生かして生かされて生きる

日々感じる事 気になる言葉
宗教問わず信仰について考える
ほとんど私用メモ帳化してます

相手への理解

2007年09月25日 | 心の話

 「他人を真に理解することが、どれほどむずかしく、
どれほど大きな価値があるかはかりしれないものがある。
わたしたちは、他人からいろいろなことを聞かされるが
そのとき、どう反応するだろうか?
相手のいった事に対して理解ではなく
価値判断をまず与えるのが普通である。

だれかが何かについて、感想、意見、または信念を述べると
それを聞いた私たちは即座に
「そのとおり」とか
「ばからしい」とか
「突拍子も無い」とか
「むちゃだ」とか
「まちがいだ」とか
「ひどすぎる」とか
評価してきめつけてしまう。

相手の真意がどこにあるのか正確に理解しようとつとめることは
きわめてまれである。」

(カールロジャース『人格の形成』)


評価や価値判断や批判の前に、
まずは相手の真意を正確に理解するってのは、
見逃しやすいけど、大事だってことね。
仏の智慧というのはそういうものなんだと思う。


理性を超えるもの

2007年09月25日 | 信仰関連

パスカルはこうも言っている。

理性の最後の歩みは、理性を超えるものが無限にあるということを認めることにある。
それを知るところまで行かなければ、理性は弱いものでしかない。

ただし、気を付けよう。
これは理性を徹底的に行使し、理性によってとらえられる限界までものごとを追求することを前提として述べられているのである。
その上で、理性は自らの限界を認め、限界を超える領域については、心情のはたらきにゆだねる
―― これこそ、すぐれて理性的行為と言うべきだろう。
警戒すべきはむしろ「理性を排除すること」と「理性しか認めないこと」という「二つの行き過ぎ」である。 』

戸口 民也 エッセー より「信仰と理性」

心は、知、情、意でできている。
いずれも欠かすことなく、バランスが大事だ。
正誤、善悪ばかりに囚われていると、見えなくなるものがあるよ。



2007年08月31日 | その他
 【天才柳沢教授の生活】

一巻から楽しく読ませていただいている漫画。
巻を重ねるごとに無理な力が抜けて面白くなっている。

この表紙のおじさんが主人公の教授である。
キャラクターモデルは、作者の父親らしい。

この教授は、偏見がない。
すべての物事をとても丁寧に考える。
わからないものを無理にわかったつもりにならない。

疑問があれば、子供であろうがパンクロッカーであろうが生徒であろうが(猫にも問う時があるが、当然話すことは出来ない)、
素直に相手に問い、仮説を立て、検証する。
そして自分でもできるだけ相手に沿って体験してみる。
その様が毎回実に大真面目で面白い。

検証結果は、時に言葉であったり、言葉でないものだったり、言葉にならないものだったり、そのまま、わからないままだったりする。それがまた、とても趣がある。
そして、この教授がここのところ大事にしているのは、「家族の笑顔」だ。

今回も興味深く読ませていただいたし、相変わらず笑わせてもらった。
お題。

177話「占いの検証」
昨年のJSCPRのシンポジウム内容を読んでからこの回をみると、
オモシロさも倍増。

178話「大人ってなんでちゅか?」
「自分は大人だ」と思っていた自分の経験談。

179話「教授にとっての罪と罰」
人の持つ罪悪感と、人が与える罰について。

180話「WILD BOY」
ワイルドな生き様

181話「校庭を見ていた少年」
人間をみる洞察力。

182話「プリティな強迫」
メールコミュニケーションが生むさまざまな誤解について。


日常の中

2007年08月23日 | 心の話
 
 
結局のところ「自分は正しい」。なにがあっても、なんであっても、とにかく、わたしが正しいと決めて生きてきたのだから、正しいのだ。
……それがまあ、信仰というものかもしれませんけど。
人間とはそうしたものでしょうか。

ただ、「自分と異なる意見、考え」があったとき、それに対して軽蔑したり、憤慨したり、邪と決めつけたりするのは、苦しいなあと思いますね。

異なる意見があったとき、自分の意見が否定されたとき、自分がバカにされたと感じたとき、自分の尊敬するものが否定されたとき、そうしたときにこそ、「感情的にならずに、やりとりができる」こと。
これが、すごく大切なことと、日常の中でよく感じます。

「へええ、どうしてそんな考えになるのかなあ。どうして、そういう結論になるのかなあ」と。
その「違いというものが、どうして起こるのか」を探求してみると、とっても人生は豊かになるように思います。

しかし、これがいちばん難しいことでありますよね。
なにしろ「自分が正しい」(自分の信奉するものが正しい、自分の所属する団体が正しい、自分の信ずる教義が正しい)というところにいると、とても難しい。


【いちりん】さん



ネットを散歩していたら、いちりんさんの足跡を見つけた。
どこにいるのか知人に尋ねたら、居場所を教えてくれた。
みんなどこかでつながっているものだ。
これまで同じBBSに居ながら、直接のやりとりはほとんどないのだけど、
彼の書き込みはなぜか、何年たってもふんわりと心に残っている。

久しぶりに会えて、とても嬉しい人がまた増えた。


人とモノと自然

2007年08月21日 | その他
 モノ作りと自由を表現する人たち。ここから動画セレクション。

【日本庭園デザイナー】
枯山水のよさがわかってきた自分が年をとってきた気がする。
立禅てはじめてみました。

【ヴィレッジ・ヴァンガード】
私の好きなお店、ヴィレヴァンの原点。
ここにいるといつも時間を忘れます。

【ザ・ウィンザーホテルズインターナショナル】
最上級のサービスのありかた。
お客様は神様です。スタッフは観音様です。

【建築家】
和のビルがあるのですね。
フランク・ロイド・ライトに負けてないと思いました。