もっきぃの映画館でみよう(もっきぃの映画館で見よう)

年間100本の劇場鑑賞、音声ガイドもやってました。そんな話題をきままに書きます。ネタバレもありますのでご注意を。

2007年上半期 映画 マイベストテン トップは「ユアン少年と小さな英雄」

2007-07-09 01:11:22 | その他もろもろ
今年はいままでに56回(50作品)を劇場や飛行機のなかで鑑賞。
映画館が近くにない街に住んでるにしてはなかなかみているなあと
自分では思っています。そのなかから自分の満足度を尺度に、
ベスト10を選出しました。
それでは、いきなり一番から行ってみましょう。

超満足ベスト3

□ ユアン少年と小さな英雄
私が今年まともに涙を流した唯一の作品。エジンバラの1858年が舞台。
小さな英雄というのは、子犬ボビーで、 スコットランド版"忠犬ハチ公"とも
紹介されていたので、動物もの嫌いの私はさしたる期待なく見に行きました。
貧民がいま以上に搾取されている厳しい時代。でも、やられっぱなしではない
主人公と、それをとりまく人々のやさしさと冷酷さ。身近なひとだけでなく、
市長、裁判官、牧師、経営者なども、身近に感じられる社会の描き方に
感動しました。勧善懲悪の世界ですが、そういうストレートなところにウイットが
入っていて、オススメもしやすい作品です。

□ ブラックブック
1944年ナチ占領下のオランダ。レジスタンスに参加する美貌の女性スパイが
主人公。1位の作品とは対照的に、あまりの状況に涙もでません。
全編を通しての緊迫感と、緻密な描写、サスペンスのようなストーリーに
のめりこみました。

□ 赤い文化住宅の初子
現在の広島。兄と二人暮しの、中学三年生の初子。とりえがあるわけでもなく、
気が利くわけでもなく、どじな女の子がが主人公。
一度も主演女優をきれいに撮らないタナダユキ監督の女性的な冷酷さが
主演女優:初子を生み出したような気がする。

大満足の4本(4位~7位)
□ ロッキー・バルボア
なにをいまごろとおもいきや、まさにインクレディブルな感動作。
□ 長い散歩
奥田瑛二監督の舞台挨拶にのせられた感もありますが、緒形拳、高岡早紀と
子役の自然さにやられました。 
□ ラブソングができるまで
誰にでもオススメしやすりバランスのよいエンターテイメント作品。
□ ダイ・ハード 4.0
1,2,3ともに見てないのですが、ここまでやるかという車にこだわった
アクションシーンに興奮。主人公の不死身ぶりは、「太陽を盗んだ男」の
菅原文太を思い出しました。

私好みの満足作品(8位から次点)
□ 絶対の愛
昨年の私のベストワン作品「弓」の、韓国キム・キドク監督作品。
摩訶不思議なキドクワールド健在。
□ 女帝 
チャン・ツィイーファンとしては、出ずっぱり度など物足りなさもあるものの
とにかく見れてよかった。次回作もきまったようで、また期待してます。
□ バベル
言葉にまつわる話が主かとおもったら、別々の言葉をもつにいたった原因が主題
のように思えました。現代で神の逆鱗に触れることといったら、
アメリカ国家と新興の金持ちか?
□ ステップアップ
青春ダンスもの。いまはなき道頓堀角座で3回連続でみました。だんだんと入替
えのない映画館がなくなってゆくのは残念なことです。

その他
□ ボル・ベール<帰郷>
罪よりも深い女のいろいろ。ペドロ・アルモドバル監督と相性が悪いのか、私の
理解力不足のようで、評判の割にははじけませんでした。
でも、ペネロペ・クルスは輝いてます。
□ 武士の一分
シンプルイズベスト。単純なストーリーに、美男美女。
□ 007カジノ・ロワイヤル
新生ジェームス・ボンドは、ちょっと危ない魅力が。知ってる人は知っているロ
シア、コマンド・サンボのヴォルク・ハンのようなカッコよさを感じました。
意外なストーリー展開も○。

なお、私の見た全作品は、以下のHPに記載しています。
http://blog.goo.ne.jp/mokky999/e/7ec7e0b4574ecbc0c825d781bbda24b3

ではまた。

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