間よりも圧倒的に知能の優れたAIに頼れば、間違いは起きませんが、度が過ぎれば、考えるのが面倒だとか、自分達ごときが考えたって意味がないなどと、怠惰になっていくばかり。それでは、人の成長は望めません。
 サマーンの人達は、個々の成長なんざどうでもいい事なのかもしれませんが、私達地球人は違います。ある程度大きくなったら親元を離れ、一人前になって、自分の人生を歩んでいくのが、私達の「真理」です。

 そのために、将来何になりたいのか、どういった事をやりたいのかなどは、「自分で」考えていくもの。他人に選ばれた人生は、どこかで気が乗らず、破綻が生じるでしょう。
 もちろん、自分で考えていけば、何をしたらいいのか悩む事も多々あると思います。自分で選んだ道が失敗の連続だったなんて事もあるでしょう。
 ですが、大事なのは、効率とか結果じゃないんですよね。自分が選んだ道から、何を学んで、何を得て、そして、今後の人生にどう活かすのか。それが大切なのだと思いますね。

 思った事に素直に。自分の気持ちに従うべき。ララにそうアドバイスしたのがまどかだったのは良かったと思いますね。この子は、家庭の厳しい方針にただ従い、学校でも、生徒会長という立場から、他人の意見を第一に考え、自分の意見を二の次にするところがありますし。
 この子も、ひかると出会って大きく変わったと改めて感じますね。ひかると出会う前は受け身になりがちだったのが、ある程度言いたい事が言えるようになり、自主性、積極性が見えてきたように思います。
 そして、今回ララにアドバイスした事は、今後自分にも求められるでしょう。サマーンに向かう途中で言っていた留学の件に絡んでくるんじゃないかと思いますね。家庭の方針に従って留学を選ぶのか、それとも、何かしらの出来事で留学をためらい、留学しない道を選ぶのかで。

 と言っても、まどかの将来に本格的に焦点が当てられるは、もうしばらく先の事になるでしょう。まずは、指名手配された状況をどう打破するかですね。
 重要になるのは、ララの決断力でしょう。ひかる達が宇宙星空連合に入れられないために自分達がプリキュアである事を黙っておくのか、それとも、無実を証明するために自分達がプリキュアである事を明かすのか。そのどちらを選択するのかが肝になると思いますね。
 とはいえ、「責任」を気にしたりもするでしょう。ですが、責任は分け合うもの。前にえれなが言っていた事です。
 それだけに、ララは、ひかる達を頼りにしてほしいですし、ひかる達も、悩むララをしっかりフォローしてほしいもの。次回は、ララの決断と成長、周りのフォローに目を見張っておきたいと思います。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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