寛窄巷子をざっと見学して7時半前には到着。 地下の舞台に案内されました。
歌舞伎大好きな私は北京旅行で初めて京劇を観て、中国の文化である京劇も大好きになりました。こちら
大連にも京劇の劇場がありましたので、去年の誕生日に観劇に出かけました。こちら
中国の各地には京劇に似たものが在るらしく、成都にも「川劇」というのがありましたので、これは絶対に観なければとやってきました。
川劇は四川省において300年以上の歴史も持つと言われており、中国八大地方劇の1つに数えられています。
地下は吹き抜けになっていてとても趣のある部屋です。
既に食事をしている人たちがいます。 私達は食事はしませんので、一番前の席に通されました。
前座?と言うのでしょうか、開演の時間が来るまで琵琶の独奏と二胡、古琴、琵琶、揚琴(弦楽器の一種で梨の木から作った台形の木に、144本の弦を張ったものである。これを2本の竹のバチで叩くことによって音が出る)の四重奏を聴きながら運ばれてきたお茶を頂きながらゆったりとした気分を味わいました。
お茶は私の大好きなジャスミン茶(茉莉花茶 molihua4軽12)でした。 気取って正式な飲み方(右手で蓋を持ち、茶葉をよけて飲む。左手は茶托ごと茶碗を持つ)で頂きました。
観劇料はお茶、茶菓子(南瓜の種、揚げ菓子、干梅)果物付きで一人168元です。
中国では珍しくお茶がなくなった頃を見計らって、度々お湯を注しに来てくれました。
突然観客席に男性が飛び出してきて、観客を沸かせます!
ある夫がマージャンをして、家に帰る時間が遅くなったので、女房はとても怒っていて、夫を懲らしめたという話らしいです。
女房は燃えている蝋燭を夫の上に置いて、色んな技をさせます。
最後に夫は頭の上の火を消すのですが(どうやって消したのか分らない)、何度も女房が意地悪をしてこっそり火をつけ、夫は何度も消す・・・。
とても面白いストーリーと技に拍手!!!!!
これは京劇の十八番でしょうか!? 大連でも同じ出し物がありました。
宿屋の主人(黒い衣装)が泊まった客を大事な人を殺しに来た刺客と勘違いし殺そうとする劇です。
明るいのですが、暗闇の中で演じている想定です。 絶妙な間が面白い!
最近は京劇にも女性が登場するようになりましたが、川劇にも女性が多かったです。(歌と踊り)
北京では日本語の説明付きで、大連では日本語の説明パンフを貰いましたので、ストーリーもよく分りましたが、今回は何も無しでしたのであまりよく分りませんでした。
舞台横の電光掲示板に台詞が出てきましたが、早いのでよく読めませんでした。
二胡の演奏(揚琴の伴奏つき)
なかなか上達しない私の二胡。 素晴らしい演奏にうっとりの私です。
手影shouying33(影絵) これは何処も同じようですね。
川劇で特に有名なのは、瞬時に顔が変わる变脸bianlian43(日本では「変面」と呼ばれている)です。
この変面は、中国の文化国宝に指定されており、門外不出とされています。
途中で舞台を降りてきて、目の前で見せてくれたのですが余りの速さにどうなっているのか全く分りません!
最後は素顔を見せてくれました。 本当に鮮やかな演技に拍手!!!!!
これで24日の成都市内観光は終りです。
明日は飛行機で黄龙&九寨沟にいきます。