目的が自然の理にかなったものであれば、
今現在は認められていなくても、いずれ受け入れられるようになります。
受け入れられることを「勝つ」と表現するなら、
「手段ではなく、目的で勝つ」ということです。
手段で勝つ時代では、大企業が有利でした。
政府が有利でした。
資源の豊富な大国が有利でした。
自然の理にそぐわずとも、圧倒的な力で多くの人を従わせることができたのです。
しかし、今や個人の方が、例えばIT技術にしろ優れた手段を持つようになりました。
手段では、差がつかなくなりました。
今は、ソフトウェアつまり「目的」で勝負する時代になって来ているのです。
政治家も、世襲力以上にソフトの部分で選ばれるようになってきています。
仕事の手段(技術)や資格よりも、
仕事の目的(その仕事の先に何を見ているか)を明確にしましょう。
人生の目的を明確に決めましょう。
もし仮に、「超スーパー人生ナビ」というナビがあるとしましょう。
16つの衛星に同時アクセスし、16のCPUと30ペタBのSSDを持ち、
100カ国以上の言語に対応する人工知能を搭載した、夢のマシンです。
そして、どんな人生も最適な道を教えてくれるという夢のナビです。
で、「その超スーパー人生ナビ」の電源を入れると、ナビがこう言います。
「目的地を、入力してください」。