ドラマ 喰いタン あらすじ・レビューページ

日本テレビ番組「喰いタン」紹介ページ

ドラマ 喰いタン  第三回 2006年1月28日放送 あらすじ&レビュー

2006-01-28 23:15:02 | ストーリー&レビュー
涼介、いつものようにバイクで出勤。ホームズの扉を開く。チェロを弾いている高野。
京子、電話を取り、喜んでいる。テレビジャパンの「クイズ。グルメで迷宮」への出演に当選したらしい。収録は一週間後。高野、クイズは苦手だと言うが、
「美味しい料理があればどこへでも行きます。」

撮影当日、ハジメも連れて現れた高野達。早速、名物のシオドメロンパンに舌鼓。
その頃、緒方は殺人事件の現場にいた。死体のそばには「グルメで迷宮 公開入場券」があり、携帯の留守電には「計画通りやる。汐留で会いましょう。」と残っていた。一同はテレビジャパンに急ぐ。
汐留では、スタジオに入るやゲストのマダムダンを見つけ、興奮する京子とハジメ。食ってばかりの高野をいさめる涼介は、後輩の森山ひとみを見つける。番組のフードコーディネーターをしているらしい。懐かしさにふける二人。
収録は4時には始まった。マダムダンのゲストのコーナー中、卵白とゼラチンでショーアップした生ビールを飲んで機嫌を悪くする司会者川上。休憩が入る。川上はひとみを叱りつけて楽屋に消える。マダムダンは、「川上は下品な男だから気にすることない」と言い、ひとみを慰める。のど薬を飲むマダムダン。
川上は気を取りなおし、クイズは再会。盛り付けられたイクラを本物かどうか見分けるクイズの最中、川上はいきなり咳き込み、倒れてしまう。医者によるとそばアレルギーの発作らしい。幸い命に別状はなかったが、この日番組に出てきたメニューにそばはない。緒方達は、フードコーディネーターのひとみが川上にセクハラをされている恨みにそば粉を混ぜたのではないかと疑う。
「そば粉が入っていたことに気がつかなかった自分が、プロとして悔しい」と、涼介にもらすひとみ。
その時マダムダンが、持っていたダイヤが無くなったと騒ぎ出した。川上に発作を起こさせてその隙にダイヤを盗んだのではないかと、ひとみはマダムダンにも疑われる。
「そば粉がどこに入っていたのかを調べたら犯人に近づけるんじゃないですか?」と京子は緒方に言う。高野を使って協力費用を頂戴・・・というわけだ。
「ひとみちゃんの為に食ってくれ。」といつも高飛車な涼介が頭を下げる。
「まかせてください。」高野はマイ箸を取り出して食べ始める。
楽屋に入っていた物から、キングサーモンのムニエル、トンカツ、どれにもそば粉は使われていなかった。そして最後のステーキ。
「そば粉は入ってませんね。」高野はぱくぱく食べてしまう。すでに館内の人間はボディチェックが終わり、ダイヤは見つかっていなかった。
高野によれば、そば粉は入っていないが、ステーキソースにそばが入っていると言う。「トマト、コンソメ、ケチャップ、マヨネーズ、ウスターソース、しょう油、コショウ、メイプルシロップ・・・」高野はソースの材料を次々と言い当てる。そして、「ハチミツを入れませんでしたか?」
そばの花のミツを集めたハチミツは、そば粉アレルギーを引き起こすというのだ。普通の人間では分からないという。ひとみはハチミツを入れていないと否定するが、状況は悪いみたいだ。
「ひとみ。俺はさ、俺なりに目をかけてきたつもりだ。そのお返しがこれか?」川上はひとみに言う。
「ひとみちゃん。嘘だよね・・・」涼介はうなだれるが、こしょうのビンが割れた時、マダムダンが喉の薬を飲んでいたことを思い出し、それがそばハチミツではないかと言う。罵声を浴びせて怒るマダムダン。
その時高野は立ち上がり、卵白とゼラチンが入った生ビールをごくごく飲み始める。
「マズそう。」と涼介達。
高野は、泡に入りこんでいたニセのダイヤを発見する。「これはマダムのダイヤに間違いありませんか?」「間違いないわ。」とマダムダン。
「これで分かりました。ステークソースにそばハチミツを入れたのは、マダムダン。」
高野は断言する。ハチミツを入れ、騒動の隙にダイヤが盗まれたと言って保険金を取る目的だったらしい。ダイヤモンドの熱伝導率では、もっと冷たく感じるはずだと、高野はダイヤを噛む。ガラス玉のダイヤは、割れてしまった。マダムダンは連行されていった。
高野は、ひとみの熱心な仕事振りを川上に教える。川上はひとみに謝り、一件落着。
「涼介君。事件を解決に導いたのは、君の優しい心だったね。」と高野。
結局、殺人事件は心筋梗塞の突然死であり、クイズ番組とは関連がないことが判明、緒方達は引き上げる。
再び番組が始まる。500万円の掛かった問題だ。
「料理のさしすせそ。さは砂糖。しは塩、すは酢、せはしょう油、ではそは?」
「そば。」涼介は、とっさに答えてしまう。

