昨夜、旅行から帰宅してメールチェックをすると、ある友人からの英文のメールがありました。
タイトルは「Please help me very soon」となっています。
彼はとても英語が堪能なので、どういう事!?と、慌てて読み始めました。
拙い英語力にも、彼が大変な事態に陥っていることが理解できました。
ある国を旅行中に金品を全て奪われてしまった。
大使館に説明をしたがどうにもならない。
私を助けるためにある銀行のシステムを使って米ドルで2000ドル送ってほしい。
今から考えると、不自然なことが多いのですが、「彼を何とか助けなければ!」との思いが大きく働き、どうしたらよいのかオロオロするばかりでした。
しかし、何かせねば・・・送られてきたメールにローマ字で返信を書いたり、万が一にもと、彼のPCにメールを送ってみたりしました。
ともあれ、夜も遅いので明日の朝のことにしようと、夫と相談し眠りにつきました。
早朝、何気なく彼のブログを開きました。
ブログは更新されていて、「私の名をかたる詐欺メールが多数送られています。
私は無事ここ○○○にいます。XXXなんかに行っていません。
詐欺メールを受け取った方々、無視してください。お騒がせいたしました。
とのメッセージがあり、危うく行動を起こすことを免れほっとしました。
日本では、「オレオレ詐欺」などと言うものが頻発していましたが、「落ち着いて考えれば絶対にひっかからないわよね!」と、夫と話したものです。
今回、この経験を通して人間って、事が起こると意外に脆いものだと分かりました。
彼のブログにメッセージがなかったら、私たちはバタバタと大騒ぎをしていたところでした。
皆さんも「オレオレ詐欺」や、「成済まし詐欺」等に引っかからないように十分ご注意下さいね。
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