五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

All Things Must Pass

2006-05-28 18:06:02 | 音楽
ジョージ・ハリスン3枚組の名盤"オール・シングス・マスト・パス"(1970)
ビートルズ・メンバーのソロで、はじめて全米№1になったシングルが
「マイ・スィート・ロード」My Sweet Lord(’70年12月)なんだって。

という訳で、僕はGeorge Harrisonのこのアルバムが大好きなんだ。
インド音楽や東洋思想なんかに傾倒している他のアルバムのジョージは、
ちょっと苦手なんだけどね。これはジョージの魅力が詰まった玉手箱。
3枚目(アップル・ジャム)にあるように、リラックスした中にも
輝きにみちた美しいアルバムは、僕の宝物。

古代ギリシアの哲学者の一人であったヘラクレイトス(Heraclitus)は、
「万物は流転する」”パンタ・ レイ(panta rhei)”という有名な言葉を残しました。
これは「人間は、同じ川の流れの中に二度立つことはできない。」という意味
でもあります。このアルバムでのジョージの風貌が古代ギリシア哲学者のこの
言葉を思い起こさせます。ビートルズからの旅立ちをこのアルバムで宣言
してるんじゃないでしょうか。

有形無形を問わず すべてのものは変化し、永遠に続くものなどない。
いろんな 人に出会い、いろんな人にお世話になり(このブログもそうだよ)
おかげさまで、素晴らしき人生が送れたといえるようになりたいね
ジョージ・ハリスンのように。 Hallelujah !
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恋はこれっきり

2006-05-27 11:14:01 | 音楽
唐突ですが、クリフ・リチャード(Cliff Richard)お好きですか?
甘いハスキーな歌声とルックスの良さで、アイドル歌手・スターとして人気者
になりました。英国女性の女心を離さないのはわからないでもありません。
 .注:オッホン 俺は、男だ!w

英国のエルヴィス・プレスリー、英国の加山雄三などと語られますが、
本国では、現在でも国民的人気歌手として不動の地位を築いています。
時折、発表される英国の音楽関連ランキングなんか見ると
人気・実績の凄さにビックリすることがありますよね。

僕は最初ナツメロ歌手(オールディーズ)として、ヒット曲(ヤング・ワン、
サマー・ホリデイ、ラッキー・リップスetc...)をラジオで聴いていました。
でも’60年代のバックバンドThe Shadows(昔はThe Driftersと名乗っていた)
のサウンドが気に入って、後にベスト盤をおさえるまでになりました。

洋楽をよく聴くようになり「全米トップ40」の影響で米国中心の音楽生活
のある日。デヴィル・ウーマンDevil Woman(’76 6位)、恋はこれっきり
We Don't Talk Anymore(’80 7位)、ドリーミンDreamin'(’80 10位)
がヒットしたときは、クリフ・リチャード?まだやっていたんだと再認識
するやら、ビックリしたものでした...コアなファンの方ごめんね。

所有してるレコードはLP1枚(写真)とCD1枚どちらもベスト盤
クリフはこれっきりです。
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カップヌードルには、これを御一緒に

2006-05-24 21:50:28 | 音楽

メンドシーノ/サー・ダグラス・クインテット(1969)
*テックスメックスの雄、ダグ・サーム率いるバンドの3rdです。

ビートルズとサイケの洗礼を受けた心地いいテックスメックスを聴きたいならコレ。
バーズのような曲 "アイ・ドント・ウォント" や ”アト・ザ・クロスロード” など
のんびりとしたカントリー,ブルースのなんとも味わいのある曲群は
ゆる~い感じがいいです。("テキサス・ミー"は最高!)