「なんでそばなのよ。味噌でしょ味噌。」
後日、テレビの放映を見ながら、京子はぶつぶつ言っている。
その時、ひとみが、番組で使った野菜を持ってやって来る。涼介はひとみを追いかけるが、振られてしまい。一同は野菜をかじる。「うん。おいしい。」

レビュー
高野が大人と若者の仲裁役になり、若者達の熱意と思いやりで事件を解決するという回である。迷宮番組に起きた迷宮を軸に、一時の騒乱に青春の想い出をからめ、「そば」でズッコケさせた。評価点としては掛け合いの面白さ、面白くなくなりそうな場面でのたて直し方などになるが、軽快なテンポに洒落たセリフのアメリカ的なノリではなく、どちらかというとなにわ節みたいな人選になった。ただ、彼らの連帯感がなんとなくクラい雰囲気にキッと活路を開き、地盤沈下を防いでいる。来週もまた青春の道標って感じか。多少ワンパターン風のきらいはあれど、それは見逃していいさ。



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ドラマ 喰いタン  第二回 2006年1月21日放送 あらすじ&レビュー

2006-01-22 01:28:25 | ストーリー&レビュー
港で死体が上がった。被害者は、中国人ワンテイジュン。5年前に来日、2年前に中華料理店西宝飯店を出している。胃の内容物が豆腐・挽肉・長ネギ・唐辛子・味噌等であったことから、被害者が食べていたものが麻婆豆腐であると推測、署長山内は中華街の百九十軒から一軒だけを見つけ出せるのは喰いタンだけだと、刑事緒方を高野につけ、中華街の捜査が。名物の麻婆豆腐をどんどんたいらげていく高野。感想は「好吃(ハオチー)!!」
ワンには9歳の息子、ヤンがいた。涼介と京子はヤン君を預かることに。麻婆豆腐を作って食べさせるが旨くない。「挽肉に火が通ったらニンニクを早めに入れてよく炒めればいい」高野の翻訳で、料理が美味しくなる。さらに、ヤン君の持っていた中国の山椒花椒(ホワジャオ)を入れる。ヤン君は父の味だと泣き出すのだった。

閉店中の西宝飯店に泥棒が入った。翌日ワンの親戚と名乗る男が、ワンの居所を五十嵐に聞きにくる。五十嵐はいきおい親子の居所を教えてしまったのだが、ワンは日本に親戚がおらず、危険を予知した緒方によって、母子にガードマンがつく。しかし、先回りした犯人は、ホームズの前にいたハジメをヤン君だと錯覚して誘拐してしまい、それを見つけた涼介もついでに誘拐する。犯人は、ハジメを解放する代わりに涼介を人質にして、ヤン君を連れて来いと言う。「ハジメ、走れメロスだぞ。」と言う涼介。

