【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

藤~奈良公園~

2013-05-17 | 花だより
5月1日、春日大社、興福寺など散策して来ました。

ムクロジ


国立博物館から春日大社参道にでたところにあり、白乳茶色の木肌で、幹の空洞から、竹が伸びています。
幹周4,58メートル、樹高15,5メートル。果皮にサポニンが含まれていたことから、石鹸として利用されていたとか・・

砂ずりの藤

  
参道から本殿へ向かって階段を上がって行ったところにあり、「花の穂」が地面の砂にすれるほど長いところから、この名前が付いたとか。
平成14年度1,65メートル~平成24年度1,32メートルと、年度別長さが掲示してありました。
今年は何メートル?

飛火野
一番最初に目に入った「藤」です。


神苑&御神木、大杉 

写真左手に御神木の大杉が見えます。樹齢800年~1000年。
  
御間道(おあいみち)

  
本殿と若宮社の間の道を尊んで、御間道(おあいみち)と呼ぶそうです。
850年以上も神官や宗教者が往復した道で、道沿いには、古い石灯篭が並んでいます。
偶然にも、若宮社へ向かわれる、神官達の列に遭遇・・・。

若宮社

  
若宮社本殿北側の竹林に巻きつく、八重咲きの「八ツ藤」が、鳥居の左側にある筈なんですが、咲いてなかったのか、見落としたのか・・・。

南円堂&藤 


興福寺の南円堂の前にある藤は「南都八景」の一つで、室町期に足利義政のお供をして来た、相国寺の僧が選定した名勝地だそうです。
南都(奈良)八景とは
1.東大寺の鐘 2.春日野の鹿 3.南円堂の藤 4.猿沢池の月 5.佐保川の蛍 6.雲井坂の雨 7.轟橋の旅人 8.三笠の雪
  6、7は道路整備されわからないようです。

藤&五重塔
  
南円堂から五重塔を見たところです。

八重藤


  
南円堂のななめ前にある藤です。「ブドウ」のよう。
  


南円堂の右側にある「橘」です。かわいいですね。
  
京都御所の紫宸殿の階(きざはし)の左右に、桓武天皇がサクラとタチバナを植え、「右近の橘」「左近の桜」と言われていますが、 藤原氏の氏寺である興福寺では、サクラの代わりにフジが植えられ、「右近の橘」「左近の藤」と言われています。
左(東)は左近衛(さここのえ)府、右(西)は右近衛府、と、警護の宮人が詰めていたので、そう呼ばれるようになったと伝えられています。

鹿  
奈良と言えば「鹿」。

鹿せんべいを持った修学旅行生達が、鹿に追いかけられたり、賑やかでしたよ。
   
こちらは、のんびり、くつろぐ鹿たちでした。

今年生まれた子鹿も、そろそろお目見えするんじゃないでしょうか・・・。

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