今年も遅いご挨拶になってしまいましたが・・・
どうぞよろしくお願いいたします
厄を吹き飛ばしてくれる赤ベコさんです。
あいかわらず猛威を奮う新型コロナや
あいつぐ寒波・大雪による自然の脅威・・・
年賀状を書く際にどんな絵にしようかと
いろいろ調べている時
ふと思い立って牛の詩を検索すると・・・
高村光太郎さんの『牛』が出てきました。
牛ハノロノロト歩ク
牛ハ野デモ山デモ道デモ川デモ
自分ノ行キタイトコロへハ
マッスグニ行ク
牛ハタダデハ飛バナイ、タダデハ躍ラナイ
ガチリ、ガチリト
牛ハ砂ヲ堀リ土ヲ堀リ石ヲハネトバシテ
ヤツパリ牛ハノロノロト歩ク
牛ハ急グ事ヲシナイ
牛ハチカラ一パイニ地面ヲ頼ツテ行ク
自分ヲ載セテイル自然ノチカラヲ信ジキツテ行ク
ヒト足、ヒト足、牛ハ自分ノ道ヲ味ハツテ行ク
フミ出ス足ハ必然ダ
〜略〜
115行におよぶ長〜い詩なのですが
一語一語が今の世の中や自分自身に
ズシンと響きます。
お腹の底から暖かくなるような・・・
子供たちにもエール代わりに送りたい
高村さんの本は奥様との軌跡を綴った
『智恵子抄』しか読んでいなかったので
(レモン哀歌🍋が好きです。)
新しい発見と感動でした。
皆さんもぜひ見てみて下さいね
大雪の後、湿った雪が一枝一枝に
つもって・・・
墨絵のような美しさの思わずパチリ