もるるんのよくばりポケット

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「真夏の方程式」感想(ネタバレあり)

2013-07-12 16:55:21 | 日常
「真夏の方程式」

春ドラマの「ガリレオ2」は、正直がっかりで・・・
まあ、キャストの問題ではなく、内容の問題で。
無理矢理、物理をくっつけたかのような話や、誰もがわかるような陳腐なトリックとか、
吉高ちゃん演じる岸谷のうざいキャラとか、
正直、福山雅治の人気にのっかっただけではないかと思えるような出来だと思ってます。

最近、東野さんの本は全然読んでなくて、ガリレオシリーズも読んでないので、
連ドラの内容が原作とどう違うのか・・・実は原作もパワーダウンしてるのかとかは知らないです。

スピンオフの内海薫の話は、なかなか面白かった。。。。ので、これはどういうことなんだろう・・・
やっぱり柴咲コウが出ないとダメなんだろうか

そんな感じだったので、映画「真夏の方程式」は見なくてもいいかなと思ってました。
が、昨日、時間が3時間くらい空いて、ちょうどいい映画が、これだったので、、、じゃあ、見てみようと。

「容疑者Xの献身」は見てます。あれは堤さんと松雪さんに涙しました。
このくらいの内容だったらいいのにな~と思いながら。


結論から言うと、見てよかった。なかなか良かったと思います。まあ、うーんと思うとこもあるのは事実ですが。

もし、私と同じように「ガリレオ2」でがっかりして映画は見ないと思ってる方いたら、
ぜひ、ご覧になってください。
ただ、物理学者としての湯川学のトリック解明が好きな方には物足りないかもしれませんが、
映画として、物語としては、いい作品だと思います。

ということで、このあと、感想をいろいろ書きたいのですが、
ネタバレになるといけないので、スペースを空けます。
これから、ご覧になる方で内容を知りたくない方は、ここで回れ右をお願いします。




















まずは、公式のあらすじから

「美しき海の町で、真夏の夜に起きた不可解な事件-それは事故か、殺人か。
複雑に絡み合う因縁。重ねられた嘘と罪。そして、深まりゆく「謎」…。
ガリレオ湯川は、その哀しき方程式を解き明かす事ができるのか。

開発計画に揺れる町―――――

手つかずの美しい海が残る玻璃(はり)ヶ浦。そこでは海底資源の開発計画を推進する企業側と、環境保護グループが意見を衝突させていた。地元の住民も賛成派・反対派に分かれ、町全体がこの問題に大きく揺れ動いていた。開発計画の説明会にアドバイザーとして招聘された湯川は、川畑夫妻と、その一人娘・成実が細々と経営する旅館「緑岩荘」に滞在することになった。

子供嫌いなガリレオが???

そこで湯川は一人の少年・恭平と出会う。恭平は、両親の仕事の都合で、夏休みの間、親戚の川畑家に預けられることになったという。普段は子供に近付かれただけでジンマシンが出るほど子供嫌いな湯川だが、なぜか恭平に対しては拒絶反応があらわれない。そして、恭平は、自分を子供扱いしない湯川に興味を抱くが…

事件発生。これは事故か、殺人か。

翌朝、堤防下の岩場で男性の変死体が発見された。男の身元は「緑岩荘」のもう一人の宿泊客で、引退した元捜査一課の刑事・塚原。塚原は、16年前に起きたある殺人事件の犯人で、服役後に消息を絶った仙波英俊という男を探していたらしい。県警は塚原の死を堤防からの転落事故として処理しようとするが、それでは説明のつかない不可解な点がいくつもあった。現地入りした捜査一課の岸谷美砂は、さっそく湯川に協力を依頼。いつものように断られる事を予想していたのだが、なぜか今回湯川は積極的に捜査に関わろうとしている。何が彼をそうさせるのか、疑問をおぼえる岸谷。

