二軒目は例のごとく静岡に河岸を替えました。訪ねるのも前回と同じ「昇菊」です。
名酒場がひしめく清水と静岡だけに、呑み屋の取捨選択には毎度頭を悩ませても、トリについてはこの店ということで迷いがなくなってきました。それでは何がそこまでよいのかといえば、古い小路の呑み屋長屋の佇まい、季節感に満ちた品書き、修行を重ねた店主の腕前と立ち振る舞い、そして店主と女将と常連客が醸し出す居心地のよさということになるでしょう。
中二週で品書きが全く替わることもないとはいえ、山うど酢味噌に春野菜の天ぷらなど、季節を先取りした食材が少しずつ出始めています。それらの中からまず選んだのは鰹で、飾り包丁を幾筋も入れた皮付きの造りは目にも美しく、添えられた生海苔ともども素材のよさと仕事の丁寧さがありありと感じられます。山うどの若々しい香りもまさに春です。季節の移り変わりをしみじみ感じる一夜となりました。
★昇菊
静岡市葵区両替町2-3
054-272-0701
1730PM-030AM(日祝日定休)
志太泉・正雪
お通し(ふぐ皮煮こごり)
かつお造り
山うど酢みそ
おむすび・みそ汁
名酒場がひしめく清水と静岡だけに、呑み屋の取捨選択には毎度頭を悩ませても、トリについてはこの店ということで迷いがなくなってきました。それでは何がそこまでよいのかといえば、古い小路の呑み屋長屋の佇まい、季節感に満ちた品書き、修行を重ねた店主の腕前と立ち振る舞い、そして店主と女将と常連客が醸し出す居心地のよさということになるでしょう。
中二週で品書きが全く替わることもないとはいえ、山うど酢味噌に春野菜の天ぷらなど、季節を先取りした食材が少しずつ出始めています。それらの中からまず選んだのは鰹で、飾り包丁を幾筋も入れた皮付きの造りは目にも美しく、添えられた生海苔ともども素材のよさと仕事の丁寧さがありありと感じられます。山うどの若々しい香りもまさに春です。季節の移り変わりをしみじみ感じる一夜となりました。
★昇菊
静岡市葵区両替町2-3
054-272-0701
1730PM-030AM(日祝日定休)
志太泉・正雪
お通し(ふぐ皮煮こごり)
かつお造り
山うど酢みそ
おむすび・みそ汁