mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

学院行事「サクランボ狩り」

2010-06-25 17:46:12 | Weblog

午前中の授業が終わって、午後からは学院の活動で「サクランボ狩り」に行きました。
本来、6月12日に予定されていた行事でしたが、寒さが長引いた為まだ摘むには早すぎるとの事で延期になっていたのです。


午後1時集合になっていました。 既に5台の観光バスが待機しています。
サクランボ=櫻桃(イン1 タオ2)は果物の安い大連でも少々高めの果物です。
交通費も入園料も学院持ちとあって、参加者は多いようです。

40分ほどで営城子(インチャンズ)と言う所にある「サクランボ農園」に着きました。
 
普段、露天の果物屋で買っているものより大き目の実が枝もたわわに付いています。
高い所にある実は夫に摘んで貰いました。

 
低いところの実は私が摘んで・・・・・・、せっせと口に運びました。
入園料25元(330円位)で食べ放題です。 こんな時は、女の性で浅ましくなってしまいますね。 
大連で今まで食べた“さくらんぼ”の中で一番おいしく感じました。 
園内で食べるだけで買って帰るのは止めようと、夫と話していたのですが、せっせと袋に詰め込んでいました。 

1斤(500g)20元だそうで、市場で15元~30元ですからそんなに安くはありません。


広い?園内で、偶然同学のMさんに出会いました。 
彼女も今学期が終わるとフランスに帰るそうですので、記念に写真を取りました。
後ろの怪しい人影は、同学のロシア人Mさんです。(彼女は大連に残ります)

 
サクランボ園の反対側にはぶどう園がありました。
葡萄はご覧のように、食べられるようになるまではまだまだのようです。
葡萄好きの夫はがっかりです。

30分もしないうちに、私たちのお腹もビニール袋もいっぱいになりました。
早めに帰ってバスで休む事にしましたが、クーラーの効いてない車内は暑く、外に出て涼んでいました。(大連は湿気がないので、木陰はひんやりしています)


夫とTさんと三人でおしゃべりをしていると、二人の中国人の老人がやってきて私たちの前に座りました。 彼らは椅子を手にしていたのでした。

彼らの話す中国語は大連弁でしょうか、夫にもなかなか聞き取れないようでした。『私たちが学んでいるのは「普通話 プートンフア(標準語)」なので、聞いても分かりません。』と言ったのですが、彼らは気にもかけず、ニコニコ笑いながら喋り続けます。
こちらも観念して、何とか話を聞いていたのですが、次第に何と言っているのか分かってきました。 
彼らが言うには、「ここの桜の木は日本から持ってきたものなので美味しいよ!」だそうです。  
とすれば、品種は“佐藤錦”・・・! そんなことはないでしょうね。

そう言えば、日本で“佐藤錦”を食べた事あったっけ!?

おじさんたちと他愛もない話を楽しく続けていました。
「おじさんたちの仕事は何ですか?」と夫が尋ねると、「わしらの仕事は、この椅子を持って歩き回っておしゃべりをすること!」ですって!

何とも長閑な話ではありませんか! こちらも段々面白く楽しくなってきました。


左のおじさんは79歳。右のおじさんは85歳だそうです。
「麻雀も碁も出来ないのだ。」と言っていましたから、唯一の楽しみがおしゃべりなのでしょうね。

私たちがバスに戻った後も、椅子を片手に二人で歩いていきました。

好いおしゃべり相手が見つかるといいですね!

それにしてもお若い二人です。 おじさんたち、いつもまでもお元気で!


私たちも歳を取って何もすることがなくなったら、椅子を持っておしゃべりの相手を探して回ろうかな! その時には、横笛と二胡も携えて歩くことにしましょう

 

         
 今日、摘んで帰ったサクランボです。 是(1.5kg強)で62元(800円強)でした。
             

              暫くはサクランボ三昧です  


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