山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

鳥海山(湯ノ台口)

2021-06-25 | 2020-21山スキー
山域山名:出羽・鳥海山(山形県)
期  日:2021年6月5日(土)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:鳥海高原ライン1120m(10:05)→滝ノ小屋1280m(10:35/10:50)→河原宿小屋跡1530m(11:35/10:50)→薊坂1930m(12:50/13:00)→伏拝岳2135m(13:20/13:50)→薊坂(14:10/14:20)~少雪路~大雪路~河原宿小屋跡(14:30/14:45)→滝ノ小屋(15:10/15:25)→鳥海高原ライン(15:55)
<天候:晴れ>

6月になっての鳥海山3days。
今シーズンはタイミングが合わず鳥海山に来られずに心残り感があったが、、、
やっとそのチャンスを得ることができた。

まずは南面の湯ノ台口からアプローチ。
事前の情報で鳥海山の残雪は少ない、と聞いていたが。うーん。




すでに行き止まりには10台ほどの車が駐まっていた。







鳥海ブルーの下、他のスキーヤーは荒木沢雪渓で滑っていた。




滝ノ小屋。




いつもの年なら河原小屋まで雪渓が繋がっているのだが。




今日は八丁坂夏道を登る。途中で小屋番の方にお会いし、今年は雪少ないよと。










雪が数メートル積もることを考えると、河原宿小屋はいつまで建っているだろうか。




今日はここから山スキーを楽しもう。










小雪路から薊坂の夏道へ。




さすがに千畳ヶ原は雪が多い。




見下ろすと微妙な感じだが。




稜線の伏拝岳へ。




新山。




千蛇谷。




夏道を下って、さぁ。




快楽はたった10分でした。




兼用靴で八丁坂を下る。













6月になったら普通のスタイルですね。




鳥海山に来たら、この景色を楽しみにしている。










〆は飛島に沈む夕陽。








蓮華岳大沢

2021-06-22 | 2020-21山スキー
山域山名:北アルプス・蓮華岳(長野県)
期  日:2021年5月30日(日)
参 加 者:みやぶー、はしけん
行動記録:扇沢1420m(7:35)→針ノ木雪渓末端1680m(8:20/8:25)→マヤクボ沢出合2260m(9:20/9:30)→針ノ木峠2536m(10:20/10:30)→蓮華岳2798m(11:15/11:25)→大沢ドロップポイント(11:35/12:30)~大沢右俣滑降~針ノ木雪渓出合1650m(13:00/13:15)→扇沢(13:40)
<天候:曇り、稜線霧と霰、後晴れ>

3週連続の針ノ木エリア。
今日はシーズン終盤定番の大沢へ。




毎週来ていると雪解けの進み具合がよく分かる。
今日はシートラで効率よく雪を繋いで雪渓末端からシールにチェンジ。




この時期になると雪渓もスキーヤーより坪足登山者の方が多くなる。




針ノ木峠。







針ノ木谷もかなり融けた。




霰に叩かれて蓮華岳山頂へ。
今日は午前中から昼にかけて弱い寒気が通過して午後から回復の予報。結局、5月の週末はまともに晴れたことがなかった。




霧が取れるまでしばし待機する。さすがに風に吹かれると寒い。




1時間待ったが稜線のガスは取れず。といっても稜線を覆うガスは薄くなっている。
すこし落とせば視界は得られるでしょう。




想像したとおり。




あとは急斜面を滑るだけだ。







例年より、すこぶる斜面の状態がいい。




スラフは落ちず雪面はほぼフラット。いつもルート取りで悩ませるデブリも落石もない。




標高を下げると少し落石が目立ってきた。ノドはどうだろう。




沢を埋めた雪面の幅はいつもの倍近くある。しかもクラックなし。




3月からの高温で春の雪解けは早かったが、厳冬期の降雪量と雪崩は相当なものだったに違いない。




左俣出合。




これまでで一番条件がよく、稜線から出合までずっとストレスない滑りだった。来てみるもんですね。
山域によってではあるが、山麓の雪解け具合と稜線や沢の状況は必ずしも同じとは限らない。
晩春の雪面状況も理由があることがなんとなく分かってきた。




もう夏の日差しだ。









白馬鑓ヶ岳

2021-06-04 | 2020-21山スキー
山域山名:北アルプス・白馬鑓ヶ岳(長野県)
期  日:2021年5月24日(月)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:猿倉1230m(4:40)→小日向のコル1824m(6:20/6:35)~湯ノ入沢1600m(6:40/7:00)→鑓温泉2030m(7:50/8:05)→鑓沢→大出原2500m(9:25/9:40)→鑓温泉分岐2750m(10:20/10:25)→鑓ヶ岳2903m(10:50/11:00)→鑓温泉分岐(11:15)→天狗池北方2800mピーク(11:30/12:15)~鑓温泉(12:30/13:15)~湯ノ入沢(13:20/13:35)→小日向のコル(14:05/14:20)~猿倉台地1500m(14:35/14:40)→猿倉(15:15)
<天候:晴れ後曇り、にわか雨>

