これは、本当にあった話です…
私は、病院の事務をしています。
少し前に独居のお婆ちゃんが入院してきました。
この方は、色々な人生があったようですが 旦那さんも亡くされて 一軒家に一人で住んでいました。
ちょっと体調が悪くなって、一人じゃ心配なので入院する事になったそうです。
旦那さんの残された財産もあってかなりの資産家!
そして、結構なわがまま (^^;)
ある日、私のいる事務所に電話がかかってきました。
「Wさんが、入院しているってお聞きしたんですが…」
とどこか東北なまりのある低い声で、年配の女性からでした。
「お知り合いの方ですか?」
「はい…それで、具合はどうですか?」
「そういう事は、ここでは…」
まだ個人保護法もない頃でしたが、患者さんの容態はやっぱりここでは言えません。
まして、財産を狙っている人がたくさんいるって話も聞いていたので。
もしかしたら、死ぬのを待ってる?? ますます言えな~い!!
(Wさんというおばあちゃん、そんなに悪くて入院しているわけじゃなかったんだけど)
「申し訳ありません」
と言うと
「のろっています…のろっています…」
と言って、電話が切れました。
きゃ~~~!!!やっぱり、死ぬのを待ってる人~??
受話器を置くなり、事務所の他の二人に今の電話の内容を話すと…
「ぷ ぷははははは~」
と馬鹿笑い なんで??
まだ恐怖が残っている私は、半分怒って
「何で笑うの~~??もしかしたら財産狙っている人かもしれないよ~」
「その人はね。 Wさんの知り合いだよ」
「じゃあ何で、『のろっています…』 なんて言うの?」(`д´#)
「だから… その人は、 ”野呂さん” だよ。
ちょっとなまって聞きづらいけどね」
(へ?? の ろ さ ん? 名前だったの~??
”野呂って言います”って事??)
めっちゃ押し寄せてくる、恥ずかしさ…
とまた、みんなで大笑い。 その上
「聞いて~聞いて~」
なんて看護士さんにも笑い話として 言っていました…(⊃д⊂)
まあ半日しかいないパートの私には、わからない事もあるんです。(他の二人は職員だからね)
でも全てが万事こんな風…いっつも笑いを提供しています(^^;)v
今日も病院のどこかで笑い声が聞こえたら、それは私です!!
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