花遍路

山登りの徒然にとりためた写真をご覧ください。

100625 藻岩山縦断歩き

2010-06-26 12:33:38 | Weblog
今週は週明けの月曜日から、雨量こそ多くはありませんでしたが、雨続きで花遍路が出来ずに鬱然と過ごしていました。昨日からは梅雨前線が南下して晴間が戻り、気温も一気に上昇し、真夏を思わせる暑さに茹だり上がっています。そんな中、暑さに逆らう様に藻岩山を南斜面の兎平コースから、北斜面の慈恵会コースへ縦断して見ました。山中ではエゾハルセミが喧しい一方、下草はスッカリ衣替えして夏草に変わって居ました。以下機能の藻岩山の現況をアップ致します。


兎平上部からの南望、遠景は樽前山から恵庭岳になります。南側から山頂を目指すコースは何本かあり、直射日光を避ける林間コースもありますが、兎平に咲くエゾタンポポ目当てで、火焙り覚悟での登りでしたが、花は無し背中は焼けるしで、散々の選択でした。


山頂展望台から樽前山。山頂の観光施設はリニューアルの工事中で近々閉鎖される様です。


山頂展望台から残雪の朝里岳。


クルマバツクバネソウ。兎平上部の林床で。


オオハナウド。山頂直下の南斜面で。


マルバシモツケ、山頂部のロックガーデン廃墟で。スッカリ雑草に埋もれ、僅かにエゾツツジ・メアカンキンバイの咲き残りが見受けられました。


ジンヨウイチヤクソウ、藻岩山頂を乗っ越した斜面で。この花に出会ったのは、かれこれ数十年前ですから、全く久し振りの出会いでした。


オオダイコンソウ。慈恵会コース馬の背で。


オニシモツケ、慈恵会コース沢の詰めの斜面で。









100610 札幌夏日の花④

2010-06-13 13:08:51 | Weblog
北大植物園 その④

今日もスカッ晴れです。春は足早に過ぎ去り、吹き抜ける薫風は初夏そのものです。いよいよ梅雨の無い北海道の本領発揮と云った処です。
北大植物園は正門を背に時計回りに、温室・高山植物・ロックガーデンを巡った後、正門前に戻り、今度は時計の逆回りで歩き始めました。植物園に常連の方から、灌木園で憧れの花木に出会えたと聞かされたからです。広い園内で見つけられるか、聊か心許ありませんでしたが、折よく樹木を手入れ中の職員に出会い難なく目的を達する事が出来ました。
その後は、ライラック園・草本分科堰などを巡り植物園を後にしました。およそ4時間弱の漫歩でした。


オオバオオヤマレンゲ。灌木園に咲くお目当ての花です。北国で目にするには、何とも妖艶な花でした。


マルバウツギ。灌木園ではこのほかマルバシモツケが花盛りでした。


ライラックの道。絵筆のグループと幼児の集団で大変賑っていました。


エゾカンゾウ。北方民族植物標本園で。


スズラン。同上。


ヒオウギアヤメ。草本分科園で。


アヤメ。同上。


ハンカチの木。正門前で特別掲示紹介されていた今日の目玉で、言い得て妙な名称です。


北ローンの緑陰。


100610 札幌夏日の花③

2010-06-12 14:57:38 | Weblog
北大植物園 その2

九州はどうやら一週間遅れの梅雨入りとか。対照的に北海道は今日も夏日で、内陸の一部では、真夏日の温度が記録された様です。連日の夏日続きで農家の方は天を仰いで雨乞いを祈られずには居られない気持ちでは無いでしょうか。植物園に来る直前に拝見したMさん宅のクマガイソウが見事でしたので、精気の無い植物園のクマガイソウは,遂にシャッターを押さず仕舞いで、高山植物のエリアを後にしました。アップした花々は、管理される事も無く、自由奔放に咲き、我が世の春を謳歌している元気者達です。


