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キムラ弁護士、小説と闘う

2010-09-13 | 
「キムラ弁護士、小説と闘う」 木村晋介

小説よりも裁判記録を愛読する弁護士。
証言や調書の穴を探る法律家のまなざしで、フィクションの欠陥を暴く
月刊誌に連載された書評に、4作分の書き下ろしを加えて構成。
村上春樹の『1Q84』や、天童荒太の『悼む人』などが俎上(そじょう)に載せられる。
読書には、付箋(ふせん)が欠かせない。
矛盾をきたしそうな個所に張り、整合性を確かめる。
付箋で「ハリセンボン」になりながら破たんが見つからず、「裁判記録なみに完成度の高い『文学』」と太鼓判を押されるのは、意外にもあの話題作。
矛盾だらけでも困るが、付箋が張られない、つまり心にかかるものがない本も論外と、著者の尺度は明快だ。
世評に惑わされない読書の楽しさを、思い出させてくれる一冊。

本好きの私にはたまらなく面白い一冊です
読んだ本についての書評は気になるし、読んでみたい!って思う本(遅れ馳せながら…「1Q84」)も見つかりました


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