解放されたもののどこか白けた様子のハジメは、ホームズに戻っても本当のことを言えずに、反抗的な態度で弁当を捨てる。それを見た高野は、しばらく考えたあと、ポカリとハジメの頭を叩き、「食べ物を粗末にするな!」と言う。殴られたこともないハジメはびっくりするが、「お腹すいているんでしょう?」と自分の弁当を差し出す高野。ハジメはしおらしく「いただきます」と手を合わせる。そんなハジメに高野は言う。「一緒にご飯を食べたら、もう友達です。」
そのあと、ハジメから犯人の情報を得た緒方は、ワンはカードスキミング犯罪の集団に加担させられていた運び屋と断定、ゲーム機を持たせたヤン君を脅迫状通りに橋の上に立たせる。五十嵐がガード。別行動の高野達。高野はある店の前で何かの匂いに気が付く。店のメニューを見た高野は「食べましょう。」
指定の六時になった。ヤン君は犯人が通行人に持たせたメモ通り観覧車に乗る。その後、ぬいぐるみにスキミング情報が入ったゲーム機を入れ、投げ捨てる。それを拾って逃げる犯人達。「五十嵐、確保しろ!」ヤン君のあとについて観覧車に乗ってしまった五十嵐は、逃げる犯人を見ながら、観覧車がゆっくり降りて行くのを待つほかなかった。だが犯人達は、控えていた刑事達の追跡によって取り抑えられる。

あとは、涼介だ。出てきた料理を組み合わせると麻婆豆腐になることを発見した高野達はひとまず店をひょっと出るや、店主が消えた隙を見て店に入る。閉った扉の前で、ハジメは「捕えられたのはここだった。」と言う。抜き足で部屋に入った三人だが、不意に後ろからハジメがはがいじめに。京子の一撃でハジメは逃れ、犯人の凶器と高野のマイ箸の一騎打ちになる。危機一髪を、ポケットに残っていた花椒で切り抜けた高野は犯人に勝利。とどめは京子。

エピローグ。涼介から、肉饅頭の引き換え券を取り戻した高野。しかし、高野のひとり前で肉饅頭は無くなっていた。警察署からはハジメを含めた四人に感謝状が。皆で乾杯して終わる。

レビュー
んー、第二回!麻婆豆腐をめぐる回であるが、中国語の堪能さとか、食べる物への思い、箸拳、旅人としての高野のキャラクターなどが次第に明らかになる。刑事からも「食いしんぼう探偵=喰いタン」というニックネームで呼ばれ、ファミリー受け路線の要素をドラマ内で一気にうち出してきた。東君にはキビキビした清潔感を、森田君、市川さんには小旅行から帰ってきたような安堵感をかもし出させ、いまどきの子供らの抱える、狂ったストレスの歯車にすらっと突っ込ませてもいる。子供はこうして成長していくのだ。何かと「おばあちゃん受け」する東君だが、世界中に愛されるキャラでオッケーのような気もする。最後にだが個人的には、鼻が羨ましい。これからも噴飯せずに、じっくり追って見ることにする。

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ドラマ 白夜行 第二回 2006年1月19日放送 あらすじ&レビュー

2006-01-21 22:01:05 | 2006年第1期ドラマ
1998年、冬。刑事笹垣が現れる。笹垣はまず亮二の母のスナックに行き、扉が外開きに変わっていることを聞く。あれから七年、亮二に雪穂から連絡はない。学校にも行かないで、図書館で雪穂の幻を見ている日がある。図書館のおばさんには、「向こうはもう忘れているの。学校に行きなさい。」と叱られている。「どこかで幸せにやっているのなら、俺は、よかったなと言ってやりたい。そのために他人になったのだから。きっと、このまま何もなく、他人として生きて行くのだろう。良くも悪くも、何事も起こらず。」
ドラマ
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ドラマ 神はサイコロを振らない  第一回 2006年1月18日放送 あらすじ&レビュー

2006-01-19 17:29:51 | 2006年第1期ドラマ
東京の空港。東洋航空のグランドホステス、黛ヤス子は回想する。あの日あの事故で失った恋人木内哲也。「あれから十年が経ったのだ。」1996年8月10日15時30分。東洋航空402便は長崎空港から東京空港に向けて順調に航行していた。しばらくして、パイロット木内は、目の前に積乱雲を発見。「迂回しますか?」「いや、このままいこう。」と機長。突然、機体は大きく揺れた。ダウンバーストだ。
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ドラマ Ns' あおい  第二回 2006年1月17日放送 あらすじ&レビュー

