このブログでも何度も取り上げている「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例」ですが、今日(19日)の都議会で、全会一致で継続審議になったそうです。
漫画などの性表現規制条例、都が継続審議へ
18歳未満の性行為を露骨に描いた漫画やアニメの販売・レンタルを規制する東京都青少年健全育成条例の改正案は19日、都議会総務委員会で継続審議の方針が全会一致で決まり、今議会での成立が見送られることになった。
出版業界などから「表現の自由を侵害する」という懸念が広がり、民主などが「議論が尽くされていない」と継続審議を主張。改正に賛成の姿勢を示していた自民、公明も了承した。30日に閉会予定の定例会で正式に決定した後は、総務委員会で審議が続けられる。
石原慎太郎知事は19日の定例記者会見で、「継続審議の間に、いろいろな意見を聞き、誤解を解いていきたい」と述べた。
今回の継続審議については、すでに17日に事実上決まっていたようで、マスコミでも報道されていましたからご存じの方も多いと思います。
性表現規制、継続審議へ…都条例改正案
しかし、18日に、ネット上ではこんな情報が流れていたのです。
都議会議事堂から取り急ぎ。「継続審議決定」はガセです。明日、採択とるつもりで議題が進んでます。
ガセ…なんだか刑事みたいですね。
これを見て、みなさんはどういう意味に見えますか?
報道はウソで、実は国民に何も知らせずに政治家がこっそり話を進めているという意味に見えますよね。
私にはそう見えました。
でも、これを書いた人は、後で下のように書いています。
「継続審議決定はガセ」という表現について誤解を生んでいるようなので、補足します。民主の方針に関する新聞報道がウソだったという意味ではないです。決定は「予定通り」明日の採択であるということ。だそうです。
つまり、「継続審議かどうかの議決を採択する日は予定通りです」という意味だったそうです…
これ、日本語ですか?
どうして児童ポルノ規制反対派の人たちって、こんなあいまいで、こじつけみたいな表現をするのでしょうか?
マンガやアニメやゲームがあるのは、平和な日本があるからこそです。その2でもツッコミを入れましたが、無理な解釈が多すぎです。
こんなどう見ても日本語として無理な拡大解釈をして「マンガやアニメやゲームの危機だ!」と叫ぶのは、逆に言えば
無理な解釈をせず、普通に考えれば、マンガ・アニメ・ゲームの危機とは言えない
という証拠ではないでしょうか。
しかし、今回の騒ぎによって、マンガやゲームのファンの人たちの間に
「児童ポルノ規制=マンガやアニメやゲームを潰すこと」
「児童ポルノを規制しようとする人たち=マンガ・アニメ・ゲームの敵」
というウソに騙されている人が、さらに増えてしまったと思います。
次の都議会は6月です。
このときにも、児童ポルノ規制反対派は、大きな行動を起こすことでしょう。
そして、今回と同じように、そして、去年の衆議院選挙の前と同じように「児童ポルノを規制しようとする人たち=マンガ・アニメ・ゲームの敵」という間違ったイメージを、ますます強く広めてゆくでしょう。
その後、すぐに参議院議員選挙が行われます。
ここまで私のブログを読んでくださった方なら、どうなるかわかりますよね?
マンガ・アニメ・ゲームの敵というレッテルを貼られた自民党は、支持を失って大敗北
そして
マンガ・アニメ・ゲームの味方ということになった民主党は、圧倒的な支持を受けて大勝利!
となり、去年の衆議院選挙の結果を繰り返すことになるでしょう。
マンガやアニメやゲームがあるのは、平和な日本があればこそです。その1でも書きましたが、民主党の人たちは、1月の都議会選挙に負けて、参議院選挙に不安を感じているそうです。
都議補選で民主敗北 参院選に不安
そんな民主党の人たちにとって、この結果はまさに思い通りですよね。
でも、客観的に見て、本当に児童ポルノ規制に反対している(とされている)民主党や共産党を支持することが、マンガやアニメやゲームを守ることになるのでしょうか?
これについては、以前書いた記事も読んで、考えてみてください。
マンガ、アニメ、ゲームを守るために~わたしにできること~
マンガやアニメやゲームを愛している方は、これまでの記事もぜひ読んでみてください。
マンガやアニメやゲームがあるのは、平和な日本があればこそです。その1
マンガやアニメやゲームがあるのは、平和な日本があるからこそです。その2
マンガやアニメやゲームがあるのは、平和な日本があるからこそです。その3
今回の記事とは違い、児童ポルノに関係する問題について直接的な表現があります。そのような言葉に嫌悪感を持つ方や、冷静に受け止められない方は、読まないようにしてください。
漫画などの性表現規制条例、都が継続審議へ
18歳未満の性行為を露骨に描いた漫画やアニメの販売・レンタルを規制する東京都青少年健全育成条例の改正案は19日、都議会総務委員会で継続審議の方針が全会一致で決まり、今議会での成立が見送られることになった。
出版業界などから「表現の自由を侵害する」という懸念が広がり、民主などが「議論が尽くされていない」と継続審議を主張。改正に賛成の姿勢を示していた自民、公明も了承した。30日に閉会予定の定例会で正式に決定した後は、総務委員会で審議が続けられる。
石原慎太郎知事は19日の定例記者会見で、「継続審議の間に、いろいろな意見を聞き、誤解を解いていきたい」と述べた。
今回の継続審議については、すでに17日に事実上決まっていたようで、マスコミでも報道されていましたからご存じの方も多いと思います。
性表現規制、継続審議へ…都条例改正案
しかし、18日に、ネット上ではこんな情報が流れていたのです。
都議会議事堂から取り急ぎ。「継続審議決定」はガセです。明日、採択とるつもりで議題が進んでます。
ガセ…なんだか刑事みたいですね。
これを見て、みなさんはどういう意味に見えますか?