ハルニレ(エルム)の木陰、南ローンで。


シコタンハコベ。この花は高山植物展示台で頑張って居ました。


イブキトラノオ。ロックガーデン脇の水流沿いで。


チシマフウロ。同上水流沿いで。


クロユリ。


カラフトイソツツジ。同上水流沿いで。


クリンソウ。高山植物エリア手前の池畔で。


マルバシモツケ。灌木園で。





100610 札幌夏日の花②

2010-06-11 17:35:29 | Weblog
北大植物園 その1

今日で三日連続で夏日が観測された札幌です。冷涼な馴らされた体は、生温かい風に曝されると暑気に対する馴化機能が目覚めていない為、ひどく気だるさを感じさせられます。昨日久し振りに北大植物園に出掛けてみました。此の処の暑さで、ロックガーデンも、さぞ賑やかになったのではとの、思いがあったからです。が期待に反し、ロックガーデンもロックガーデン手前の鉢植えの高山植物展示場も管理に手が回らない様子が窺えました。正門前の掲示板には、今見頃の花としてレブンアツモリとハンカチの木が紹介されていました。レブンアツモリは現地でも今が旬の花です。早速展示場所の温室に向かいました。


大通り公園のライラック①。植物園への途次、大通り公園を横切りましたので、花盛りのライラックを数カット撮りましたのでアップしました。


大通り公園のライラック②


ライラックの緑陰で憩い。


レブンアツモリソウ、北大植物園温室。礼文島で接した野生の花の強烈な印象が蘇り、温室育ちの花に同情を禁じ得ませんでした。


アツモリソウ、北大植物園温室。


朝鮮黄花敦盛草、北大植物園温室。秋田県の一部に隔離分布が見られるそうです。


エゾウスユキソウ(レブンウスユキソウ)。現地より半月程早いデビューです。


オオヒラウスユキソウ。北海道では大平山他の超塩基性の山に見られます。


レブンソウ。礼文島固有種。




100610 札幌夏日の花①

2010-06-10 18:07:35 | Weblog
昨日に続き、今日も晴れ、夏日に間違いない暑い一日でした。少し体を動かすと、すぐさま汗が吹き出します。そんな中、北大植物園のロック・ガーデンは如何かと出掛けて来ました。と申しますのは、昨日Mさんから、クマガイソウが咲いたから見に来ないかとお誘いを受け、飛んで行ってきました。盛り沢山の草花が所せましと咲き乱れていました。少々の留守の間に背丈が伸び見苦しいとの事でしたが、中々な見事な咲きっぷりでした。それに引き換え、今日の植物園の草花、特にラン科の花は盛りを過ぎて居たのか、今一つ見応えが有りませんでした。そこで今日はMさんのお庭の花をアップ、明日北大植物園の花々をアップする順序で今の札幌の花を紹介して参りたいと思います。


クマガイソウ。元気一杯の花を見た為、植物園のクマガイソウは遂に撮らず仕舞いでした。


チシマフウロ。数は少なかったですがMさんの花は見応えが有りました。


ニホンスイセン。洋種で無い日本産の意味での呼称で、正式名は別にあるようです。


チゴユリ。


ノビネチドリ。


変わりスミレ。名称不明

100609 気だるい朝の散歩

2010-06-09 15:03:26 | Weblog
昨日の札幌は、今年初めて25℃を超える夏日を観測しました。その暖かさの名残りでしょうか、今朝戸外に出た時、肌を引き締める冷たさが消え去り、生温く感じる空気の重さが顔に纏わり付きました。慌てて上衣を脱ぎ、Tシャツに薄手の長袖で、気持ちのよい散歩をカメラを携え楽しむ事が出来ました。コースは花を目当てに、定番の藻岩山麓から豊平川右岸をぐるり一周です。藻岩ではエゾハルセミの斉唱に、又豊平川は雪解け水で飛沫を上げ、春本番の賑やかさでした。


オドリコソウ。藻岩山山麓で。


クサノオウ。藻岩山麓。


クルマバソウ。藻岩山麓。


ハルサキヤマガラシ。豊平川堤防敷地で。


ナナカマド。豊平川添いの公園で。


セイヨウミヤコグサ。河川敷で、脇を豊平川の奔流が轟音う発しながら流下していました。


キレンゲツツジ。


釣り人。本流と山鼻川の合流点付近。秋には鮭が遡上します。

100601 道庁・知事公館歩き抜け。(続)

