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2021.03.01 一番小さなお雛様の物語り。



これは、3組ある私のお雛様の一番左側の一番小さな立ち雛です。
これは、塗りの(様に見えるがプラスチックの)貝の中に入っていたお雛様です。



この貝とセットでした。


こんな感じで、貝の中に立てて売られていました。
でも、私は、貝の中に立てるのは、安定が悪くて好きではありません。
それで、別々にしました。




ちなみに、この女びなの太さは、私の小指の太さと全く同じで、高さ(長さ)
は、
女びなの方が、大分短いです。
(すみません.ふと短い指をお見せして。)

出会ったときは、阪神大震災で、大阪に1年半避難した後、神戸での再出発を
果たせた後、同じ様に復興した芦屋の瀬戸物屋で見付けました。
元々、立ち雛が好きで、小さくて可愛かったので買いました。(ミニ好き)

元々は、このお雛様との出会いが最初ですが、他のお雛様を見付けると、廻り
の備品がそちらに廻ってしまい、このお雛様の飾りものの調達が、一番最後に
なりました。余りにも小さいので、ぴったりのものを見付けるのが、遅れました。

小さなサイズのものは、ぼんぼりはもちろん、橘や桜も、昔は売っておらず、
最近、だんだんと売り出される様になったので、20年程かけて地道に探し
ました。
特に、台座が無くて、長年探していたが、7〜8年前、いつも行っていた
ガラス細工点で見付けた繧繝(うんげん)模様が貼ってある菱形の台座を見つけ
た時は、やった〜と喜びました。
繧繝(うんげん)模様とは、一番高貴な方(皇帝、天皇、上皇、皇后など)だけ
に用いることが出来る模様です。

私は、買った状況や値段を、割合良く覚えている人ですが、これが45円
だった様に記憶していて、でも、まさかね〜、450円の間違いかしら?と
思っています。

そして、この3組のお雛様セットのお道具の、一番最後が、この菱形の繧繝
(うんげん)模様の台座でした。

この一番小さなお雛様が、出会いの最初であり、この菱形の台座との出会い
が、この長い収集の旅の終わりでした。

その後、あのガラス専門店は閉店し、あれほど熱心に、20年近く掛けて、
1つづつ揃えて行き、3組のお雛様関係を揃え終わった私は、まるで解放
されたかの様に、その後、その様なお店にほとんど行かなくなりました。
現金な性分ですね。

これが、一番小さなお雛様と私の出会いの物語です。

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