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赤札

2014-05-21 08:53:47 | その他
 赤札を貰ってきた!  

 かって赤札と言えば、目玉商品などの値札のことで、店側は販売促進から購入者は安く買うための
目印としていたものだが、現在ではこうした赤札の値札は殆ど見かけなくなってしまった。

 ドラッグストアやスーパー、量販店では、この赤札と同じ趣旨でやたら滅多に賞品に購買意欲を掻
き立てようと値札やキャッチコピーを貼り付けている。だから現在でも「赤札」はその色を変えて、現
在も勿論生きている。

 ただここでいう「赤札」はそうした俗物ではなく、誠に有難い神聖なものである。川崎大師で10年
に一度の吉例大開帳奉修が14年5月1日から同31日まで行われていて、その期間の決められた
時に行けばこれが貰えるのである。10年後には行ける保証がないので今回行ってきた訳である。




 縦10cm、横3cmほどの小片であるがこのご利益たるや大変なもので、
「この赤札をいただけば、無量の功徳を授かるといわれています。また、罪障消滅して遍く利益が
得られるばかりでなく、 一旦危急に面した場合にも、あらたかな霊験の不思議が あらわれる」



 どうです凄いでしょう!特に日頃罪障を積み重ねているわが身にとってはこれは都合がいいと5月
20日にお参りして、見事霊験新たな「赤札」をゲットしてきた訳であります。

 ただこれを得るには少々苦行が待ち受けている。川崎大師の境内に入ると、4人毎に横に並ばさ
れる。これが2人や3人で並ぼうものならたちまち激しい指摘を受けキッチリ4人でなければならない
のである。その4人の列が縦方向に100組ほども並び、その大きな列が更に横に10列ほどもある
のである。だから4,5千人ほども一回の赤札授与に並ばされるのである。炎天下で2時間近くも並
ばされるので、大半はよぼよぼの老人が多く、救急車が出動の事態となる。

 まるで北朝鮮のパレードのごとく隊列を乱すことなく最後まで並び通すことを求められる。少しで
も4人の横列を乱すと掛かりの人が飛んできてこんこんと諭すのである。一応こうした所であるから
罵詈雑言は浴びせられないが、言葉は違うが内容は罵詈雑言そのものである。

 かくしてご本尊様など参拝のあと、最後の出口のところで、沢山の僧侶の方の読経が流れるなか
この有難い「赤札」を合掌しながら有難く頂くことになる。外に出るとこの赤札を入れる紙入れを売
っている。赤札自体はペラペラの誠に頼りない紙質なので何かに挟んでおかないとくしゃくしゃに
なるので注意が必要だろう。今は僕の財布にしっかりと納めているので今後10年は功徳を得たり
罪障は消滅し、危急も避けて通れること間違いない!

 詳しくはこのHPに書かれているので参照なさるとよい。

 →川崎大師赤札




 

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