0501Precincts 12
12月1日
Say
どんな国宝よりも
今君が生きてる方が
ずっと素晴らしい。
(久松史奈「Say」)
価値は。
故人の遺物の価値は。
今生きている人間の行動の価値によって。
常に更新される。
12月2日
Play The Game
始まる 最後の勝負
俺とお前と どちらか勝つか
Play The Game
仕方がない 友よ
全ては 神が導く答えだ
(Do As Infinity 「最後のGAME」)
12月3日
私達にできるのは、Play The Game.
Play The Gameだけだ。
そしてその結果を決めるのは、しかし私達ではない。
結果は、神が導く。
12月4日
結果は、神が導く。
ここで言う神とは。
「自分の外の全て」である。
自分を取り巻く環境のことだ。
12月5日
キミの命は犠牲にされ。
Your lives were sacrificed.
キミの最期の意志は正当化されるだろう。
your last will's justified.
(VANPS 「REPLAY」 )
12月6日
命が犠牲にされた時、その時持っていた意志つまり最期の意志だが。
これが正当化される。
これが事実だ。
意志に最終的に発動エネルギーを与えるのは、己の命なのである。
12月7日
あなた、という存在は、エネルギーなのだ。
何のエネルギーなのか?
それは、あなたの意志を発動させるためのエネルギーである。
あなたの人生は、あなたの意志をこの世に根付かせ、
生育するための肥料なのだ。
12月8日
自分の命を犠牲にした者は、その意志が永続的に受け継がれる。
全く皮肉な事に、
歴史に名を残す人物とは、
決して生き永らえた者ではなく、
「意志(思い)に生命を投じた者」なのである。
実に面白い。
永遠の生、不老不死は、
「自分の意志に命を捧げることで得られる」ということだ。
12月9日
「人は、弱くて、不完全で」
「だから託すんだ」
「託されて、歩み続けるんだ」
「どんな辛い道であっても」
(映画「機動戦士ガンダムUC エピソード6」)
12月10日
あなたが、この世に、生まれたということは。
それは、「託された」、ということなのだ。
何を託されたのか?
「ヒトという生物種の可能性」だ。
12月11日
次代に、託す。
それは、次代の受けとめ方によっては、祈りにもなるし、呪いにもなる。
12月12日
弱さが克服されるまで、「弱さを克服するための機会」が、訪れ続けるだろう。
12月13日
弱さとは?
「認めたくない人を、認めない」という考えだ。
これは、エゴの一つの表現のようであって、実はエゴの本体、根幹なのである。
12月14日
「認めたくないものを認めない」
これが、エゴの根幹であり、核心である。
認めたくないものを認めないというのは。
「欲しいものは手に入れたい」
「欲しくないものは避けたい」
「自分は考えを変える気は無いので、周りが変わって欲しい」
「自分の外に居る独特の存在を、そのままにできない」
ということである。
12月15日
「認めたくない人を認めない」
この考えは、確実に、自分自身を傷つける。
自分が認めない相手から、必ず認められなくなるのだ。
それによって、心の中の「豊かさと穏やかさと富裕感の領域と時間」が狭められる。
12月16日
自分が認めない相手から、必ず認められなくなる。
まさにその通り。
ああ、もう何世紀も前からすでに、先輩たちが教えている。
「自分と他との関係は、合わせ鏡だ」と。
「世界とは、自分を映す鏡なのだ」と。
12月17日
「世界とは、自分を映す鏡なのだ」
世界に認められたいなら、世界を認めてまわればいい。
12月18日
世界をひれ伏せさせたいのならば。
世界にひれ伏せばいいだけだ。
12月19日
沢山の人に好かれ、優しくされたいのであれば。
出会う人全てに好意と優しさを持って接すればいいだけのことだ。
12月20日
「あなたは立派な人間だ」と認められたいのであれば。
世界中のあらゆる人を「あなたは立派な人間だ」と、
ちゃんと根拠を持って認めて回ればいい。
「世界の立派な人間大全集」という本を出版すればいい。
12月21日
「本当に素晴らしい人生」を送りたいのであれば。
世界とあらゆる人々の素晴らしさを発見し、堪能し、
公表し続ければいいだけのことだ。
12月22日
夢を実現したいのであれば。
世界の夢を、実現させてあげればいいだけのことだ。
12月23日
安全・安心に暮らしたいのであれば。
まわりのあらゆる人の、安全・安心を援助・保全してあげればいいだけのこと。
12月24日
「認めたくない人を、認める」
そのとき、あなたは劇的に成長する。
12月25日
