日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2016 - 今後の予定

2016-01-01 23:57:56 | 東海
腹ごしらえを済ませたついでに一風呂浴びて、ようやく一息つきました。ここで本活動の行程を抜本的に見直します。
悠長に一般道を走ってきたこともあり、神戸からの夜行のフェリーには事実上間に合わなくなりました。しかるに次の便が出るのは朝の八時で、それまで延々待ちたくもありません。その結果、当面は徳島まで自走する前提でひたすら走り、力尽きたところで車中泊という流れが予想されます。これにより、往路は徳島まで自走、復路は高松からフェリーという、一昨年の正月とおおむね同じ経路となる見込みです。
時間的には、四日市あたりのビジネスホテルに飛び込み、翌朝再始動してもおかしくない状況ではあります。しかしそれでは丸一日休養して明日の未明に出るのと時間的にも金銭的にも変わらなくなるため、全く意味のない選択です。今夜は体力の続く限り走り続けるしかありません。
早い段階で高速道に乗っていれば、夜行のフェリーにもどうにか間に合ったとは思います。しかし、たとえ時間が押そうとも、無味乾燥な高速道を延々行くより、長距離トラックばりに一般道を延々行く方を選びたかったというのが真相です。結果としてフェリーに乗り損なうことについては納得しており、この先の移動についても楽しみにしています。
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新春の四国を行く 2016 - オートレストラン長島

2016-01-01 22:43:54 | B級グルメ
その後一般道をひたすら走って三重県に入りました。出発以来飲まず食わずで空腹感も限界です。沿道に以前も世話になった温泉併設のドライブインがあるため、ここで腹ごしらえを済ませます。立ち寄るのは「オートレストラン長島」です。
本音をいえば、この時間まで引き延ばしたくはなかったのです。しかし、元日という特殊事情が災いして、どうにも選択肢がありませんでした。延々四時間以上休まず走ってきた中で、沿道に現れるのは十中八九が𠮷野家かすき家、あとは山岡家か全国チェーンのファミレスといったところで、旅先の食事としてはいささか侘しいものばかりです。そのような中、頼みの綱だった「さわやか」は、ただでさえ人気店の上に他の選択肢がないという事情も重なり、時間をずらして四軒ほどのぞいたものの、どこも相当数の待ち客が出ていて取りつく島もありません。名古屋にあるはずだった横綱の看板も見当たりません。遠くからでもあれほど目立つ看板が見えないということは、今日に限って正月休みなのでしょう。いよいよ選択肢がなくなるに至って、長島のドライブインが開いていれば入り、それさえ振られてしまえば牛丼で手を打とうと覚悟を決めて車を走らせると、見覚えのある派手なネオンサインが見えてきたというのがここまでの顛末です。まさしく地獄に仏でした。
注文は味噌カツ定食680円也。素っ気のない店内ではありますが、ドライバー御用達とでもいうべき殺伐とした雰囲気は自分の好むところです。客層を反映してか、定食にはかなりの物量感があり、大きめのお椀になみなみ入った赤出汁にも中京らしさが感じられます。温かい食事がこれほどありがたく感じられる場面もそう多くはないでしょう。元日から休まず働くおばちゃん達に感謝します。

オートレストラン長島
桑名市長島町福吉526-17
0594-45-8866
食堂 24時間営業
温泉 1000AM-700AM
入浴料500円
泉質 アルカリ性単純温泉
泉温 54℃
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新春の四国を行く 2016 - 糸合シ由

2016-01-01 19:30:06 | 東海
焼津までは150号線を、そこから先は1号線のバイパスを下っています。燃料をまだ半分も消費していない段階ではありますが、袋井市街に入ったところで給油を済ませておきます。元日ともなると、24時間営業のスタンドさえ短縮営業になるところが少なからずあるため、先手を打った次第です。本日の単価はレギュラー110円でハイオクが121円也。自家用車に乗るようになって以来の最安値です。
ところで、賢明な読者の方は、焼津から東名に乗ると申したのを覚えているかもしれません。結論から申しますと、予定を変更してこのまま1号線を下ります。というのも、新東名と合流してから音羽蒲郡のボトルネックまでが、20km近く渋滞しているとの情報が入ってきたのです。未明に出ていれば難なく通過していたでしょう。出遅れの弊害がまたしても出てしまいました。
とはいえ、天下の国道1号線だけに、流れは終始良好です。正月で大型車がほとんどいないのも助かります。この先渋滞が解消すればそこから東名に乗り、そうでなければ23号線に入って引き続き一般道を下るつもりです。
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新春の四国を行く 2016 - キャンプ日和

