もなぴの徒然メモ

本当のことは報道や教育の真逆なのかも…
と思ったら自分で考える縁(よすが)に

◆厄災を想定し備えることで大難を小難にする、あるいは無難にする。

2019-08-26 15:28:54 | リスク想定

今日は晴れて日差しがあっても気温も高すぎず湿気もなくて、久しぶりに気持ちのいい陽気なのに、夏の終わりにやはり「秋の気配」を感じてなのか、気持ちがちょっと騒ぎます。

【「戦争・紛争」という非常事態を前にして「思考停止」とならないために】

24日の延長可否の通告期限を二日後に控えた2019年8月22日、韓国は一方的に日本とのGSOMIAの破棄を発表し、日米の政府関係者をはじめ多くの人々を驚かせました。

韓国という国家が「西側の自由主義陣営から離脱することを選択した」ことは、不安定化している東アジアの各国体制の激変を一気に加速させる要素のひとつとして、深刻な衝撃をもって受け止められました。

つまり、
1)韓国は「半島有事」という非常事態においては、もはや「米・日・韓」の対チャイナ・対北朝鮮の同盟の枠組みで行動する必要性はないと判断した。
2)文在寅政権にとっては、国家の総合的な信用低下による韓国経済の破綻も織り込み済み。むしろ北朝鮮との経済格差縮小により、正統な朝鮮人の政権である北朝鮮に併呑されることが望ましいと考えている。
3)短距離の核戦力を保持した「統一朝鮮国家」は、日本はもちろん、チャイナやアメリカとも「対等以上の外交」が可能となり、潜在力を発揮して強国・大国となることができる。
との「夢想の実現」に舵を切ったと考えられます。

しかし、そんな韓国・文政権の独り善がりな「夢想」とは無関係に、東アジアの諸状況はオモテに表れている事象も、水面下の駆け引きも、激変を誘発する波乱要因が噴火前のマグマのように溜まってきています。

1)米中対立での米国現政権の本気度
アメリカは、チャイナの共産党政権の覇権を絶対に認めない=政権の存続を許さない=チャイナの内乱を誘発するために、駆け引きをおこないながら最終的にはチャイナ経済を破綻に追い込む。
「トランプ大統領・米企業のチャイナからの撤退を呼びかけ」⇒あとは個々の企業のリスク判断と自己責任、「俺は事前にちゃんと警告したよ」ということ。

2)様子見を決め込むロシアを仲間に引き込むトランプ
米中対立の行方を眺めて「勝ち組」につこうとするロシアのプーチンに対して、「再度G7に加えてG8」とすることで、アメリカ側に引き込もうとしている。少なくともチャイナとロシアが手を組むことのないように、段取りに動く。

3)離脱する韓国から台湾・日本に前線機能をシフト
アメリカの安全保障上は「台湾」を「国家」として扱うこととした。日本に対しても「安保に頼らず、自分の国は自分で守れ」と「国際常識の正論」を突き付ける。

4)香港デモの武力鎮圧にプレッシャー
トランプ大統領は「習主席が香港デモ代表者と協議したら15分で解決」と、チャイナ共産党政権が絶対にできない選択肢をツイートして、武力鎮圧を牽制。もしチャイナが武力行使をおこなえば、「西側諸国による対中禁輸措置・金融封鎖等の経済制裁発動」の構え。

5)北朝鮮・金正恩とトランプ大統領の戦略的関係の継続
北朝鮮の短距離の核戦力は「いざというときは<北京を標的>とできるよう」に準備させている。北京と対立し、北朝鮮と隣接する旧・瀋陽軍区の軍事力をアメリカ側に引き込む。チャイナ内乱・分裂後の主導権を、北朝鮮の核戦力を使ってアメリカが握ることを担保するためのもの。見返りとして「キム王朝の継続・存続」を支持、半島から旧・満州に至るエリアの統治権も承認。

【「自身の生存」は「他者の人権」に優先する】
さまざまな論者が、これらの要素が具体的な「紛争・戦争」として、私たちの前にカタチを表してくるタイミングを「2021年」と見立てています。

このときに、私たち日本国民と日本政府が「思考停止」に陥って、多くの犠牲者を出さないようにするために、できる限りの「最悪の事態を想定して、可能な備え・対策の行動をとる」必要があります。

まずは時系列的にいちばん近くで予想されるのは、この10月以降の韓国経済の破綻と、それによる韓国の政情不安=事実上の内乱状態での「日本への大量のボートピールの漂着・流入」問題でしょう。ちょうど70年前の朝鮮戦争で起こった事象の再現となる可能性は容易に予想されます。

しかし現時点では、このような事態を想定しての、政府・自治体をはじめ関係諸機関における具体的な方策や準備は手つかずの可能性が高いのではないかと思います。

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・「不法入国者は収容所に一時的に収容することになっています」「何万何十万の密入国者で満杯になったら?」「想定していません。私達は思考ストップ状態です。」
・「難民認定されない密入国者は本国に強制送還します。」「韓国政府が送還拒否したら?」「想定していません。私達は思考ストップ状態です。」
(※引用元:まるぞう備忘録【瀋陽軍区】トランプ氏が北朝鮮のミサイル発射に寛容な理由。
2019-08-26 09:22:34
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/7f4e3c8342be4f6acbe51a3c062a1d6b)
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まるぞうさんが、ブログ読者の質問に回答されていた、上記のような状態が現出しても決して慌てたり、ましてや思考停止のループに陥ることのないように、私たちは肚を据えて知恵を出して備えていきたいものです。