五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

MAGIC

2007-10-28 13:21:15 | 音楽
前略
 ブルース・スプリングスティーンさま

E・ストリート・バンドとツアーに明け暮れていた頃のB・スプリングスティーン。
"永遠の人生は約束できないが、今夜、この一瞬だけは約束する…"
こういいながらロックンロールを演奏しオーディエンスを魅了していた”ボス”が
帰ってきたのですね。まさにマジック!

Magic (2007) / Bruce Springsteen
アルバム”明日なき暴走 Born to Run”や”ザ・リバー The River”頃のようなご機嫌な
ナンバーが一杯でうれしいのです。E・ストリート・バンドの息の合った演奏もいい。
"BIG MAN"クラレンスのサックスのからみ具合が素晴らしい・・・涙でますよ。

NYのテロ以降、ヘビーな曲や自らの音楽ルーツ回帰の楽曲によるアルバムを
成功させてきたB・スプリングスティーン。このアルバムは、古いファンも安心できる
裸一貫(フロントカバーでは、Tシャツ一枚着てますが 笑)で、またダチと一緒に
あの頃のようにツアーにでるよと宣言してるのですね(現在、全米ツアー中)。

日本へもツアーしてもらえないものでしょうか。"BRUUUUuuce~!!!"
今夜も『あの一瞬』を夢見て、このアルバムを聴く秋の日和でございます。
                                    
                        草々
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TOTOはtotoBIGの事じゃないよ

2007-10-25 18:56:10 | 音楽
1口300円で購入でき現在キャリーオーバー中で、当選賞金はなんと!
最高額6億円になってるtotoBIG。当たったらどれだけCDが買えるかな?
ちゃうちゃう、サッカーくじ話じゃなくて...。
ハイドラ Hydra / トト TOTO (1979)

ハイドラ(ヒュドラ)は、ギリシャ神話では英雄ヘラクレスに退治される九つ頭がある
水蛇怪物のこと。ヘラクレスに首を剣で切り落とされてもまた生えてくる凄いやつなのだ。
ジャケットのスレンダーな男は、現代の英雄ヘラクレスをイメージしてるのかな?

アルバム最初の2曲はタイトルに関連し、タイトル曲はおおげさなプログレ風でちょっと
いただけないが、2曲目” St.George and The Dragon ”はポップで良いデキ。
そして3曲目スマッシュ・ヒットした” 99 ”は気持ちいいAORで大好きな曲(全米26位)。
この後 アルバム4作目が空前の大ヒットを飛ばしトトBIGになったとさ。・・・TOTO神話(笑)

ところで、ギリシャ神話を題材にしたアルバムや楽曲はロック音楽にも時々目にしますよね。
ロキシー・ミュージックのアルバム『 サイレン(セイレン) Siren 』 (1975)や
レッド・ツェッペリンの曲” アキレス最後の戦い (Achilles Last Stand )”などなど。
皆さんも秋の夜長、探してみるのもオツなものですよ。お好きな曲はありますか?
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風の街のインプレッションズ

2007-10-22 07:04:57 | 音楽
街の風がひんやりする季節、秋・・・読書と音楽に快適な時候ですね。
では、米国シカゴ(The Windy City)のソウル・グループの風に吹かれて行こう。
The Impressions(1963) 
カーティス・メイフィールドが作った魅惑的なコーラス・グループです。

ゴスペル感あふれる”It's all right”(全米4位)で、いきなりやられます。
そして”Gypsy Woman”(全米20位)いいね~!エキゾチックなアレンジに
R&Bのグルーブ感がミックスされた傑作。これには多くのカバー曲がありますね。

この2曲だけでもカーティス・メイフィールドの豊かな才能の発芽がうかがえます。
残りの曲では”Never Let Me Go”、”I need your love”、
”Sad, sad girl and boy”なんかも、いいよん。シカゴ・ソウル万才!
さらに2年後には珠玉の名曲”People Get Ready”を生んでいくんですね。

こんなファースト・インプレッションでThe Impressionsの魅力は伝わったかな?
ダメですか~。じゃ こんなブログ読んでいないで為になる読書でもしましょうね(笑)

A Tribute To CURTIS MAYFIELD (1994)
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マンハッタン

2007-10-19 21:43:55 | 映画
Manhattan(1979・米)B&W 監督ウディ・アレン
出演ウディ・アレン、ダイアン・キートン、メリル・ストリープ、マイケル・マーフィ、
マリエル・ヘミングウェイ 撮影ゴードン・ウィリス、音楽ジョージ・ガーシュウィン
・お話・
N.Y.マンハッタンでTVライターから小説家への転進をめざす男(W・アレン)と
彼を取りまく女性達を中心に、都会に生きる中年男の恋愛や日常を描く。

コンプレックスのかたまりで、かかり付けの精神科医に日ごろから世話になり
ながら大都会NYを生き抜く中年男性の生活を語らせたら実にうまいW・アレン。
きっと日本の若い女性にはもっともモテないキャラクターだろう。