このCDのおいしい食べ方?は、次のとおり。
太陽あびてのお昼寝のあと、カップヌードルを作るのだ。そして
コレをBGMにしながら食すれば、ノー・ボーダー!(テックスメックス編)です。
お腹もいっぱいになり幸せを感じます。僕だけ?
ボーナス曲(11曲目)逸品!”Sunday Sunny Mill Valley Groove Day”
なんか聴くと、もう至福の時。体脂肪なんて気にしな~い。

*テックスメックスとは…
メキシコ国境近くのアメリカで生まれた音楽を指す言葉。
メキシコ文化とアメリカ文化の混ざったファッション、カルチャー、
食文化を含めて、テックスメックス・スタイルと呼ぶ。

(おまけ)
メンドシーノは、米国カリフォルニア州北部の町のことで ワインと
ジェームス・ディーンの映画「エデンの東」(1954・米)ロケ地として有名らしい。

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ディズニーガール(2006)

2006-05-22 21:33:01 | Weblog
「あー楽しかった。」
わが子が、修学旅行から帰ってきての第一声。
5月17日から2泊3日筑波、東京、横浜、東京ディズニーランドへの旅行。
夕食時に楽しそうに話す土産話を聞いていた...。

グループでの活動もあり、学習テーマによって回るコースが少しずつ違うそうだ。
筑波は、筑波宇宙センターを(彼女のグループ学習テーマ)訪問。
予定では東京に戻り秋葉原も回る予定だったが、時間がなくて割愛したとのこと。
うまく回ったグループはメイドカフェにも入ったらしい。
(平静を装っていたが、メイドカフェにはお父さんも行きたかった!)

横浜は、山の手、山下公園をまわり中華街では、ギョウザ、中華まん作りを
実践したそうだ。講師が、本場中国の方なのであまり意思疎通が出来なかったが、
作ったものは「美味かった!」とのこと。
(お父さんも食べたかった。)

東京は、国会議事堂見学などの後フジテレビへ。
弟が『モヤットボール』をお土産にリクエストしていたが、グループの子が
誰も買わなかったので恥ずかしくて買えなかったとのこと。(乙女の恥じらい?)
違うグループの彼女の友人が、「猫ひろし」に会って写真を撮ったらしい。
(もし、初めてあった芸能人が「猫ひろし」だったらなんとも凄い。・・・にゃー!)

夜は、東京湾をナイトクルージング、夜景が綺麗だったて。
(公立中学校の修学旅行で、そんなのありか?)

最終日は、半日東京ディズニーランドで遊んだそうだ。
数年前の卒業生がミッキーマウス(人がはいってる着ぐるみ)を
池に落とした理由?で半日に縮小になったらしい。
(ホンマかいな?)

<...思い出す...Far Away Eyes ...アマルコルド...>
僕が行った修学旅行(東京&日光)とは、すごく違ってるんだね。
移動はずっとバスで団体行動。お土産は、三角形のペナントとか『友情・根性』
などと刻印された卓上カレンダーや置物、無意味な木刀を買ったりしてたもんな。

夕食を終えたあと、お土産のクッキーやチョコを食べながら、ノスタルジックな
ビーチ・ボーイズの”Disney Girls (1957)”を聴いて僕の青春を懐かしむのでした。
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East Coastのビーチ・ボーイズ

2006-05-20 18:21:01 | 音楽
一度聴いたら忘れられないファルセット・ボイス。
そう、フランキー・ヴァリ&ザ・フォーシズンズ。
アメリカン・ポップスを好きな人は誰でも耳にしたことがあるはず。

『シェリー、恋はヤセがまん、恋のハリキリ・ボーイ、悲しき朝やけ、
悲しきラグ・ドール、サイレンス・イズ・ゴールデン(沈黙は金)、
バイ・バイ・ベイビー、レッツ・ハング・オン、愛はまぼろし、1963年12月
(あのすばらしき夜)、君の瞳に恋してる、瞳の面影、グリース...etc』
これらを収録している彼らのオールタイム20曲入りベスト盤(日本独自編集:1991)。

木曜日(18日)頃ぐらいから、2年ぶり!の風邪をひきまして調子悪かった。
医師の処方薬を飲んでひたすら寝る。やっと回復しました。

このCDを聴いて布団から飛び起きたのだ。
風邪はヤセがまんじゃ治りません。
やっぱオールシーズン元気でないとね。
腹減ったぞ!
視聴参考・米国編集盤⇒Very Best of Frankie Valli and the Four Seasons
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メモリーズ