家族全員が秘密を抱えている―――

思わぬ形で事件に巻き込まれていく恭平、環境保護活動にのめりこむ旅館の一人娘・成実、事件に無関心を装う川畑夫妻。死んだ塚原はなぜこの町にやってきたのか。事件を巡る複雑な因縁が、次第に明らかになっていく。すべては、ある人物の秘められた「過去」と「嘘」から始まっていたのだった。罪を犯した人物は一体誰なのか。そして湯川が気づいてしまった、哀しき事件の真相とは――― 」


この映画は、

内容は非常に重いです。また、ずっと流れてる雰囲気は暗いです。
トリックを解明とか、犯人捜しをするとかではなく、ヒューマンドラマという内容です。
だから、余計切ないです。

玻璃ヶ浦の海がとてもきれいだったので、この重い雰囲気を、癒してくれたと思います。

杏ちゃんが、とても上手かった。それから風吹ジュンさん、前田吟さんも。。。
「容疑者X」のときの堤さん、松雪さんに匹敵する演技でしたね。
最後は泣けました。
家族それぞれが秘密を抱えながらも、その危ういバランスで、一生懸命生きてるという姿は胸を打たれました。

でもね、、、、前田吟さん演じる川畑重治・・・
子供を巻き込んじゃいけないでしょ。これがどうもね~後味が悪いんです。(原作もそうなんだろうけどね)
恭平くんはもう気づいてる・・・・で、彼は、この先、一生このことを背負っていかなくてはいけないんです。

恭平くんにいうことはないか?と湯川がきくと、「ごめん」と答える重治。。。
「ごめん」だけかよ~これでいいのか!!って思わず思ってしまって、やるせなくなりました。
湯川先生もなんで、そこで何も言わなかったんだろう。。。岸谷がそこにいたら殴りかかってたと思うけど・・・
彼女は、重治の見えないところで、成実とともにいたわけだから、、、出ていけなかったしね。

だから、湯川先生は杏ちゃん演じた成実が自首するのを止めたわけで。恭平くんを守るために。
でもやっぱり。なんか、納得はいかないんですよね。ここが。

湯川先生が駅で恭平くんと話すシーン。。。ここがいちばん泣けた。。。すごく良いシーン。
子供が苦手な湯川なんだけどね。。。ちゃんと彼のことを考えて寄り添ってあげた。いいやつだ。湯川先生。
そう、この映画では、湯川先生がものすごく人間的なんだよね。。。そこがいい。

それにしても、、、
この事件の一番の原因は、川畑節子・・・お母さんじゃないですか。
彼女が重治ではない仙波英俊の子を身ごもったときが発端で、それを隠し、秘密にしていたことから始まったわけですよね。
それで、二人の人が死んで、無実の人が罪をかぶった。。。
これでいいんですかね。
自分たち家族の危うい絆を守るために・・・これでいいんでしょうか
そう、思えて仕方なかったです。そういう問題提起っていう意味でも、いい映画だったのでは。


あとは。。。湯川先生は、海底資源開発についての住民との対話集会のことで、玻璃ヶ浦に来ているので
大学の研究室は全くでてきません。
岸谷も、一度、玻璃ヶ浦に来るものの、基本は東京にいるわけで、あまり出てこない。
それが、この映画が落ち着いた感じになった一因では・・・
やっぱり、岸谷のキャラはうるさいんですよね。それが少ないだけでも、だいぶね。
草薙さんもあんまりでないしね・・・「容疑者X」もそんな感じだったけど。

それと、湯川先生のお決まりの数式もなければ、決めセリフの「さっぱりわからない」もないです。
あ!!そうそう、一番最後に、恭平くんのお父さん(田中哲司さん)が、ロケットの実験の資料を見て「さっぱりわからない」と言ってましたが。

物理的なとこは、理科がきらいな恭平くんが海底が見たいといったところ、
ペットボトルでロケットを作って実験を繰り返すとこかなあ・・・あれは、なかなかよかった。


ってわけで、そんなに期待はしていませんでしたが、なかなかいい映画でした。
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