でも米国では、D・キートン演ずる似非(えせ)キャリア・ウーマン達には
こういった冴えない風采のインテリ男がなぜか受けるのだ。早口で会話する
駆け引きから真の男の魅力を感じるのだろう。中身が大事ってこと!
でなけりゃ若い高校生(M・ヘミングウェイ)の心まで捉えないだろう。
・・・半分やっかみ気味で観てました、なんでそんなにモテルんだって。(笑)

深夜から、夜が白み始めるまでマンハッタンを散策するデートの粋なこと。
これだけのために映画を撮ったよう...絵画のように撮影が美しいのです。
これにG・ガーシュインの音楽がロマンティックに白黒映画!を彩っているのだ。

このサントラ盤、A面が”ラプソディー・イン・ブルー”です。そしてB面が小粋で
ジャズィー曲ありのガーシュイン・メロディがいっぱい。Jazzファンにもお勧め。
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OLDIES BUT GOODIES

2007-10-16 06:57:33 | Weblog
70年代後半~80年代前半に僕はRock'n'Rollにのめり込んだ。ラジオから流れる曲
を浴びるように貪欲に吸収していた。それは、楽しい黄金の日々。

学校帰りの夕方から、当時の洋楽好きの例に漏れず僕も米軍ラジオFEN放送からの
洗礼を受けた。ただし中波の810kHzは受信状況が悪かったので短波放送でね、
3個所の受信ポイントを時間帯によって周波数移動させての受信だ。苦労もまた楽し。

まずは定番、ケーシー・ケーサムの”アメリカンTOP40”は毎週土曜日の午後。
平日は”ディック・クラーク・ロックンロール・リメンバー”,”ジム・ピューター・ショー”,
”ウルフマン・ジャック・ショー”なんかが好きだった。

特に好きだったのは”ザ・タイムマシーン”というオールディーズ番組。
毎回、ある年にタイム・スリップしてその年の曲がかかるという趣向のもの。
日本では入手不可能な曲や珍しい曲がかかってドキドキ・わくわくしながら聴いた。
なかなか曲名や演奏者が聞きとれなくてね~。(恥)
曲が気に入っても、当時は音源を手にすることはとても困難でした。

当時日本でオールディーズとして入手できるものといえば、ポール・アンカ、
ニール・セダカ、ポール&ポーラ、プラターズetc...。甘いポップスが主流。
FEN”ザ・タイムマシーン”でかかる曲ようなレコードが欲しかった。多くのレコード店を巡り
ある輸入盤屋さんでそれは見つかった。米・オリジナルサウンド盤のシリーズ物LPだ。
でもアナログ盤では全巻の収集は、歯抜けでしか入手できないのでてとても無理でした。

時代は変わりインターネットの時代。CD化になった全巻15CDがあっさり(限定?)専用
ケース付きで入手できた。拍子抜けするくらいのバック・トゥ・ザ・フューチャーだ(笑)
これを聴くと、僕の楽しい黄金の日々が蘇るのでした。(ジャン・ジャン!)
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一粒で二度美味しい

2007-10-14 06:22:03 | 音楽
しのぎやすい気候になりました。愛犬の散歩ものんびり・ゆったり行こう~!
そんな時に聴く「おんがく」は、これ。 ( 100th Anniversary )
MARCUS GARVEY & GARVEY'S GHOST / BURNING SPEAR(1987)

ルーツ・ロック・レゲエの秀作。歌ってる内容は政治的・宗教的でラスタファリズム
(Rastafarianism)&*マーカス・ガーヴェイへの賛歌であるが”♪でもそんなの関係ね~”
ゆる~いレゲエのリズムに乗っかっているだけでリラックスした気分になれますよ~。

このバーニング・スピア不朽の名盤”MARCUS GARVEY”(1975)とこれを元にインストルメンタル
<DUB Version>アルバムにリミックスした”GARVEY'S GHOST”(1976)を加えたお得な盤です。
だから『一粒で二度美味しい』というわけであります。

日本の若いミュージシャン達が、早口で何言ってる分からないような「音愕」より
同じ何言ってるのか分からないながらリラックスした気分なるこちらの「音楽」を選ぶ休日なのです。

*マーカス・ガーヴェイMarcus Mosiah Garvey 1887.8.17-1940.6.10
(全黒人地位改善協会 (UNIA)設立、アフリカ回帰主義運動指導者、ジャマイカの英雄)
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金木犀の香り

2007-10-12 20:01:27 | 音楽
通勤途中 どこからともなく金木犀の甘い香りが心地よい。
ふと立ち止まり顔を上げて、匂いたつもとを探していたら、
先を急ぐ女性達(OL、学生)のファッションが
素敵な秋の装いなのに今更ながら気づくダメなおじさんなのでした。

