芋焼酎のつぶやき、バラとの戯れ & HbA1c・血糖値を下げる新しい糖尿病食事療法『糖質制限食』実践記録

A Days of Wine and Roses.酒とバラとイバラの日々。芋焼酎好きアラ還-バラ栽培と糖質制限に挑戦です

NHK『ここが聞きたい!名医にQ』 - HbA1c・血糖値を下げる『糖質制限食』

2012年12月09日 | 糖質制限食-血糖値、HbA1cの改善に!
昨夜8時からNHK2チャンネル『ここが聞きたい!名医にQ』は『糖尿病・あなたの疑問に答えます!』。
その中で『糖質制限食』が紹介されている。『これは糖質だけが血糖値を上げやすいということから出てきた考え方なんです』と糖質制限の概要が説明される。

順天堂大学大学院教授・河盛隆造氏は専門医としての立場から以下のように述べている。(録画から文章に起こしてみた)
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少し今ブームになってるんですね。
だけど少なくとも私は糖尿病の方、糖尿病と診断されていてまだ治療を受けておられない方、あるいは既に治療を受けておられる方、そういう方では非常に慎重にしていただきたいという風に思ってます。

と言いますのは、健康な時はいくら暴飲、暴食をしても血糖値は見事にコントロールされてますね。だけど糖尿病の方はインスリンの分泌が落ちていたりインスリンの働きが低下しているのですね。だから血糖値が高くなってしまっている。

そして血糖値を上げるのは糖質だけだとよく言われますが、例えばステーキを食べます。タンパクが分解されます。そのステーキはインスリンの分泌も刺激して血糖値を上げるグルカゴン(肝臓からブドウ糖を放出して血糖値を上げるホルモン)というホルモンの分泌も刺激するんですね。両方が増えて肝臓がブドウ糖をたたき出して、全身の細胞がブドウ糖を使って血糖値は変わらない。

ところが糖尿病の方ではインスリンの分泌が低くなっています。グルカゴンは却って強くなっています。従ってステーキを食べても実は血糖値は上がってしまうんですね。

もうひとつ大事なことは脂(あぶら)がどんどん体の中に入ってきます。実はタンパクの処理をしたり、それから脂肪の処理をするのもインスリンです。このインスリンの力が落ちてきているのが糖尿病ですから血糖値は少し抑えられたとしても、血液中の中性脂肪が上がったり、そのような問題が出てきますね。

それから僕たちの体は寝てる間も1時間に5gから10gのブドウ糖を使ってます。そうすると24時間にわたって少なくとも150g程度のブドウ糖は炭水化物から取らないといけないですね。

それが足らなかったら実は筋肉からタンパクがブドウ糖に変わるために、筋肉のタンパクが減ってきたり、そして脂肪をエネルギーに変えようとすると、種々の老廃物が増えてきたりするんですね。

現実に糖尿病の方がかかりつけの先生方と充分に相談なさらないで、こういう治療をしてみたと。そうすると不具合が起こってきた、生命の危機にさらされた、こういうケースも少なからず報告され始めました。

従いまして、かかりつけ医の先生方と緻密に正直にご相談なさってやっていただきたいなと私は思っております。
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河盛教授は糖尿病の泰斗らしいが、ブームという言葉で終わらせて欲しくないものだ。NHKは糖質制限を実践している医師の発言も報道する必要性があるのではないか。

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◆医学的には素人です。糖質制限に関わる注意事項などは以下の書き込みを参考にしてください。
■『始める前に気をつけること』
  http://blog.goo.ne.jp/ms926/e/2c2dcd07666850d30814824754566492

◆【糖質制限食とは】&【糖質制限食を実践される時のご注意】(江部Dr.のブログ)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2191.html

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