2006-01-19 17:29:32 | 2006年第1期ドラマ
転勤から一週間だ。あおいの勤める病棟に研修医江藤がやって来る。田所に取り入って耳鼻科志望から内科志望に変えたらしい。あおいは次第に桜川病院の実情を知ってゆく。この病院では一人につき十人の患者を担当していること、保険の点数稼ぎの為に病院の前からも救急車を呼ぶこと、総師長の決めた桜川病院のルールである。

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ドラマ 西遊記 第二回 2006年1月16日放送 あらすじ&レビュー

2006-01-19 17:29:08 | 2006年第1期ドラマ
草原をゆく一行。悟空は「三人の弟子で誰が一番偉いか」で喧嘩をする。
温泉でも入りたいと言っていると、山の麓に温泉の湯気が・・・三匹は温泉に入浴している美人三姉妹に出会う。冬麗、春麗、夏麗の三姉妹はいずれも独身で、この温泉宿を守ってくれる亭主を探しているとのこと。三匹は立候補するのだが・・・

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ドラマ 輪舞曲(ロンド) 第一回 2006年1月15日放送 あらすじ&レビュー

2006-01-19 17:28:48 | 2006年第1期ドラマ
都会の林立したビル群と大地、空が映し出される。立ち尽くす西嶋ショウ(日本語で)と、チェ・ユナ(ハングル語で)のモノローグ。
「悲劇は憎しみを生み、その憎しみはまた悲劇を生む。悲劇と憎しみの連鎖は幾重にも絡まり、世界は悲しみのロンドを踊り続ける。今もなお。」

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大河ドラマ 功名が辻 第二回 2006年1月15日放送 あらすじ&レビュー

2006-01-19 17:27:19 | 2006年第1期ドラマ
合戦が終わった清須城下の村。信長は明智光秀の姿を見る。濃姫の従弟だ。松平元康(後の家康)を攻めるか、又は美濃か、家臣の意見は分かれる。信長は美濃を攻め、濃姫の仇をとる道を選ぶと言う。
一豊は久しぶりに母法秀尼を訪ね、「(父の仇だが)惚れた男に仕える。」と言う。千代を見かけ、「まだおったのか」と、無神経なことを言って母にしかられてしまった一豊だが、素直に平謝りするのだった。信長をあがめる一豊に千代は言う。「千代は戦が嫌いです。刀も槍も鉄砲も戦も。武士などいなければいい。」<

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ドラマ 喰いタン  第一回 2006年1月14日放送 あらすじ&レビュー

2006-01-15 14:38:19 | ストーリー&レビュー
第一回
国際線で日本に向かうジャンボ旅客機のファーストクラス。皆が寝静まる頃、ぱくぱくとひたすら食べている男がいる。お雇い探偵の高野聖也。あらたな職を得て日本に帰ってくるところだ。「う~ん、デリシブ。」舌鼓を打って、次の皿に箸をつける。
場面は変わり白昼の横浜ベイエリア。大型のバイクを颯爽と乗りこなし、野田涼介が現れる。バイクは崩れかけの倉庫の間を縫って走る。
着いた先はホームズエージェンシー。探偵事務所だ。涼介はそこの社員だが、よその連中はすでに他社から引き抜かれ、事務係のアシスタント出水京子がたった一人で切盛りしているだけ。
そこにベルの音が。現れたのは依頼者ではなく大きな宅配便の荷物だった。あて先は、「高野聖也」とある。「?」二人は何のことだか分からない。
その頃飛行機は日本の領空に入り、着陸を控えていた。高野は持参の箸をようやく仕舞う。「ごちそうさま。」それを見た外国人の少年は「サムライだ。」とワクワク顔。
その頃事務所では、新しいリーダーの到着を待っていた。だが現れたのは依頼者の少年で、猫を探してほしいということだった。名前はミユキ。涼介はしぶしぶ一万円を受け取る。そのとき、ようやく高野が現れる。赴任早々高野が注文した肉まんのせいで、なけなしの一万円は消えてしまい・・・
外出しても、高野はなお食事を摂ると言い、あきれる二人。「待てエ~!」突然人の叫び声が。見ると男が警官に追われている。犯人は高野の持っていた肉まんの袋をも奪って逃げる。高野は逃走する犯人をあっという間に取り押さえる。食べ物については相当の執念を持っているらしい。一同は感嘆する。