2016-01-01 17:33:12 | 東海
五時半を回って残照も弱まってきました。しかし完全に暗くなるまでにはまだ時間が要りそうで、東の空には富士山の稜線が浮かび上がっているのも見えます。日の入りがわずかとはいえ延びつつあるのを実感する光景です。
この後は腹ごしらえを済ませて焼津から再び東名に乗ります。その先は伊勢湾岸道、東名阪道、名阪国道と乗り継いで、最終的には阪神高速で神戸へ向かうことになるでしょう。何時間かかるかは未知数ながら、深夜一時のフェリーに乗ればよいため、まだ時間を気にするような段階ではありません。実は、これまでジャンボフェリーに乗るというと夜行ばかりだったため、あえて見送り翌朝のフェリーに乗るのも一案かと考えています。そうするならなおさら余裕が出てきます。

ちなみに気温は8度で無風、やや冷えながらもキャンプには問題のない条件です。考えることは皆同じということか、砂浜には首都圏からのキャンパーが一組。明らかにゲリラキャンプであり、褒められた行為とはいえないものの、ここでキャンプをしたくなる心情は理解できます。
静岡でこれなら、瀬戸内では同等かそれ以上に暖かいのではないでしょうか。冗談半分で持参したキャンプ道具が、実際に役立つ場面も出てきそうです。
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新春の四国を行く 2016 - 三保の松原

2016-01-01 17:15:24 | 東海
この展開を予想できた方はいらっしゃるでしょうか。只今三保の松原で夕景を眺めています。
快晴下を高速道で延々行きたくないとは申しましたが、結局厚木から富士川までは東名に乗りました。四国を目指す以上、湘南を通って箱根を越えてという段階から悠長に進んでいては、いつ着くのかも覚束ないからです。それに加え、東名で先を急げば、日本平か三保の松原で夕景を拝めるのではないかという期待もありました。
かくして訪ねた三保の松原ですが、富士川に着いた時点でかなり日が傾いてきており、こちらに着くのとほぼ同時に富士山の頂に差していた残照がなくなるという、何とも切ない結果でした。せめてあと一時間早く出ていれば、駿河湾の向こうに鎮座する富士山が夕日に染まり、それが茜色から紫色に移り変わる一部始終を見ることができたのですが。冬場に必ず再訪するつもりではあり、近いうちに再挑戦の機会は訪れるものの、今日の空が滅多にないほどの快晴だっただけに、喪失感は非常に大きいものがあります。年内にやるべきことを片付けられなかった報いが、ものも見事に現れてしまいましたorz
ただ、富士山の夕景こそ空振りに終わったものの、砂嘴の反対側から観る西向きの眺めだけは最高です。弓形の砂浜に静かな波が打ち寄せ、凪いだ水面の向こうで日本平が影絵となって、茜色の空が次第に色褪せて行く中、清水市街の明かりが浮かび上がって行きます。観光客は決して立ち寄らない穴場です。この夕景をしばし眺めてから移動を再開します。
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新春の四国を行く 2016 - 出発

2016-01-01 12:55:40 | 関東
未明に出て距離を稼ぐつもりが、昼過ぎになるとは痛いものがあります。ようやく準備を整え出発するところです。
ここまでの顛末を申しますと、最低限の片付けと旅支度を終えた時点で、元々出ようとしていた時間帯になってしまい、しかもその時点で年賀状は全くの手付かずで、終わる頃には夜が明けるだろうと予想されました。五日間の長丁場を考えると、一睡もせず旅立つのも現実的ではなかったため、やむなく仮眠をとって目覚めたのが七時頃です。それから年賀状を一通り片付けたところで再び疲れが噴出し、再度仮眠をとって今に至ります。一冬で何度もない快晴となっただけに、実質半日以上も無駄にしてしまったのが悔やまれますorz
出発がここまで遅れると、全体の行程にも少なからず影響が出てきます。本来ならば東名で距離を稼ぐつもりでいたところ、快晴下を高速道で延々行くというつまらぬことはしたくありません。第三京浜、横浜新道、西湘バイパスと経由し、箱根を越えて東海道を下るという経路を考えています。そうすると、少なくとも静岡県内で確実に日が暮れるでしょう。今日中に神戸まで走り、高松行の夜行のフェリーに乗るというのが元々の構想ではありましたが、時間的に厳しいようであれば一便見送り、フェリー乗り場で仮眠してから明朝の便に乗るという選択も考えます。凍えるような寒さだった前回とは違い、この暖冬なら車中泊でもなんとか乗り切れそうだと見込んでのことです。いずれにしても高松まで行くことができれば、その後は元々考えていた行程にどうにか追いつける状況となります。
ちなみに、今回はキャンプ道具一式を積み込みました。嘘か真か、日中の最高気温が15度超、最低気温も10度をわずかに切る程度という予報が出ており、それならキャンプもやってやれないことはなさそうだからです。現地には通年入れるキャンプ場もいくつかあるため、適温無風のキャンプ日和が出現すれば決行するつもりでいます。前代未聞の正月キャンプは果たして実現するでしょうか。それを含め、五日間の道中を楽しみにしています。
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