エゴにしがみつけばしがみつくほど、あなたは小さく、弱くなる。
エゴは中毒(習慣)を創り出し、中毒(習慣)的購買習慣を創り出す。
そして、お店の常連、上得意様となるのだが。
お店側からすれば、「あの中毒の客ね」と、
最も粗末に扱っていいお客のような認識をされるのだ。
12月26日
エゴを手放せば手放すほど、あなたは大きく、強くなる。
子供のために、タバコを止める。
入院している妻の医療費を完済するために、大好きなナイター観戦とビールを断って、夜勤をする。
半生かけて貯めた貯金を、全て可能性に投資する。
結婚やマイホームなどの私生活の幸せを捨てて、公務を優先する。
世界中の誰もが恐れてやらない記録に、挑戦する。
皆が望む理想の実現のために、命を賭ける、命を捨てる。
エゴを手放せば手放すほど、あなたは大きく、強くなる。
生の強烈さは、「長さ」「豊かさ」にあるのではない。
生の強烈さは、「エゴからの解放度合い」にある。
12月27日
プライドにしがみつけばしがみつくほど、あなたは小さく、弱くなる。
プライドを手放せば手放すほど、あなたは大きく、強くなる。
プライドなど、若いうちにズタズタにされた方がいい。
そうしたら、もっともっと大きくなれる。
若いうちに認められたことで、
そのプライドが「身の丈を超えた錨」となって、
早々と海中に沈んだ人の何と多きことか。
12月28日
弱さが克服されるまで、「弱さを克服するための機会」が、訪れ続ける。
弱さとは?
「認めたくない人を、認めない」という考えだ。
ではどうやって、その弱さを克服するのか?
また、どのような状態が、克服できた状態なのか?
12月29日
「認めたくない人を、認めない」という、弱さ。
これを世界一克服した人物を、あなたは知っているだろう。
「イエス・キリスト」である。
イエス・キリストに学び、真似をすればいいだけだ。
12月30日
すなわち。
「認めたくない人の、言われるがままにする、されるがままにする」
なおかつ。
「その相手を、許す」
ことだ。
別に、認めなくてもいい。
「私はあなたを認めます」などと言わなくてもいい。
ただ、されるがままにして、そしてそれを「許す」のだ。
だから、相手に対して何か言うとしたら?
「私はあなたを許します」
これによって、あなたは、認めたくない人を認めたことになる。
それにより、あなたは、その人から(時間差はあるが)必ず認められる。
その相手から認められれば、関係は(時間差はあるが)必ず好転する。
12月31日
心と調和する環境が、自分の今の人生である。
心が変化すれば、今の環境はその心と調和できなくなる。
それによって、環境が、その人物の人生から取り去られる。
そして心と調和する環境が訪れる。
最も大事なのは、「心(考え方)を変化させる」ことに努力することなのだ。
「心(考え方)を変化させる」ことに努力する。
「許す」
「認めたくない人を、許す」
「ここで、許さなければ、永遠に“認めたくない人”が登場する」
「だから、今私はここで、許す」
「許すことに、なんの条件もない」
これにより、弱さが克服される。
すると、弱さが克服された環境が、訪れる。
豊かで心の強い人ばかりがあふれる、幸福感と富裕感で満たされ、されど静かで穏やかな環境。
それが、訪れる。
この環境を、Precincts、神聖な領域と言う。
そして、Precinctsは、あなたの心が建設するものなのである。
Precincts。
神聖な領域。
それが、幾十年の努力によって心に建設された時。
あなたは、あなたが誕生する瞬間、神さまが、天使が、天が与えた祝福と言葉の意味を、初めて理解するだろう。
「さあ、行っておいで」
「そして、努力しなさい」
その言葉の意味を、初めて理解するだろう。
「努力には必ず、それに見合うものがあるのです」
「それを手にした暁には、あなたはあなたが生まれたこと自体を、あなた自身で祝福するでしょう」
「あなたは常に、祝福の中に居たのですよ」
という意味を。
そして、その理解を持って生き切った暁には、再びあの声を聞くだろう。
「おかえりなさい」
「おめでとう」
「よくがんばりましたね」
「あなたは、とてもユニークでしたよ」
「でも、あなたのエネルギーを次の世代に渡すには、ちょっとさみしい話ですが、あなたの魂をバラバラにしなければなりません」
「あなたの魂をバラバラにすることを、了承して頂けますか?」
という声を。
答えはもう、決まっている。
エゴを手放せば手放すほど、わたしは大きく、強くなる。
エゴを手放せば、手放すほど。
わたしは、もっと、もっと。
大きく、そして強くなる。
「ええ、喜んで」
0501Precincts 12(完)