2010-06-04 13:48:12 | Weblog
北海道知事公館の昼下がり

昨日から天気は崩れ、小雨が降り続いて日中でもストーブの火が恋しい今日の気温です。外出した6/1は、太陽がギラギラ照り付ける今年一番の暑さでしたので、この気温差に体調を合わせるのはしんどかったです。
道庁ー植物園(入園せず)-知事公館と歩き続けて汗ばんだ体に、知事公館の新緑の木陰は何にも代え難い憩いの場所でした。公館の昼下がり、暑さにもめげず、デジ一眼を大型の三脚に装着した愛好家が、狙い目のポジションを探して歩き回っていました。自分の事を棚に上げ、「御苦労様」と心中ご挨拶申し上げました。


ヤマツツジ、知事公館正面玄関前。


八重桜、殆どの桜は散り葉桜でしたがこの桜は満開状態でした。


マイズルソウ群落、5月初めに咲き誇ったアズマイチゲから主役交代です。


マイズルソウ、可愛い妖精の踊り子です。


ヘビイチゴ、庭園西側の疏水沿いに、名前に似つかわしくないオットリした花です。


ヤマツツジ、庭園西側の林脇で。


ヒナギクの群落。

100601 道庁・知事公館歩き抜け。

2010-06-03 17:36:03 | Weblog
6月1日、爽やかな薫風で新緑が目に沁みます。所要で札幌の中心街に出掛けましたので、カメラをポケットに忍ばせ、道庁~植物園~知事公館の定番コースを歩いて見ました。結構な日照りで、足早に歩くと汗ばむ温度でした。、多分20度は越えて居たのでは無いかと思われます。出掛けに着用した薄手のスエーターと上衣はカバンに収納し長袖を腕まくりにして歩きました。植物園は門前の季節の花だよりで、まだ花遍路には時期尚早の様子でしたので割愛、道庁と知事公館に絞り、汗ばみながら通り抜けて来ました。


北面からの道庁本館。


道庁正面玄関前の花壇で。


池面に枝垂れるヤエサクラ。


ヤエサクラ、道庁のシンボルをバックに。


キショウブ、未だ早いのか花をつけた株は少数派でした。


桜花散る路、ヤエサクラは最盛期を過ぎ散り急いでいました。


コナシ(ズミ)、満開の八重桜に対抗するかのようにビッシリと花を着けて居ました。

100529 霧の御嶽山ハイク②

2010-06-02 09:19:18 | Weblog
御嶽山ハイク(ロックガーデンコース)

霧と雨の生憎の天気でしたが、コース自体は指導標・路面とも良く整備され歩き易い山道でした。それと余り推奨できない気象条件の中でしたが、多くの方が歩かれているのに接し、東京のエネルギーを感じ取りました。私の場合、花が目的でしたので、多少の雨風は覚悟の前ですが・・・・・。唯、ロックガーデンの名に惹かれて歩き始め、着いたロックガーデンは、私のイメージとは相違していたのは誤算でしたが、十分霧の御嶽山を楽しめました。機会に恵まれましたら、レンゲショウマの咲き乱れる頃や素晴らしい楓の紅葉の頃、再訪したいと考えています。


霧の杉林。


ガクアジサイ。


ヒメレンゲ(コマンネングサ)。


マルバウツギ。


天狗の腰掛杉。


ホソバテンナンショウ。


ミヤマキケマン。


御嶽山神社社殿1。


御嶽山神社社殿2.


100529 霧の御嶽山ハイク①

2010-06-01 19:00:11 | Weblog
御嶽山ハイク(ロックガーデンコース)

三津浜から帰った翌日、奥多摩の山岳宗教のメッカ御嶽山神社詣でを兼ねたハイクに行ってきました。29日は生憎の霧雨で出掛けるのが、躊躇われましたが、唯一山へ登れる日でしたので、雨対策をガッチリして、御嶽山ロックガーデンコースをあるきました。何かと御託をを並べましたが、山に登れば其れなりに楽しめます。「霧の御嶽山」とも呼ばれるそうですから、霧が立ち込めて当たり前と割り切り霧と新緑のコラボを満喫して参りました。


御嶽山神社山門下の鳥居。


御嶽山神社山門。


シャガ。


ロックガーデン。開けた岩ッ原に山の花が散開して見られる場所と思って登りついた所、沢筋の大きな深成岩の岩塊の連なりをロックガーデンと呼称しているようでした。


クサイチゴ、コースの至る処でみられた花でした。


ラショウモンカズラ。ロックガーデンで見られましたが、個体数は極く少なく偶々見つけたといった感じです。


綾広の滝。落差10㍍、雨と霧とで閉ざされたの幽玄境の主役です。