もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「下谷万年町物語」見てきました

2012-02-03 15:32:39 | お芝居
「下谷万年町物語」 シアターコクーン 2012.1.29 14:00~

唐さんの作品を蜷川さんが演出して、演じるのは宮沢りえさん、藤原竜也さんと来たら、これは見に行かなくては!!

ということでゲットしたチケット。
新装オープンの「シアターコクーン」にて。

1階T列って、前から何番目?なんて考えることもなく、一番後ろでした。
でも、思ったより見やすかったです。
立ち見も多数出ていて、さすがに人気公演。

細かい内容の感想はまたあとに書きますが・・・・

まずは。。。AAAの西島くんがとても上手いことに圧倒されました。
宮沢りえさんや藤原竜也くんにも負けないくらいの演技でしたよ。
りえさんの声がちょっと枯れてて心配でした。長丁場の公演ですからね。
セリフはともかく、歌のときには、聴いてて「頑張れ!」って思っちゃった。

それと、もう1つ・・・長い。まあ、蜷川さんのお芝居は長い芝居が多いんだけど、休憩2回をはさんでの3時間半は、ちょっと長い。
夜公演だったら。。。私は帰りの電車の心配を真面目にしなくてはいけない長さです。



ということで、例によってネタバレがありますので、これから観劇される方はご注意ください。







公式HPよりあらすじ

昭和23年。上野と鴬谷の真ん中に位置する<下谷万年町>。住みついた男娼たちでにぎわい、電蓄から鳴るタンゴの曲で、ハエの飛び交う八軒長屋造りの町。上野を視察していた警視総監の帽子が盗まれる。犯人は不忍池の雷魚と呼ばれるオカマのお春率いる一味らしく、お春のイロだった青年・洋一【藤原竜也】が帽子を持って逃げている。それを追う破目になったのは、洋一と同じ6本目の指を持つ不思議な少年・文ちゃん【西島隆弘】。洋一と文ちゃんが出会った時、瓢箪池の底から男装の麗人、キティ・瓢田【宮沢りえ】が現れる。彼女は戦争中にはぐれた演出家の恋人(もう一人の洋一)を探していた。キティは、洋一、文ちゃんと共にレヴュー小屋「サフラン座」の旗揚げを決意する。それぞれの物語は、瓢箪池の中で時空を越えて交錯し、思わぬ結末に向かっていく―!!



舞台の前方には池。本当の池ですよ。水が張ってある。
ので。。。前方列の方には、濡れないようにするビニールが配られてました。
(ん??「血の婚礼」のときみたいだ。あれも蜷川さんのお芝居だったし・・・)
前方の方は、水のにおいがするんだろうな~

で、役者さんたちは、気にせずに飛び込むしね。すごい。
飛び込んでおいて立ち上がってすぐセリフとかだし。。。体力いるよね。服も重くなるだろうし。


物語の舞台は、上野の下町、下谷万年町。猥雑でエネルギーを持った町
蜷川さんの芝居らしく、その猥雑さが前面に出てくる。。。席が後ろだったから俯瞰して見れたけど、前方だったら、エネルギーに圧倒されて引いてたかもしれないです。人もたくさん出てくるしね。

内容は・・・・うーん、難しいというか、よくわからない。
セリフの量もすごいし、テンポも速いしで、ついていくのがやっと。で、長いから後半は疲れてね~
いまひとつ「六本指」がよくわからなくて・・・そのまま、終わってしまいました。

最初に大人になった文ちゃんが出てきて、回想をしていて池に飛び込むと、文ちゃんがまだ少年だった時代にさかのぼり、そこから話が始まるってことだよね。最後もまた大人の文ちゃんが、池から出てきて話し始めるのだから。

けど、本当のラストは、大人の文ちゃんを少年の文ちゃん(西島くんね)が池に落とし、ってことは、また昔の時代に戻ったってこと?
そして、死んでしまった洋一とキティを探すと、二人は池から現れ、キティが文ちゃんに手を差し伸べる・・・
これはどこの世界?夢の世界?わからない・・・

わからないと言えば、席が後ろだったから、突然池から現れる人たちのしくみがわからなくて、その都度度肝を抜かれてました。
特に1幕の最後に、りえちゃん演じるキティが池から現れるシーン
いつからいたの?って感じで。

思わず、なんか仕掛けがあるのでは?って、1幕と2幕の間に、最前列まで池を見に行きましたもん。緑の入浴剤が入ったような普通の池だったけど・・・袖まで続いていたから、そこから出てきたんでしょうけどね。

ん~なかなか難解で、一度見ただけだと、わからなかった・・・
昔から上演されている芝居だし、唐さんの本も出版されてるみたいなので、この芝居を理解するためには予習が必須だったと思います。
(まあ、私は毎回、不勉強で芝居見に行くんですけどね)



役者さんたちは、ホントに熱演で、すごかったです
藤原竜也さんは、舞台映えしますよね。いろんな演出家さんから引っ張りだこなのがよくわかる。
春は新感線に客演だから、またこれ楽しみだわ。

宮沢りえさんはとってもきれいだった。美しいという表現の方がいいかな。真っ白だったり深紅だったりの衣装がとても映えてました。
最初にもかいたけど、声の調子が今一つだったから、ちょっと残念でしたが。

西島くんは、いやいや、他の方に引けを取らないくらいのうまさで感動でした。
「タンブリング」とか「黒田康作」とかの演技もなかなか上手だと思ってたけど、舞台も全然OKですね。
ガッツリ踊るシーンがなかったけど、AAAですからね。ちょっとはその片鱗も見たかったかなあ~
AAAより役者さんで行った方がいいんじゃないの?なんて、思っちゃいましたけど。

カテコでの3人の笑顔がとっても素敵でしたよ。

ただね。。。もう少し短いといいんだけど、3時間半はちょっと。。。長すぎました。

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