2006-05-18 07:22:01 | 音楽
こんな僕でも、仕事や人間関係、言葉によるボタンの掛け違い
なんかによって争い、めげるときもある。

僕の”落ち込みから脱出する50の方法”のひとつがこれ。

そんなときは、家に帰り風呂にゆっくりつかった後、部屋の蛍光灯は消す。そして、
白熱球スタンドの灯火で、熱い珈琲とターン・テーブルにはバーブラ・ストライサンド。

心落ち着く曲”エヴァー・グリーン”や”追憶”なんかを聴きながら、
自分の悪い所はチョットだけ反省し、不愉快・不満な所は「バカヤロー!」
言いながら、珈琲の苦味と一緒に飲み干すのです。

そんでもって心のモヤモヤが多少なくなってきて、バーブラの歌唱が心に再び
染み込んでくれば、今日はおつかれさま。

いやなメモリーは、さっさと外付けハード・ディスクに記憶してもらいましょう!

(閑話休題)

バーブラ・ストライサンド;鼻っ柱が強そうで、最初はとっつきにくかったけど
歌を聴くとやっぱり良いね。
映画「追憶」(1973・米)、「スタ-誕生」(1976・米)の主題歌の影響強しです。

B・ストライサンドの鼻がもう少し低かったら,
ポピュラー音楽の歴史は変わっていただろう...かな?(笑)

『キスする時、鼻は邪魔にならないの?』”Where do the noses go ? ”
By イングリッド・バーグマン「 誰がために鐘は鳴る」(1943・米)より
Memories (1981)Barbra Streisand
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Urban Cowboy

2006-05-16 07:33:00 | 映画
アーバン・カウボーイ(1980・米)
監督ジェームズ・ブリッジス、主演ジョン・トラボルタ、デブラ・ウィンガー
*story*
テキサスの田舎町育ちの若者(J・トラボルタ)が、都会の夜の繁華街で
繰りひろげる恋のさやあて映画。ロデオ・マシンが当時の風物詩!

映画自体は凡作(劇場で何度も眠りそうになった)だが、このサウンドトラック盤
は素晴らしい。僕は、この映画を聴きに行ってました(音楽で起きた!笑)。

アーヴィング・エイゾフという大プロデューサーの手腕により、なんと6曲も
シングル・カットされ全てトップ40入り。A.O.Rが好きな方にもお勧めです。
All Night Long (Joe Walsh)第19位
Stand By Me (Mickey Gilley)第22位
Love The World Away アーバン・カウボーイ~愛のテーマ(Kenny Rogers)第14位
Lookin' For Love アーバン・カウボーイのテーマ(Johnny Lee) 第5位
Look What You've Done To Me 燃えつきて(Boz Scaggs)第14位
Could I Have This Dance 踊りましょう(Anne Murray)第33位

さらに、既出のヒット曲が2曲収録。
Lyin' Eyes いつわりの瞳(Eagles)'75年 第2位
The Devil Went Down To Georgia 悪魔はジョージアへ(Charlie Daniels Band)
'79年第3位、ヒット・パレードのようなお徳用アルバムになってますよ奥さん。

でも、本当の珠玉はこの2曲だ。
燃えるようなR&Rの"Nine Tonight"(Bob Seger & The Silver Bullet Band)
ロマンティックなカントリー・バラッド"Hearts Against The Wind "
(Linda Ronstadt と J.D.Southerのデュエット曲)

映画はもう一度見ようとは思わないが、
このレコードは何度でも聴けますよ、お客さん![Lonely Cowboyより]
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A列車で行こう

2006-05-14 07:21:09 | 音楽
Take The "A" Train あの有名なジャズの名曲です。これ(写真)は、
”Hi-Fi Ellington Uptown ” デューク・エリントン楽団1952年の録音のもの。
Jazzの詳しい方から、この曲なら『他にも良い盤はあるのでは?』
とのご指摘を受けそうですが、僕はこの1952年録音にこだわったのです。

それは、ローリング・ストーンズの1981年アメリカン・ツアーに起因しています。
ショウのイントロとして、R・ストーンズの1曲目”Under My Thumb”に入る前
この「Take The "A" Train」が20秒程流れ、ストーンズの紹介アナウンス
が被り、ストーンズ登場と相成る。これが、すごくかっこよかったのだ!

