【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

文楽

2017-02-14 | デジカメ紀行
国立文楽劇場(こくりつぶんらくげきじょう)




大阪府大阪市中央区にある劇場。
4番目の国立劇場として1984年に開館、大小2つの劇場と展示室などからなっています。


1月22日 人形浄瑠璃 文楽「初春文楽公演」へ出かけてきました。

ホール正面に「にらみ鯛」。




ホール入り口近くには


餅花と義経千本桜の人形が。


餅花とお染の人形が。


文楽は、太夫の語りと三味線、人形遣いの三業が心をあわせて一つの舞台を作り上げる総合芸術です。

開演時間まで、 資料展示室を覗きました。

常設展示は「文楽入門」、企画コーナーは「初春文楽公演の演目にちなんで」。

文楽の歴史に関連した書籍や年表をはじめ、太夫・三味線・人形の三業についての基本的な資料により文楽を解説紹介。
企画コーナーでは、初春文楽公演「寿式三番叟」を中心に上演演目に関連した資料を展示。

見台


三番叟舞台


三番叟で使われる人形等


人形かしら等




こちらの展示は、手にとり、動かせたりできます。

ぶんちゃん&らくちゃん



左手で人形を持ち、右手で人形の右手を持ち、
動かすようになっています。
一人使い用の人形なので、思ったより軽かったです。








劇場内に入ります。

国立劇場の紋章

奈良薬師寺東塔の水煙より考案したものです。日本の伝統芸能の一大殿堂にふさわしい、天来の妙音を笙(しょう)・笛(ふえ)・琴(きん)・箜篌(くご)の楽器によって奏でる楽天女の姿を紋章の中心に配し、その周囲は、この六呂(りくりょ)の音律に乗って虹のごとく空にたなびく、六流の天女の霓裳(げいしょう)を表現したもので、国を代表する劇場の品位に
似つかわしい優美と典雅をその主調としたものです。


チケット&パンフレット


芝居絵

ホールに展示されています。


演目は・・・。
第一部
国立劇場開場五十周年を祝ひて 寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)
・天下太平を祈る能楽の儀式的な曲である「翁」を義太夫節に移したもので、劇場の開場や新春などのおめでたい時に上演されます。

奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)
 環の宮明御殿の段

本朝廿四考(ほんちょうにじゅうしこう)
 十種香の段
 奥庭狐火の段


舞台上部に掲げられた「にらみ鯛」と大「凧」

凧の文字は生國魂神社の宮司中山幸彦さん揮毫によるもの。






扉があくと、太夫、三味線の方たちが登場する所です。




緞帳三種

第二緞帳「四季扇面彩の舞(しきせんめんいろどりのまい)」

鮮やかな色彩の扇面が舞う構図。
水面と桜の花、大阪の地に因んだ梅ケ枝、紅葉、雪持ちの松葉、
花菱模様などがリズミカルに配置されています。

第三緞帳「蒼流悠松図(そうりゅうゆうしょうず)」

国立文楽劇場の緞帳の大きなテーマの一つで開場時の初代から徐々に成長していく様子が描かれていたそうですが、
今回は、桃山時代の絵師、海北友松の「浜松図屏風」を基に、
松が一段と生長した姿を見せています。

定式幕(じょうしきまく)

三色に染めた布を縦に縫い合わせて作った引幕。
「黒」「萌葱(もえぎ=濃い緑色)」「柿色」の三色です。
芝居の幕開きと終幕に使われます。


説明は公式ホームページ、パンフレットを参考にしました。

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