ハヤシくんち。

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D.C.旅行記④: 12月26日AM

2006年01月11日 | 旅行: PHL-D.C.

フィラデルフィアはペンシルバニア州(Commonwealth of Pennsylvania; ケンタッキー・マサチューセッツ・バージニアと共に州としてcommonwealthが使用されている)にある、全米で第5の都市。その歴史は1682年にイギリスのクエーカー教徒であるウィリアム・ペンがここに辿り着いたことから始まる。アメリカ独立宣言の起草、憲法制定会議、アメリカ合衆国憲法の成立、が行なわれ、まさにアメリカ生誕の地である。1790年から、1800年にワシントンD.C.へ遷都されるまで、フィラデルフィアはアメリカの首都であった。

朝起きてみると天気はなんとか持ちそうな感じ。この日はIndependence National Historical Park(インディペンデンス国立歴史公園)へ。ホテル(Radisson Plaza)からはちょっと距離があったのだがメトロは使わず歩いて行く。明るい中で見るフィラデルフィアの街並みは・・・、アメリカ第5の都市だけあって都会だー。ただ大きいだけじゃなくてCity Hallなんかも味があるし。まあ、並んでるお店はCVSとかROSSとか、アメリカ中どこでもあるようなお店ばっかりだけど・・・。

最初に、公園内のビジターセンターへ。予約してあったIndependence Hall(独立記念館)のツアーの整理券のピックアップ。11時半という予約時間が遅いとおじさんが変更したらと言ってくれたがとりあえずそのままで、センター内のカフェでベーグルとコーヒーの朝食。その後、センターを出て、セキュリティを通って、Liberty Bell Pavilion(リバティ・ベル・パビリオン)を見る(「地球の歩き方」には整理券が必要とあったがオフシーズンだからか必要なかった)。



Liberty Bell。独立宣言をしたときには打ち鳴らされたとあるが、その後、1817~46年のいつか(謎らしい)に大きなヒビが入り、以来その音色を聞くことができない。ツアーがあれば色々と話が聞けたのだろうが、なくなってしまったのだろうか。

鐘に刻まれた言葉。

  Proclaim liberty throughout all the land unto all the inhabitants thereof—Lev. XXV, v. x.
  「地上と住む者すべてに自由を宣言する(レビ記25:10)」
  By order of the Assembly of the Province of Pensylvania for the State House in Philada.
  「ペンシルバニア州議会の命によりフィラデルフィア市議事堂へ」
  Pass and Stow Philada. MDCCLIII
  「パス並びにストウ、フィラデルフィア・1753年」

このパビリオンを抜けると、Congress Hall(国会議事堂)、Independence Hall(独立記念館)、Old City Hall(旧市庁舎)などの建物が続く。この辺をプラプラした後、Congress Hallで暇そうにしていたレンジャーのおじさんに中を案内してもらった。



Congress Hallはその名の通り、フィラデルフィアが首都だった間に国会が開かれたところ。その辺をあれこれ説明してくれたんだけど、ふんふん頷いていたわりに忘れてしまった・・・。印象的だったのは、2階にあった13の州の代表が集まる場所に敷いてあったカーペットにあった「鷲」の話。アメリカの象徴であるこの「鷲」だが、右足に矢を左足にオリーブの葉を、掴んでいる。矢は戦いを、オリーブの葉は平和を意味し、鷲の顔は左(右左では左のほうがいいとされる)、つまり平和を向いている、と。鷲の下に掛かっている赤白青の旗は、赤・白で当時の13の州を表し、青の1本はUnity(結束)を表しているのだそうだ。鷲の話はアメリカ人なら皆知っているのかと聞いたところ、そうでもない、アメリカ人も、未来ばかりを見つめるのではなく歴史をもっと学ばなくてはならないね、と言っていた。ちなみにこの絨毯の上のほうへ目をやると、天井近くの壁にも同じ鷲の絵が。ただしこの鷲は、右足にオリーブの葉を、左足に矢を、掴んでいる。おじさんによると、これは間違い、だそうだ。



初代大統領、ジョージ・ワシントンの像とIndependence Hall。1776年にアメリカ独立宣言書が採択され、87年にはアメリカ合衆国憲法が制定された場所でもある。この建物の中にはツアーでないと入れない。中ではレンジャーが、元々イギリス政府の最高裁判所だったこの場所がどのように変わっていったか、また、独立宣言が採択された部屋などの話をしてくれる。

アメリカ独立宣言(The Unanimous Declaration of the thirteen United States of America)は、イギリス植民地下にあった13の植民地が独立したことを宣言するものである。トーマス・ジェファーソンが起草し、1776年7月2日の大陸会議で採択され、7月4日に公布された。7月4日はよって独立記念日として祝われている。また、フィラデルフィアのNBA(バスケ)チームの名前、76ersは1776年に由来する。

この後、更にFranklin Court(フランクリンコート)というベンジャミン・フランクリンが所有していた家の跡など見て回った。



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