大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

からに(福島・聖天通り)

2005年03月13日 20時33分22秒 | 麺類
 最近福島関連のことを色々やった足りする関係で、聖天通りにもよく足を運んでいたりします。聖天通りには、昔メンソールの純真な恋心をもてあそんでくれたおなごもいたりするのですが、昔懐かしい風情を残しつつ、色々と面白い店もあったりして楽しいところでもあります。

 すでに、はびきのおれんじさんからのレポートもありますが、この店『蕎麦切りからに』は枚方の名店『蕎麦切り天笑』で六年近く修行された店主が独立開業された店です。枚方の『天笑』は何度か足を運んだこともありますし、『新蕎麦を食す』をテーマとして貸し切りオフが開催されたこともあったりします。その時のことも、覚えていただいていたようです。

 蕎麦は、細切りと粗挽きの二種類。バリエーションとしては、おろし、辛味大根、鴨汁があり、後者の場合は細切りか粗挽きかをセレクトすることが出来ます。日本酒、焼酎共に、それほど品揃えがあるわけではないのですが、店主の粋なセレクトを楽しむことが出来ます。

 店は、大テーブル(7人がけ)が一つと小テーブル(2人がけ)が一つ、あとカウンターもあるにはありますけど、こちらは蕎麦打ち台を兼ねているといった感じのもの。車いす対応になっているので、入り口周辺はスロープになってます。つまずかないように注意しましょう。

 メンソールはまず豚味噌とやまうに豆腐をオーダーして、日本酒を楽しむ。日本酒は、一合と六勺くらいのぐい飲みがあるので、飲兵衛ではないけどちょこっと日本酒飲んでみたいという場合には助かるかも…。

 豚味噌は濃厚な味で、これだけで日本酒が一合行けてしまいそう。ちなみに値段は100円。なので、量的にはおつまみ程度なんだけど、味が濃くて深いので、肴としては十分すぎるほどの存在感がある。実際メンソールは、一合行ってしまった。やまうに豆腐は、鶏のキモを乗せた豆腐かと思ったんだけど、実は豆腐のみそ漬け。ここまで来ると『立山』を思い出してしまうのはメンソールだけではないはず。こちらも、ウォッシュ系チーズのような濃厚で妖艶な味わいで、これだけで日本酒が一合行けてしまいそう。いや、メンソールはこれだけで日本酒一合行っちゃったんだけど…。値段の方は覚えてないけど200円くらいだったかな…なぜか少し遅れて出されたのが、酒の突き出しの板わさ。ワサビの色が鮮やかなのが印象だけど、醤油も出されたけど、メンソールは醤油をつけずに蒲鉾だけをいただくことにする。しっかりとした歯応え、しっかりとした旨みをも強い蒲鉾だった。

 続いては蕎麦。まずは細切り。出されたツユだけをまず一口飲む。カツオ風味は若干控え目、その分味がシャープで冷たさを感じたりする。メンソールはまず何もつけずに一口。歯応えがよい。続いてはテーブルに置かれている岩塩を掌ですりつぶして蕎麦に振りかけて二口目、メンソール的には、蕎麦の味を一番引き立てるのは塩で食べるときだと思ってる。続いては、添えられているワサビを箸先で取り、蕎麦にまとわりつかせて三口目。続いて、落語で紹介されているとおりの食べ方で四口目、最後に思いっきりつゆにつけて五口目。蕎麦とつゆは結構良いバランスかなと思ったりした。

 続いては粗挽きで辛味大根。こちらもツユだけを一口。思った通り屋や醤油を利かせた濃いめのつゆになっている。こちらもまず、何もつけずにそのままで、続いては塩、最後に辛味大根と露をたっぷり使って食べ尽くした。

 蕎麦湯は結構濃厚なものが出されるので、これは楽しめる。メンソールは、つゆを蕎麦湯で割るだけでなく、蕎麦茶と蕎麦湯のハーフ&ハーフなんてこともするんだけど、ちょっと蕎麦湯が濃厚すぎて蕎麦茶が負けてしまう感じ。

 ちょっぴり異次元を感じさせる空間で面白いです。入り口はガラス張りで商店街になっているので、日本酒を飲みながら人々が行き来するのを観察するのも面白いかも…。いったら天井は見てください。それから椅子。天井については多くを語りませんが、椅子はバケツです。


(店 名) からに
(ジャンル) 蕎麦屋
(所 在 地) 大阪市福島区鷺洲2-11-26
(電 話) 06-4796-2286
(営業時間) 11:00-14:00、17:00-20:30
(定 休 日) 木曜日
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