「そういえば、伊東乾氏の研究って、
脳の血流量変化をモニターしてい機器開発製作が島津製作所ってことは
fNIRS(光トポグラフィー)使ってるのかな。」
理系姉さま、怠惰猫さんと雑談メールしてて先日の話題が出た。
おっしゃるとおりです。資料にきちんと書かれていました。
専門的なことはあえてほとんど省いて書いた(私が詳しくない為)のに、
「脳の血流量」というキーワードだけで中身を当てられてしまいました。
さすが。しかも晩酌しながらこの手の研究本が読める彼女である。
また彼女の理系科学クールビューティーさにホレボレしてしまった。
「酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロビンの相対量をモニターするんだったっけ…。
fNIRSの機器開発は、日立製作所と島津製作所がしのぎを削っていますね。
私は、脳梗塞後のリハビリ効果の実証に関するfNIRS研究の本は
読んだことあります。
私の専門分野に少しだけ関連している事柄なんです。」
(怠惰猫さん談。以後「」はすべて怠惰猫さん)
うわお!すんごい身近にブレインマッピングに詳しい人がいただよ。
シンポジウムにいたら、さらに突っ込んだ話もできたかも。
というわけで、伊東氏のマインドコントロールの研究に関するけど、
ちょっと番外編で、ブレインイメージング(ブレインマッピング)そのものの本やサイトなどを怠惰猫さんに紹介していただいた。
ちょっと専門的な内容で、主に脳リハビリの研究と成果についての内容が多いと思うが、いずれも将来的には関連性のある内容と思う。
興味のある方はぜひのぞいてほしい。
●【fNIRSについて】
【研究例など】
●書籍【Mind Hacks】
~ 実験で知る脳と心のシステム~
●書籍【脳からみたリハビリ治療】
「この本の著者にはボバース記念病院の医師が含まれていますので
ボバース法(リハビリ法のひとつ)のアプローチの有効性を検証するためにも
fNIRSでの測定を行ったりしています。
fNIRSの場合、歩行訓練しながらでも測定できます。
(fMRIなどでは、デカイ装置の中で横にならなきゃ測定できない野に対して、
fNIRSは日常の動きが可能であることがメリット)」
●松澤 大樹オフィシャルサイト
サイトの中から【ブレインイメージング】
●関連【日立製作所のfNIRSの製品化】
(ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者さん向けのコミュニケーション支援機器)
個人的にはサイトなど読んでいたら、欝や統合失調症も治療前後の脳の写真などもあって、
「欝なんてもんは気の持ちよう」「気合で治す」という問題じゃないことだってあるんだよね、とあらためて思う部分もあり(いまどきそんな人も少ないかもしれないけど)。
そして、「決して治らないものではない」という認識もあらためて持てる。
また、新皮質だけでなく私が気になる偏桃体や海馬の話も載っていた。
アルツハイマーの研究も進んでいるのですね。
「記憶」「学習」「心」「感情」「理性」「理知」そういった部分も、いろんな形で適切にケアしたり補い合ったりできる未来が感じることが出来る。
「神経ネットワークの再構成、なんて書いてありますけど、例えば、脳卒中なんかで脳の一部に損傷を受けた場合、その損傷部位自体は残念ながら再生されないわけです。
ただ、脳の神経ネットワークは直列ではなく、複雑に張りめぐらされていますから、非損傷部位へのネットワークが新たに形成されますしそれと同時に脳の神経細胞の役割自体も変化して
(例えば手の麻痺のケースでいえば、肘を動かす役割を持つ神経細胞が新たに手を動かす役割も兼ねるようになるとか)
機能が回復するとかそんなことが、ブレインイメージングによる研究から解るらしいです。」
10年くらい前のNHKスペシャル「心と脳」で、脳内出血でダメージを受けた部分の機能を、リハビリ訓練によってニューロンが伸びて別の部分が補っている、というドキュメント番組などがあった。
脳内ネットワークに関してもさらに具体的に映像化されていたのですね。