タイトル

高野たちは、ひと仕事を終え、次の事件現場の三丁目へと急ぐ。警察の捜査にひと役買い、報奨金をもらおうというのだ。三丁目の殺人事件現場で、高野は被害者の食べていたらしい高級寿司を味わったというかどで、連行される。
警視庁で高野はカツ丼を食べさせてもらい上機嫌。警視庁のキャリア緒方女史はそんな高野を一喝する。署長とも真っ向から対決する、こわもてのカリスマだ。署から戻った高野達は、被害者が殺された時に食べていたという、「うさぎ寿司」のにぎりを注文する。
翌日、被害者の妻が怪しいとにらんだ涼介は、尾行をするのだが、あっさり刑事に見つかってしまい叱られる。
高野達は方針を変えて中華街へ。うさぎ寿司はその一角にあった。寿司を頬張る三人。そこへ緒方も現れる。喧嘩しながらも親睦を深めていく四人だが、高野は寿司を食べながらあることに気付き、何故か涙を流す。
翌日、猫のみゆきが見つかる。高野は少年の差し出すお札をそっと少年のポケットに返してやる。
高野は涼介を連れ、うさぎ寿司へ。高野は出前用の寿司と店に出す寿司の握り方の違いを指摘し、うさぎ寿司の主人の自白を引き出す。犯人はうさぎ寿司の主人だった。借りた額以上の金を無心し、寿司屋の誇りを汚した被害者が許せなかったと言う。高野は、「こんないい寿司を握れる人に悪人はいない。」と言い、もうひとつにぎりを注文する。「戻ってくる日まで、この舌に記憶を焼き付けます」と・・。
高野は海を見ながら涼介に、「店主は自首するだろう。そう信じる。
」と告げ、涼介はそんな高野を少し尊敬の眼で見直すのだった。

レビュー
原作は漫画「喰いタン」。脚本の伴一彦氏は、前日放送の「スチュワーデス刑事」最終回も手がけている。「恋がしたい恋がしたい恋がしたい」の遊川和彦氏と同一人物。「恋がしたい~」では、ごく普通の現代人に宿った救済観を示して見せた。今年は第一クールからはりきって登場。原作があるので内容はそう変わっていないと思われるが、ゆったりとした時間の流れにちょっとおとぼけた連中と、こういったテイストはお得意コースらしい。ふと2004年春同枠の「仔犬のワルツ」(野島伸司氏)を思い出した。このドラマは、親子に流れている血の鼓動と盲目の天才少女の運命の鼓動が対決の形で描かれ、どちらもそのかけがえのなさを知るという内容で、個人的に大変好きだった。で、この「喰いタン」は、いかにも奇妙なキャラクターの「思い」が、コミカルに描かれており、あまり考え込まなくても楽しめる内容になっている。最初の数分が過ぎた頃、退屈さの魔物に「確保」されかけてしまったが、フワフワした情感に次第に引き込まれ、なんともメロウな仕上がり。先入観に支配されたか・・・辛抱して見ると、「そういえばこんなヤツいたよな。」なんて言ってる自分はすでに壮年の扉。そうそうはしゃいでらんないなあ・・・。

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ドラマ Ns' あおい  第一回 2006年1月10日放送 あらすじ&レビュー

2006-01-11 18:23:08 | 2006年第1期ドラマ
夜の国道。私設救急車(?)が渋滞に巻き込まれている。中には骨折の患者が。付き添う
あおい。患者の容態が急変。「山田さん!山田さん!」あおいは必死に心臓マッサージす
るのだが・・・
あおいの部屋。夢から覚める。今日は新しい職場の初日。遅れたくはない。猛スピードで
自転車を漕ぐ。八百屋の前、小型バイクがあおいを追い抜いて行く。バランスを失って倒
れるあおい。八百屋に自転車ごと突っ込む。八百屋の優しいおばさんは、転がったりんご
をあおいに渡し、「どうせ売れないから持っていきなさい」と言う。新しい病院の前で、あお
いは健闘を誓う。

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