午前中、私を探すなら、高良山か明星山に来ればいい。
大概どちらかに登っている筈だ。
そんな訳で昨日は、明星山である。
昨日は、天候不安定。
自宅からの5kmの道程は、歩きを止めて、自転車で行った。
帰りこの事で、酷い目に遭うのだが、その件はいずれまた。
今回は省く。
ヒルガオ?
登山口に一輪咲いていた。
竹藪を抜けると、以前オバサンが、花を摘んでいる現場に遭遇してしまった場所がある。
山での女性の行動『花を摘む』という用例に関しては、各自調べられたし。
私はそこを花咲く野辺と名付けている。
花咲く野辺を抜けると、炭焼き小屋跡に着く。
更に進むと、シダの森だ。
そこには、家内から経過観察を厳命されているコクランがあるのだ。
これだ。
家に戻って、
「今日は蕾が咲いとりました!」
スマホを見せて、家内に報告するも、
「ち!てっきりコクランとばかり思ってたら、これクモキリソウじゃん。なーんだ。」
キサマ・・・
お前が、今まで間違えていただけじゃろが。
まるで私に落ち度があるかのような言い方は止めろ!
木段を登る。
この木段。
木段といえど、御覧の様に傾斜がきつく、幅が足長より短い箇所が多く、踏み外さないようにしないと危険なのだ。
木段を登りきると、山頂はすぐそこだ。
クチナシ
と、ここで、
弱ったなあ。オシッコしたくなっちゃったよ。
誰もいないようだし、ここで用を足しちゃお。
手を添え、その体制に入れば、もう誰にも止められぬ。
フーーーッ
あ、まずい!
山頂方面からオバサンが降りて来るのが見えたのだ。その距離約70m。
この時点で8割方は放出されてはいるが、残りの2割をここで止める事は不可能だ。
オバサンが30mまで接近した時に、漸くジッパーを上げる事に成功した。
「こんにちはー」(オバサン)
「あ、どうも。」(私)
何が、「あ、どうも。」だ。
狼狽しまくりではないか。
それにしてもオバサン、気付いただろうか?
茂みの陰になっていたので、気付かれなかった可能性もある。
オバサンのにこやかな表情からは、どうにも読み取る事は出来ない。
ヤマツツジ
山頂到着。
少し、小雨が降ってきた。
ムラサキカタバミ
ミヤマウズラ
これも経過観察対象だ。
まだまだ、開花は先のようである。
私があの時の出来事をブログに書いたように、今頃どこかのブログに書かれていたりして。
『手を添えるオヤジ in明星山』なんてテーマで。
しかも、今日出会ったオバサンが、あの時の花摘みオバサンだったとしたら、ストーリーは完結である。