怠惰猫さんとは、先日一緒に液体窒素や発泡シリコンやルミノール反応で遊ばせていただいた。
ありがとうございます。めっちゃ楽しかったです。
彼女のすごい所は、脳に詳しいゆえにか、脳の働きのみにこだわらず「体全体で感じる事」の大切さもよくわかっているところだ。
そして、「料理も科学反応の集大成」というどこかのシェフが言ってたセリフにぴったんこの彼女の「お母さんのあったかレシピ」(勝手に命名スマソ)も、私にとっては見逃せないものがあるのであった。また手作りおやつや手作り調味料教えてもらお。
ボバースは実習というか、見学程度でしたけど行ったことがあります。
実際に患者さんのリハビリ風景を見るとスゴイと感じましたが、でも逆に限界も感じましたね。
ごくごく初期の障害の患者さんしか受け付けないとか、ボバース風に回復する見込みがない患者さんは受け付けないとか、そういう厳しい現実も見てきました。
リハビリは、ほんと日常的に常に強いられるし、よほど患者さんの方で回復したいという強い意志と体力がないと難しいと思いました。
ただ他にはない活気的な治療方法ではあるので、学ぶ価値はあるかな。
理学療法士や看護師の中には、給料はいらないから学ばせてほしいと、ボランティアで仕事に来てる人もいましたよ。
>ボバースは実習というか、見学程度でしたけど行ったことがあります
そうなんですか。
やはりこういった話できてくださって、さすがと思います。
私は教わって調べるまでなんのことかわかりませんでした。
「ボバース流リハビリ」なわけですね。
そしてやはり、リハビリに前向きに行う、楽しんで行う、など、気持ちから入る部分もあるのはわかるような気もします。
きっとそれも脳血流量などに関連するのでしょう。
>ボランティアで仕事に来てる人もいましたよ。
すばらしいですね。
いろんな現場で生きてくるといいですね。
うちの祖母も生前、脳出血後に半身不随でリハビリしてました。
そう考えるととても身近な話ですね。
大変興味をそそられました。図書館でしらべてみます。
事故で意識を失った少年に音楽療法をおどこしてある程度回復したという、番組がありました。
体全体が麻痺し動けなかった人に、目で入力するパソコンを与えた所、「くそったれ」という文字をいれたそうです。彼の奥さんが毎日来ては枕元で寝たきりの御主人をなじり愛人と結婚することを言っていたからです。
日本の物理学者ノーベル賞受賞者の小柴昌俊博士は宇宙線実験でニュートリノをとらえました。地球の地面をも貫くというトリノに興味ありましたが、宇宙はホント知りたいこといっぱいですね。
脳も宇宙とともに進化している、神も進化しているという
シュタイナーさんの見解も凄いとおもいます。
脳のしくみシナプスの働きをネットに応用したとありましたが、ネットは脳なのですかしら?
今静かに聖書を読んでます。教えられますね。
やってはいけないことが記されている。
これを守れるようになるのは何時かしら。
>脳科学の本の紹介有難うございます。
>大変興味をそそられました。図書館でしらべてみます。
あやややさんもそちらの分野そそられるのですね。
>彼の奥さんが毎日来ては枕元で寝たきりの御主人をなじり愛人と結婚することを言っていたからです。
それは悲しいはなしですね。
>日本の物理学者ノーベル賞受賞者の小柴昌俊博士
今回の脳機器製作はもう一人のノーベル賞田中さんの会社、島津製作所でした。
なんだか宇宙と脳と言われると、とても壮大なご縁に思えますね。
>シュタイナーさんの見解も凄いとおもいます。
すごいですね。
>脳のしくみシナプスの働きをネットに応用したとありましたが、ネットは脳なのですかしら?
脳神経の張り巡らされ方がインターネットに似ているのではなかったでしたっけ?
>今静かに聖書を読んでます。教えられますね。
やってはいけないことが記されている。
これを守れるようになるのは何時かしら。
守れなかった事を自覚できたというのも、ひとつの歩みなのでしょうね。
私もいつも進んでさがるの繰り返しです(汗)
この界隈、いい感じでキリスト教浸透ですね。
しかも宗教宗派の境目も無く。
やはりいいものは、押しつけられなくても自然に心に響く事を証明してますね。