猿倉荘は夏山まで休業中。




猿倉台地に上がると雪が出てきた。







坪足のまま小日向コルまで登る。これが一番早い。







湯ノ入沢まではつながっていそうだ。




南面なので荒れた雪面だった。




中央ルンゼはノドで切れている。




鑓温泉は帰りに入るのでフルーツを雪に埋めておく。







鑓沢に入ると強い向かい風。予報ではここまでの風が吹くとはいっていなかったが。







向かい風に時々体を揺さぶられ、登ることより風に消耗させられる。逆風のマラソンランナーはこんな気分なのだろうか。




2時間風に耐えて稜線へ。




ザックと板はデポ。




稜線を登ると次第に風は弱まった。西風が鞍部で収束されて大出原、鑓沢を一気に吹き下りたのだろう。




白馬鑓ヶ岳山頂。




杓子岳白馬岳稜線。杓子沢は山頂から見ても落石ランド。もう行くことはないだろう、たぶん。




雪が切れたノドで苦労した思い出があるので、再び中央ルンゼに飛び込むことがあるだろうか。




ザックと板を回収して夏道を南下。




振り返ると清水岳。シーズン滑り納めに行きたいがさて。




天気下り坂だがこのままもってくれるか。




天狗池北方2800mピーク。




白馬鑓ヶ岳上空の雲は悪天を告げている。




2800mピークから鑓沢にエントリー。



















稜線から鑓温泉まで最高のザラメ、快適だった。




そしてお楽しみタイム。







鑓温泉をあとに。




快適ターンはさらに続いた。







小日向コルから鑓温泉とエントリーしたピークが見えた。




小日向コルから猿倉台地は荒れた斜面に快適度ゼロだった。台地で少し雨に降られて猿倉に下山。










針ノ木岳

2021-06-01 | 2020-21山スキー
山域山名:北アルプス・針ノ木岳(長野県)
期  日:2021年5月23日(日)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:扇沢1420m(10:05)→針ノ木雪渓末端1650m(10:45/10:50)→マヤクボ沢出合下2150m(11:55/12:20)→マヤクボコル2670m(13:35/13:50)→針ノ木岳2820m(14:15/14:40)~針ノ木雪渓堰堤1590m(15:25/15:40)→扇沢(15:55)
<天候:曇り、霧>

先週に続いて針ノ木エリアへ。
午前中は昨日からの寒気の影響が残って、稜線は霧と強風の予報。
そのため午後に登頂滑降と安全マージンを逆算して扇沢を午前10時に出発する。




雪はかなり融けたが、残っていたスノーブリッジを渡って大沢出合下へ。




あとはシールで雪を繋ぎながら針ノ木雪渓に入る。




流れが出ていた赤石沢出合で雪の厚さは2mほど。




稜線は濃い霧、時折強い風が雪渓を吹き下りる。天候回復は遅れ気味なので時間調整兼ねて大休止する。




マヤクボ出合下でコルから滑ってきた方と話すことができた。
稜線の西側は凄い強風で登頂は断念したが、マヤクボ沢の斜面は最高だったらしい。







針ノ木山頂はまだ雲の中。雪の繋がり状況を観察。







シールでコルへ。




稜線の風をチェックして、シートラでも行けると判断。夏道には昨日の新雪。




いつも残っている山頂直下の雪渓も消えかけていた。




針ノ木岳山頂。何も見えず。山頂の風は弱かった。




しばらく様子を見るが視界回復の兆しなく滑降開始。




カール底で雲を抜ける。




登りでチェックした通りにトラバース。




ここからが今日のハイライト。




縦溝なし、氷化なし、落石なし、こんな条件のよいマヤクボ沢は久しぶり。




寸光照らす静かな針ノ木雪渓をのんびり下る。




雪渓下部まで来ると急に晴れてきた。眩しい。




見上げる蓮華大沢の条件もかなり良さそうだ。




堰堤を越えてブリッジを渡る。




雪が消えるまで滑って終わり。




扇沢に下山する頃にすっかり晴れた。










蓮華岳・赤石沢

2021-05-29 | 2020-21山スキー
山域山名:北アルプス・蓮華岳(長野県)
期  日:2021年5月15日(土)
参 加 者:みやぶー、はしけん、ino
行動記録:扇沢1420m(5:15)→針ノ木雪渓末端1600m(5:50/6:00)→マヤクボ沢出合2200m(7:15)→針ノ木峠2536m(8:00/8:15)→蓮華岳稜線2754標高点(8:55/9:30)→赤石沢滑降~針ノ木雪渓赤石沢出合1780m(10:10/10:20)~林道橋(10:30/10:45)→扇沢(11:00)
<天候:晴れ>

GWも終わってシーズンも最終版。
いつもの針ノ木雪渓へ。

思っていたより雪は多く、最終堰堤下からシールでブリッジを行く。







GWの大デブリはスバリ岳から落ちていた。




マヤクボ出合から深いグサ雪で峠までもクトー入らず。




堰堤からノンストップで針ノ木峠へ。上部は例年並みくらいに雪は多い。




南面の針ノ木谷もまだ十分。




赤石沢エントリーポイントへ。大気不安定で今日はじきにガスに包まれだろう。




蓮華岳山頂は行かずに即エントリー。




スラフを落としながら滑る。




中間部は落石多し。




ノドは行けそうだったがすぐ上で小尾根を乗っ越す。







針ノ木雪渓出合に合流。




やっぱり北アルプスは雄大だ。