報道はウソで、実は国民に何も知らせずに政治家がこっそり話を進めているという意味に見えますよね。
私にはそう見えました。
でも、これを書いた人は、後で下のように書いています。
「継続審議決定はガセ」という表現について誤解を生んでいるようなので、補足します。民主の方針に関する新聞報道がウソだったという意味ではないです。決定は「予定通り」明日の採択であるということ。だそうです。
つまり、「継続審議かどうかの議決を採択する日は予定通りです」という意味だったそうです…
これ、日本語ですか?
どうして児童ポルノ規制反対派の人たちって、こんなあいまいで、こじつけみたいな表現をするのでしょうか?
マンガやアニメやゲームがあるのは、平和な日本があるからこそです。その2でもツッコミを入れましたが、無理な解釈が多すぎです。
こんなどう見ても日本語として無理な拡大解釈をして「マンガやアニメやゲームの危機だ!」と叫ぶのは、逆に言えば
無理な解釈をせず、普通に考えれば、マンガ・アニメ・ゲームの危機とは言えない
という証拠ではないでしょうか。
しかし、今回の騒ぎによって、マンガやゲームのファンの人たちの間に
「児童ポルノ規制=マンガやアニメやゲームを潰すこと」
「児童ポルノを規制しようとする人たち=マンガ・アニメ・ゲームの敵」
というウソに騙されている人が、さらに増えてしまったと思います。
次の都議会は6月です。
このときにも、児童ポルノ規制反対派は、大きな行動を起こすことでしょう。
そして、今回と同じように、そして、去年の衆議院選挙の前と同じように「児童ポルノを規制しようとする人たち=マンガ・アニメ・ゲームの敵」という間違ったイメージを、ますます強く広めてゆくでしょう。
その後、すぐに参議院議員選挙が行われます。
ここまで私のブログを読んでくださった方なら、どうなるかわかりますよね?
マンガ・アニメ・ゲームの敵というレッテルを貼られた自民党は、支持を失って大敗北
そして
マンガ・アニメ・ゲームの味方ということになった民主党は、圧倒的な支持を受けて大勝利!
となり、去年の衆議院選挙の結果を繰り返すことになるでしょう。
マンガやアニメやゲームがあるのは、平和な日本があればこそです。その1でも書きましたが、民主党の人たちは、1月の都議会選挙に負けて、参議院選挙に不安を感じているそうです。
都議補選で民主敗北 参院選に不安
そんな民主党の人たちにとって、この結果はまさに思い通りですよね。
でも、客観的に見て、本当に児童ポルノ規制に反対している(とされている)民主党や共産党を支持することが、マンガやアニメやゲームを守ることになるのでしょうか?
これについては、以前書いた記事も読んで、考えてみてください。
マンガ、アニメ、ゲームを守るために~わたしにできること~
マンガやアニメやゲームを愛している方は、これまでの記事もぜひ読んでみてください。
マンガやアニメやゲームがあるのは、平和な日本があればこそです。その1
マンガやアニメやゲームがあるのは、平和な日本があるからこそです。その2
マンガやアニメやゲームがあるのは、平和な日本があるからこそです。その3
今回の記事とは違い、児童ポルノに関係する問題について直接的な表現があります。そのような言葉に嫌悪感を持つ方や、冷静に受け止められない方は、読まないようにしてください。
ちしまさくらさんは、児童ポルノやなぜかその延長線上に上がっている「非実在青少年」とかいうものの議論をしている人たちの、国語的あるいは法的なリテラシーの欠如を批判していらっしゃるのでしょうか。
ネット上での意見はある程度の影響力があっても、実際に受け取る側にその本質を受け取る力があれば問題は生じませんが、政治家や行政やマスコミがそれに振り回されるようであるなら確かに問題になります。実際に法案が通れば運用に入ってしまいますからね。
ただ、今回のように違憲が疑われる場合は、正確に問題を理解している人が訴訟を起こすということもあり得ます。マンガ・アニメ等の表現を守ろうとするなら、この経過を冷静に見つつ、正しく理論的に反論を形成しておくのが得策と思われます。