刑務官2人の上告棄却、有罪確定へ 名古屋刑務所放水死
●名古屋刑務所で2001年、男性受刑者(当時43)が刑務官から放水された後に死亡した事件で、最高裁第三小法廷(寺田逸郎裁判長)は、刑事責任を問われた刑務官2人の上告を棄却する決定をした。28日付。執行猶予付きの有罪判決が確定する。
広島少年院暴行事件、元首席専門官の控訴棄却 広島高裁
●広島少年院(広島県東広島市)の法務教官らによる在院少年への暴行事件で、特別公務員暴行陵虐罪に問われた元首席専門官の向井義(ただし)被告(49)=起訴休職中=の控訴審判決が30日、広島高裁であった。竹田隆裁判長は懲役10カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)とした昨年11月の一審・広島地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
どちらの記事も asahi.com より引用した。名古屋の事件は肛門に消防ホースで放水し、直腸を傷つけられて殺された事件だが、判決が確定したとはいえ、執行猶予が付くとは刑務所に入るような人間に人権などないということか。二つ目は高裁の判決なので暴行を「死の意味を分からせるための行動で、指導・教育の一環だった」と主張しているので最高裁へ控訴するのだろうか。こちらも高裁の判断では執行猶予が付いている。刑務所や少年院の経験はないが、おそらく刑務官たちのストレスのはけ口が規則に必ずしも従順ではない受刑者に向けられるのだろう。
今日の一枚も、「お染・久松の野崎神社」です。