こんな爽やかな秋に気づいたので、今日は Wilson Phillips(1990)

このデビューアルバムは、3曲の全米No.1(Hold On,Release Me,You're In love)
を含む素敵なハーモニーがいっぱいで、金木犀の香りのようにいい気分に
させてくれます。B面にロッド・スチュワートのバージョンでも有名なお気に入りの曲
"A Reason to Believe"(ティム・ハーディンの名曲)を収録しているが、うれしい。

ブライアン・ウィルソンの2人の娘カーニー&ウェンディと、ママス&パパスの
ジョン・フィリップスの娘チャイナ・フィリップスの3人が組んで結成された
ウィルソン・フィリップス。金木犀の花のようなオレンジのレコード内袋に、
3人の可愛らしい赤ちゃんの写真や、大人になった3人の写真もあったりで、
今日、僕を追い越していった素敵な女性達のような親近感・魅力を感じます。
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噂になりたい。

2007-10-07 20:23:59 | 音楽
グラハム・パーカー&ザ・ルーモアって、
今じゃもう知る人ぞ知るって位だけど、本当は優れたグループだったよ。
ブログでも記事が見当たらないし、噂にも聞かない。それじゃ...。

Heat Treatment「ヒート・トリートメント」(1976)Graham Parker & The Rumour
パブ・ロックの傑作ファースト・アルバム「ハウリン・ウィンドHowlin' Wind 」(1976)に
間髪を空けず発表した2ndアルバムがこれ。前作より音も厚くなって、僕はご機嫌!

このエルヴィス・コステロとブルース・スプリングスティーンが合わさったような音楽は、
両アーティストのファンはもとよりロックンロールが好きな者にはウケけること間違いなし。
いや、きっと楽しめるはず。グラハム(グレアム)・パーカーの声が最高にイカシてます。

と、まあ書きましたがコレが当時それほど売れてない=ウケなかったんだよね。
容姿が颯爽としていないとダメなのかね~。
当時爆発的に売れてたピーター・フランプトンのアルバム” Frampton Comes Alive ! ”
とアルバムカバーを差し替えて”The Rumour Comes Alive ! ”とでもしたら
噂が噂を呼び大ヒット間違いなし...かな。(笑)
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フィーリン・グルーヴィー

2007-10-04 21:29:40 | 音楽
最近、化粧品(CLINIQUE)のTV-CMに流れているCMソングが気持ちいい。
”おおッ、いい感じ!”ということで...(この曲みんな知ってるよね)。

パセリ、セージ、ローズマリー、アンド・タイム
Parsley, Sage, Rosemary and Thyme 』(1966年)
サイモン&ガーファンクルのアルバムに収録している”59番街橋の歌(フィーリン・グルーヴィー)
The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)”がオリジナルなんだ。

大好きなこのアルバム、他にも凄く癒されるフォークロックの名曲が揃ってます。
”スカボロー・フェア/詠唱 Scarborough Fair/Canticle ”
”早く家へ帰りたい Homeward Bound ”
”エミリー・エミリー For Emily, Wherever I May Find Her ”  特にこの3曲が素晴らしい。

”スカボロー・フェア”は、マザー・グースの歌(民謡)をポール・サイモンが
改作した美しい曲で僕のS&Gベスト5に入る曲だな。

ここに、ユダヤ系アメリカ人の面目躍如というべきかシニカルなユーモアを持っているという
べきか、ボブ・ディランを茶化した曲”簡単で散漫な演説 A Simple Desultory Philippic ”
が笑えます。B・ディランを知らなかった頃は、歌い方(ディランのパロディに気づかず)も
含め変な曲だなと思っていたが、今ではこんな曲も Feelin' Groovy なのです。
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Meet the Tempts !

2007-10-01 07:18:07 | 音楽
さあ10月、深まる秋の夜長。
紅茶にブランデーを数滴落としソファーにうずくまって音楽を聴く。
お供に甘いお菓子が欲しい?・・・No, No, No これがあれば充分さ。

The Temptations Sing Smokey (1965) モータン・ソウルの逸品。
スモーキー・ロビンソンの素敵な曲を、エディー・ケンドリックスの
甘いリード・ヴォーカルをはじめ、最高のコーラスで酔わせてくれます。
S・ロビンソンとテンプスがタッグを組んだ名盤です。

ビートルズもホール&オーツらも此処から多大なる影響を受けちゃう
のも無理はないよね。最高なんだから(ビートルズはスモーキー・ロビンソン
&ザ・ミラクルズのオリジナルから、いちはやくカバーしたんだ)。

"You've Really Got a Hold On Me","The Way You Do the Things You Do "
"My Girl","It's Growing"etc...。すべての曲で夢心地にさせてくれるよ。

最初聴いたときから僕はもう、テンプテーションズに誘惑されっぱなしなんだ!
今晩は、貴方もいかがですか...では、夢で逢いましょう。
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