捜査の渦中、大分県教員採用試験 倍率13倍超(共同通信) - goo ニュース
教員採用汚職事件の渦中にある大分県で、来年度(2009年度)の公立学校教員採用に向けた1次試験が本日19日午前から、明日20日までの2日間にわたって開始されました。
大分県教育委員会は事件を受けて採用事務を見直し、県人事委員会が加わるなどの不正防止策を取ったそうで、今回の1次試験の出願者は小、中学と高校などを合わせて約1800人だそうで、本日19日の実際の受験者は1704人で、倍率は13・4倍の「狭き門」です。
大分県教委の「人事」における汚職事件は、他県でも次々と「類似」の事件が発覚したり、「教員採用試験」や「警察官採用試験」の正式な合格発表の前に、県会議員や市町村会議員への「事前通知」を行っていた道県や政令指定都市が約20箇所以上あったことが、昨日大手新聞社のアンケート調査で明らかになったのですが、相変わらず公務員は昔から、「血縁・地縁」によるカネとコネの関係が未だに続いていたことに、正直苛立ちを覚えます・・・・。
倍率を見て、思ったことですが、確かに「景気低迷」ということで、公務員志向が高まっているのは、周知の事実です。とくに地元・鹿児島のような「地方」では、その傾向が未だにあります。ところが、全国的に人口出生率が年々減少し、限界集落での過疎化が急速に進み、大幅な公立学校の統廃合が着々と実施されている中、「採用」や「昇進」等の人事に関しては、今後、ますます「厳しさ」を増す状態は続くと思われます。
今回の受験生の中には、「汚職事件」に対して憤りを覚えながらも「夢」に向かって、厳しい倍率の中、この「採用試験」の為に頑張ってきた方も多くおられることと思います。今回の「採用試験」において、大分県の採用担当に関わる方々は、その受験生の「まっすぐな気持ち」を無駄にすることなく、「清廉潔白」な結果を出して頂くよう、お願いしたいです。そうした「姿勢」が、「再生の一歩」につながるのですから・・・・。