また、中国のよくわからない「島?」を見つけてしまいました。
面白いので、みなさんにも紹介したいと思います。
その島?はマクルスフィールド堆(Macclesfield Bank)と言います。
平均水深が12~18mと言う、海に沈んだサンゴ礁です。
中国はこれを「島だ!」と主張しています。
そして、「中沙群島」と名付け、自分の領土だと主張しているのです。
もちろん、中国以外の国は、これが島とは思っていません。
国連海洋法条約第121条第1項
島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、満潮時においても水面上にあるものをいう。
だから、領土と主張している国も中国だけです。これは当然ですよね。
しかし、Wikipediaの「中沙諸島」のページにはフィリピンが主権を主張していると書いてあります。
実は、フィリピンがマクルスフィールド堆の領有を主張しているわけではないのです。
フィリピンが領有を主張していた島を、中国が「中沙群島の一部だ!」と勝手に主張しているだけ
なのです。
この島はスカーボロ瀬(Scarborough Shoal)と言う、小さな島?です。中国は「黄岩島」と呼んでいます。

これも、岩ではないらしいです。
↓こちらの地図を見てください。
Schina_sea_88.png
名前の下に赤線が引いてあるのが、中沙諸島に含まれると中国が主張している島?です。Scarborough Reefの下に赤線が引いてあるのが見えますね。
スカーボロ瀬とマクルスフィールド堆とは、318kmも離れています。地形も繋がっていません。
福岡と韓国の釜山が約200km離れているので、それよりもっと遠いと言う事になりますね。
どう見てもスカーボロ瀬はマクルスフィールド堆の一部ではありません。
つまり、スカーボロ瀬は中沙諸島に含まれますが、マクルスフィールド堆にあるわけではないのです。
事実、中国のマクルスフィールド堆の海図にも、「黄岩島」の文字はありません。

↑クリックすると大きく見れます。
これだけではありません。
他にも、マクルスフィールド堆から遠く離れ、地形的にも関係のないヘレン瀬(Helen Shoal)やドレイヤー瀬(Dreyer Shoal)などの海底の岩も、中沙諸島の一部と主張しています。

海図の中央やや下にある「中南暗沙」と書かれているのがドレイヤー瀬です。
右のすみっこには「黄岩島」と書かれたスカーボロ瀬があります。
距離が離れているだけでなく、地形の繋がりもないことがわかると思います。
クリックすると大きく見れます。
そして、中国はスカーボロ瀬だけが満潮時でも海面上に出ていると言う理由から、マクルスフィールド堆をはじめとするこれらの岩すべてを「島だ!」と主張しているのです。
なお、マクルスフィールド堆は、国際的にはパラセル諸島の一部とされてます。もちろん、スカーボロ瀬やヘレン瀬やドレイヤー瀬はパラセル諸島の一部ではありません。
はっきり言えば、領有権を主張したい岩を、とりあえずあちこちから寄せ集めて名前を付けてみたのが中沙諸島の正体だと思います。
これが、沖ノ鳥島に対して「岩だ!」と文句を付けてくる国の「島」なのです。
みなさんはどう思いますか?

面白いので、みなさんにも紹介したいと思います。

その島?はマクルスフィールド堆(Macclesfield Bank)と言います。
平均水深が12~18mと言う、海に沈んだサンゴ礁です。

中国はこれを「島だ!」と主張しています。

そして、「中沙群島」と名付け、自分の領土だと主張しているのです。

もちろん、中国以外の国は、これが島とは思っていません。
国連海洋法条約第121条第1項
島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、満潮時においても水面上にあるものをいう。
だから、領土と主張している国も中国だけです。これは当然ですよね。

しかし、Wikipediaの「中沙諸島」のページにはフィリピンが主権を主張していると書いてあります。

実は、フィリピンがマクルスフィールド堆の領有を主張しているわけではないのです。
フィリピンが領有を主張していた島を、中国が「中沙群島の一部だ!」と勝手に主張しているだけ
なのです。

この島はスカーボロ瀬(Scarborough Shoal)と言う、小さな島?です。中国は「黄岩島」と呼んでいます。

これも、岩ではないらしいです。
↓こちらの地図を見てください。
Schina_sea_88.png
名前の下に赤線が引いてあるのが、中沙諸島に含まれると中国が主張している島?です。Scarborough Reefの下に赤線が引いてあるのが見えますね。
スカーボロ瀬とマクルスフィールド堆とは、318kmも離れています。地形も繋がっていません。
福岡と韓国の釜山が約200km離れているので、それよりもっと遠いと言う事になりますね。
どう見てもスカーボロ瀬はマクルスフィールド堆の一部ではありません。
つまり、スカーボロ瀬は中沙諸島に含まれますが、マクルスフィールド堆にあるわけではないのです。
事実、中国のマクルスフィールド堆の海図にも、「黄岩島」の文字はありません。

↑クリックすると大きく見れます。
これだけではありません。
他にも、マクルスフィールド堆から遠く離れ、地形的にも関係のないヘレン瀬(Helen Shoal)やドレイヤー瀬(Dreyer Shoal)などの海底の岩も、中沙諸島の一部と主張しています。

海図の中央やや下にある「中南暗沙」と書かれているのがドレイヤー瀬です。
右のすみっこには「黄岩島」と書かれたスカーボロ瀬があります。
距離が離れているだけでなく、地形の繋がりもないことがわかると思います。
クリックすると大きく見れます。
そして、中国はスカーボロ瀬だけが満潮時でも海面上に出ていると言う理由から、マクルスフィールド堆をはじめとするこれらの岩すべてを「島だ!」と主張しているのです。
なお、マクルスフィールド堆は、国際的にはパラセル諸島の一部とされてます。もちろん、スカーボロ瀬やヘレン瀬やドレイヤー瀬はパラセル諸島の一部ではありません。
はっきり言えば、領有権を主張したい岩を、とりあえずあちこちから寄せ集めて名前を付けてみたのが中沙諸島の正体だと思います。
これが、沖ノ鳥島に対して「岩だ!」と文句を付けてくる国の「島」なのです。

みなさんはどう思いますか?