このツアーの模様はアルバム『Still Life』(1982)や、ハル・アシュビーが監督した
記録映画『Let's Spend The Night Together』(1982)でも観る事ができます。
ミック・ジャガーが、フットボールパンツと英米国旗マントを着てステージを
走り回る元気いっぱいのツアーでしたね。今年のツアーも凄かったけど。

この20秒程流れる「Take The "A" Train」と同じバーションが、なかなか
見つからなくてJazzは詳しくなかったから...今でも、そうですけど(笑)。
やっとこの盤を(同じバージョンと判って)探し当てた時は、嬉しかったな。

この盤では、同時に”ザ・ムーチ”、”パーディド”という有名曲も
知ることができたし、最後の曲”コントラバーシャル組曲”の第1部
(Before My Time)も、ジャズの成り立ちがわかるような楽しい曲でした。

僕の数少ない大事なJAZZ Album
そして、これをきっかけとして”愛するデューク” になったのでした。
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悪いあなた

2006-05-12 07:09:01 | 音楽
梅雨に入ってしまったような天気、雨が続きますね~
ジメジメ・蒸し蒸しを何とかして、カラッとしたい気分 。
そこで、こんなのはどうでしょうか。

Heart Like A Wheel(1974)Linda Ronstadt
リンダ・ロンシュタットによるカントリー・ロックの傑作アルバム!
白黒のポートレート風ジャケットもwitchy womanの囁きが聴こえてきそう。

これ以前のアルバムは、ロデオの恋人風?(笑)で垢抜けていない。
(このアルバムの成功により)これ以降のアルバムは、
巧妙に創りこんでいるのが伺えて、ちょっとあざとい感じも否めない。
これは、素晴らしい選曲とカントリー・ロックの統一感あるトーンで
見事に構成されていて、いつまでも飽きない作品になってるね。

悪いあなた(You're No Good),いつになったら愛されるのかしら
(When Will I be Loved)の2大ヒットがそれぞれA面、B面のトップを飾り
残りの曲もアルバムの自然な流れで配置されていて気持ちよく聴けます。
艶のある見事なヴォーカルと、ハットするような感動を憶える楽曲のよさで
僕はいつも魔女の手管に堕ちてしまいます。

本当は、L・ロンシュタットに「悪いあなた」な~んて云わせたいのに!(笑)
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タイム・アフター・タイム

2006-05-10 07:23:01 | 音楽
元気ハツラツう?
オロナミンD リポビタンE そんなつまらないもの飲まなくても。では・・・
オロナイン鶴光でおま~。*****なんでやねん!
ええいシンディ・ローパー(Cyndi Lauper)で元気に行こう Be bop-a-lu-she bop!

She's So Unusual(1983)は、親しみやすいポップ・ロックアルバムで大ヒットしたね。

1stシングル ハイスクールはダンステリア”Girls Just Want To Have Fun”(全米2位)
”She Bop”(同3位)”All Through The Night”(同5位)
”Money Changes Everything”(同27位)どんどんシングル・カットされ
スマッシュ・ ヒット!。人なつっこいキャラクターもウケてましたね。

セカンド・シングルとして発売されたのが”Time After Time”(初の全米№1)
これは、ほんと良い曲。シンディ・ローパーの曲では一番好きかな。
シンディー本人が「二度とこの曲を越える歌は書けない」とまで言わしめた名曲。
詩がイイし、メロディーも最高です。だからこそ多くの人にカバーされてるんだね。
”何度でも何度でも”聴いても飽きない曲です(ベタで御免)。

「疲れていたらカワイクないぞ」(by 深津絵里法師)
元気出していきましょう、ザーサイ!?
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