うちのうさぎ

2005年夏、斜頚を発症。2008年秋、顎下膿瘍の手術を受ける。ホリスティック診療に挑戦し鍼灸とかしてました。

ありがとう と君に言われるとなんだかせつない

2009-10-21 | 今日のできごと
うちのうさぎの闘病メモはこれでおしまいです。

彼は、2009年10月11日の朝、永眠しました。
このところ続けていた時間がある限り意地でも付きっ切りで見張るキャンペーン絶賛開催中の疲れで、睡魔に負けて居眠りをしてるほんのわずかな隙を狙って。

そして、私が彼にしたお願いを全部、ほんとうに、ほんとうに、1つも残すことなく聞き遂げた後で。

結局、泣き言メモでしかなかったけれど、私にとっては彼が生きてきた証の一つです。
まだ、振りかえって見ることすらできませんが。

4年以上の長きにわたり、内心呆れつつも、心優しいコメントをしていただいた方、また、blogを見に来ていただいた方には感謝の気持ちでいっぱいです。
いずれ、気持ちの整理がついたら、判る範囲はご挨拶をしなければと思いつつも、とうぶん無理かもしれません。
せめてお世話になった方だけでも、ご連絡しなくてはと、思いつつ、文字を綴る途中で視界が霞んでしまうを繰り返し、もう九日祭となってしまいました。その教えの通り、肉体にあったときに感じていた悲しみは喜びに変えられ、悲しみを忘れていてくれると良いのですが。




君がいない夜は・・・、長い。

私が失ったものは。
この世で何よりも大切なものと思い生きてきた存在。
そして、私が前に進む為の唯一の理由。

アイシテル。
愛してた、じゃない。
愛してる。一番。

いつか、過去になる。
そう考えるだけで、今は、とても苦しい。

決戦の準備は ぬかりない 退がらない

2009-10-10 | 病院
通院予約の日が来ました。

毎日毎日帰ると、脱水症状を起こしていて、意識があやしいことも度々。
下手すると体が硬直していることもあって。
あわてて水分補給をし、脱水症状が落ち着いたところで、ご飯、薬。
一晩中付き合って、長い夜を過ごし、なんとか朝が来て、また置いて出るの、繰り返し。

そんな様子に次の予約の日まで、もしかしたら持たないかもしれない。
そう思った日もあったけど、彼は、また、私の言葉に応えたのです。

「先生にちゃんとご挨拶したの?
お世話になった先輩の子たちは皆、ご挨拶していったの知ってるでしょ。
まだだよね?
君だけご挨拶しないで、諦めてはだめなのだよ。」

なんとなくだけど、私には、彼はまだ先生に、お世話になりましたと挨拶をしていないはずという確信があったのです。

あの仔も、あの仔も、あの仔も、あの先生にお世話になった子達は皆、きちんとご挨拶をしていったというお話を聞いていました。
多くの仔は、「あと○日ではなくて、まだいつかは決めていないけど、次は会えないかもしれない」で、飼い主がそれを教えてもらうことがありえるのは、いった後のことだけど。

体重は500g。
それでも、彼は自分のするべきことをこなしてる。

ただ傍にいたいの

2009-10-06 | 今日のできごと
大型台風が近づいているニュースがされています。
彼にはとても大きな負担となることでしょう。


一晩、家を空けていた間に、また、彼は悪くなっていました。
冷たい雨が降る夜空を見上げ、何もできない自分を嘆き、傍にいれない自分を責め、こうなる可能性があることは十分に予測できていたはずなのに、生活を取る事を選んだ自分の判断を後悔。
どれだけ悔やんでも、最終の新幹線にはもう間に合わなくて。

せめて、戻るまで。
戻るまで、お家にいるって、出掛けるときにお願いしたのだから。
そう、見えるはずのない、星に願い、月に祈る。


ドアを開け、「ただいま」と声をかけたら、倒れていたけれど、彼は体を動かして精一杯の待っていたよアピール。
起こしたら、ごはんをたべようとさえし始めて。

約束は守ったよ。
僕、頑張ったんだよ。
大好きな君の涙を見たくはないから。
彼は、たぶん、きっと、そう言ってる。

冬の雪も あなたと見たい あなたといたい

2009-10-05 | 病院
数時間目を離すと、彼は横たわって倒れていることが多くて、生きているのか、死んでいるのか、近寄って声を掛けるまで識別できない眺めというのがお約束になってそれなりの日々が経ちました。
もう、彼は、些細なことでバランスを崩して倒れても、自力で起きることはできないくらい衰弱しているのです(ごく稀に成功しているようですが)。

いつものように声を掛けながら起こしあげた、彼の片目に異変が。

固く閉じられた、その瞳には、目やになのか膿なのか判りませんが白いものが涙袋の辺りまでびっしりと覆い、目全体が腫れています。涙で濡れたのか毛が張り付いて、腫れ感は強調されて感じる。

とっさに、頭の中をよぎったのは、眼窩膿瘍と、膿瘍破裂の文字。

取り急ぎ、かかりつけの先生に連絡を取り、幸いにも連絡が取れたので、家でできる応急処置を教えていただき(他の箇所の処置の為に処方されているものが多少あるので)、翌朝の診察を承諾していただきました。

彼は、とても痛そうです。
先生に教えていただいた応急処置にも、びくびくと全身を震わせながら反応します。
その動きは、間違いなく、反射的な痛みに対する反応で。
我慢しようと頑張る彼が、押さえ切れない程の強い痛み。

翌朝、病院に向かい、先生に診ていただきました。
この状況は瞳に傷があるのが原因で、眼を自分で傷つけたのではないか、ということです。

新たに、眼科治療が追加されました。
時間間隔を置く指示がある薬剤の種類がさらに増えて。
目薬を意とも容易にさせるくらい衰弱しているのが、むしろ不幸中の幸いという変な現状。


520g。
よく生きていられるなと思います。