BIG JOE MOE - SINGIN' SAMMY WARD → VOL2 DISC7-9
(BRIAN HOLLAND - WILLIAM “MICKEY” STEVENSON)
PRODUCED BY DRE-MIC: ANDRE WILLIAMS AND MICKEY STEVENSON
RECORDED DECEMBER 9, 1961
RELEASED AS TAMLA 54057 A, MARCH 1, 1962
EVERYBODY KNEW IT BUT ME - SINGIN' SAMMY WARD → VOL2 DISC7-10
(BERRY GORDY - GWEN GORDY FUQUA)
PRODUCED BY BERRY GORDY
RECORDED NOVEMBER 15, 1961
RELEASED AS TAMLA 54057 B, MARCH 1, 1962
話題のソウル・レコード・ガイド=「楽SOUL」でも取り上げられていたレコード。
ノンリズムの導入部。腹の底から発せられた声に圧倒されますね。リズムインしてからも、バックの演奏を引率していく迫力のヴォーカル。またリズムが流されずにアクセントによって全体をグッと引き締めるドラムも素晴らしい。
このA面のタイトルは、盛り上がっているパーティにSAMMYを入れてくれない、とっても非友好的なドアマン=「BIG JOE MOE」のことを歌った歌ですね。ストーリーは1956年にDOTレーベルからPOPチャート1位のヒットとなった「THE GREEN DOOR」を思い出させるナンバーとのこと。
この曲のプロデューサー・チーム=DRE-MICの1人、ANDRE WILLIAMSによると「背の低いが声の大きい奴だった。」という印象があったようです。彼のことをANDREはまた、「教会出身だが彼は優れたブルース・シンガーだ。」とも回想しています。
(「COMPLETE MOTOWN SINGLES VOL.1」より)
B面はゆったりとしたロッカバラード風のナンバー。女性コーラスに加えて、男性のベースヴォーカルの声が耳に残りますね。
また、全編にわたって引っ掻くようなピアノがブルース風味を加味しています。
そんな演奏をバックに、彼にしてみると幾分控えめな表現のように感じますが、他のモータウンのシンガーと比較すると十分過ぎるほど熱情的な歌が堪能できます。
WARDはデトロイトの酒場でそのプロとしてのキャリアをスタートさせました。それこそデビューはTAMLAから発表した「WHAT MAKES YOU LOVE HIM」(TAMLA-54030)。そして何故か同じレコード番号で出されたSMOKEY ROBINSONのペンによる「WHO'S THE FOOL」がR&Bチャート28位の小ヒットとなったのは以前見ましたね。
GORDYは彼をスターにすべく色々試みましたが、彼の魂の中に深くしみ込んでいるブルーズ・フィーリングのためか、その試みは1度たりとも、ヒット曲という結果を生み出すことはありませんでした。
それにしても前回のシングル(TAMLA-54049)は「SINGIN'」をつけてませんでしたが、今回は何故かついてますね。
(BRIAN HOLLAND - WILLIAM “MICKEY” STEVENSON)
PRODUCED BY DRE-MIC: ANDRE WILLIAMS AND MICKEY STEVENSON
RECORDED DECEMBER 9, 1961
RELEASED AS TAMLA 54057 A, MARCH 1, 1962
EVERYBODY KNEW IT BUT ME - SINGIN' SAMMY WARD → VOL2 DISC7-10
(BERRY GORDY - GWEN GORDY FUQUA)
PRODUCED BY BERRY GORDY
RECORDED NOVEMBER 15, 1961
RELEASED AS TAMLA 54057 B, MARCH 1, 1962
話題のソウル・レコード・ガイド=「楽SOUL」でも取り上げられていたレコード。
ノンリズムの導入部。腹の底から発せられた声に圧倒されますね。リズムインしてからも、バックの演奏を引率していく迫力のヴォーカル。またリズムが流されずにアクセントによって全体をグッと引き締めるドラムも素晴らしい。
このA面のタイトルは、盛り上がっているパーティにSAMMYを入れてくれない、とっても非友好的なドアマン=「BIG JOE MOE」のことを歌った歌ですね。ストーリーは1956年にDOTレーベルからPOPチャート1位のヒットとなった「THE GREEN DOOR」を思い出させるナンバーとのこと。
この曲のプロデューサー・チーム=DRE-MICの1人、ANDRE WILLIAMSによると「背の低いが声の大きい奴だった。」という印象があったようです。彼のことをANDREはまた、「教会出身だが彼は優れたブルース・シンガーだ。」とも回想しています。
(「COMPLETE MOTOWN SINGLES VOL.1」より)
B面はゆったりとしたロッカバラード風のナンバー。女性コーラスに加えて、男性のベースヴォーカルの声が耳に残りますね。
また、全編にわたって引っ掻くようなピアノがブルース風味を加味しています。
そんな演奏をバックに、彼にしてみると幾分控えめな表現のように感じますが、他のモータウンのシンガーと比較すると十分過ぎるほど熱情的な歌が堪能できます。
WARDはデトロイトの酒場でそのプロとしてのキャリアをスタートさせました。それこそデビューはTAMLAから発表した「WHAT MAKES YOU LOVE HIM」(TAMLA-54030)。そして何故か同じレコード番号で出されたSMOKEY ROBINSONのペンによる「WHO'S THE FOOL」がR&Bチャート28位の小ヒットとなったのは以前見ましたね。
GORDYは彼をスターにすべく色々試みましたが、彼の魂の中に深くしみ込んでいるブルーズ・フィーリングのためか、その試みは1度たりとも、ヒット曲という結果を生み出すことはありませんでした。
それにしても前回のシングル(TAMLA-54049)は「SINGIN'」をつけてませんでしたが、今回は何故かついてますね。
The Complete Motown Singles, Vol. 2: 1962Various ArtistsMob Entertainmentこのアイテムの詳細を見る |