変人技術士の備忘録(別称:すいりき板改)

技術士の日々の思いつきを列記。
すいりき板は、出身研究室の掲示板(現在閉鎖)
専門用語を不定期掲載

Quiet Is a Superpower: The Secret Strengths of Introverts in the Workplace「静かな人」の戦略書

2024-04-27 17:21:44 | 読書
 図書館で借りて読んだ“「静かな人」の戦略書: 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法”の感想を以下に記す。
 内向型の人が仕事等でとった方がよい行動について書かれている。一般的に、外向型よりも、成功しにくいと言われている内向型の人への助言といえる本である。著書が内向型で、その経験談を踏まえて、色々な書籍を参照にして書いている点が特徴である。P.339の”おわりに”で書かれたアダム・クラントの次の言葉が大事だと思った。
「自分自身を理解すること。だが、それに縛られないこと。自分をよく知ることによって、自分の限界を意識的に超えられるようになる。内向型、外向型というレッテルで自分の可能性を狭める必要はない」
P.38の「自分のタイプ」を知るテストでは、自分は、内向型が14、外向型が3で、内向型の傾向が強くなっていた。
P.254のルイス・シェーの「また、たとえいつもとおりのことをやるだけたとしても、少なくとも、全精力を傾けているように見せる必要はある。」は、意識していなかった。今後は意識していきたい。
上司のタイプに合わせた企画書の提案をする台湾のイノベーション・マネジメントの講演家、ジャッキー・リーのわかりやすい例は参考になると思う。実践していきたい。
・主導型のマネージャーには、企画書の内容を1ページにまとめた概要を提出する。
・感化型のマネージャーには、企画書の見栄えに力を入れる。
・安定型のマネージャーには、実務的な内容にする。
・では、慎重型のマネージャーの場合は? 企画書は分厚ければ分厚いほどいい。
個人的には、主導型のマネージャーに対するやり方を基本とした方がいいと思う。
 また、P.308に書かれた”「外向型」とうまく働くために知っておくべきこと”が参考になる。一番覚えておいた方がいいことは、次の記述と思う。「外向型は反応が素早く、 よく考えずに発言する。 もっと慎重になる必要があると思ったら、早い段階で指摘して気づかせたほうがよい。」 また、次の記述も参考になる。「外向型は会話をしながら自分の意見を見出していく。言い換えれば、話しながら考える。積極的に発言させれば、しゃべりながら考えるだろう。」
 作業時間は50分程度。
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