ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

星みずくプレゼンツ「夜のちいさなお話ーアコーディオンの音色とともにー」、終了です

2014-05-26 | Weblog
やらなくてもいいようなことを、やりたいという思いにかられてやるということ。
これってなんなんだろうと、公演が終わるたびにいつも思う。

今回朗読したのは、以前にも読んだこともある作品が多かったが、
添えてくれる音楽や楽器や弾き手の感性が変わると作品の印象もかなり変わると、
いつも観てくださっている方からの声があった。

アコーディオンの音色は華やかでノスタルジックで懐かしくせつない。
フランス風カフェにもサーカスのテントにも芝居小屋にも似合う。
私はアコーディオンの空気を送り込む音も好きだ。
人の呼吸を思い浮かべる。
それはギターの弦が、心の糸を思い浮かべるのに似ている。

以前、星みずくにはかっきーさんが中心にいて、演出も音響も照明も引き受けてくれていた。
何人かが登場するストーリーを作り、
本を読む楽しさと音楽を聴く楽しさと演劇を観る楽しさを、
小さな空間なりに味わってもらおうということをやっていた。
でも、彼が広島の大学に赴任してからは、
たくさんの役者さんたちを取りまとめることなんて私に出来るわけもなく、
出来る範囲で、どう自分の世界を表現していけるかを考えつつ星みずくをやってきた。
それはそれで楽しい試みを生み出していったと思う。

複数の人物を登場させ、演劇として表現したい世界もあるし、
ちいさいからこそ出来る表現世界もある。
自分の声で届けるからこそ伝わるものだってある。

今回は、作品に、それを書いた時の思いやエピソードなどをフリートークで添えて語った。
トークから作品への切り替えを、もっと上手く出来なかったか、
もっと自然体に、お客様に語りかけるように話せなかったか、
アコーディオンの音に負けてしまうからと初めて使ったマイクの扱いも難しかったし、
いろいろ反省点はあるけれど、
かつては人前で話すことも出来なかった自分が、
ここまでできたんだから上出来だと、思うことにした。
トークも含め、自分の世界観を届けられるようになれればいいのだけど。

観てくださった方の感動が伝わってくると、ああやっていてよかったなと思う。

たった一日。たった一回。そのために私たちは稽古を重ねる。
たった一日。たった一回。そのために遠くからでもお客様が来てくださる。
お客様をお迎えし、一人一人と言葉を交わしてお送りする。

無茶な注文も確実に答えてくれたアコーディオン奏者の鈴木みかこちゃん、
そして、観に来てくださったお客様、協力してくださった皆様、
ほんとうにありがとうございました!

………………


さて、次回は7月13日(日)。
一年に一回しか公演をしない星みずくが、なんと二か月を満たないうちに同じ場所で公演します。
アコーディオンのみーちゃんに、酒井周太くんのギターも加わっての新作発表。
コンセプトは、目で見るラジオドラマ。


お楽しみに!








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明日です!

2014-05-24 | Weblog
ぼやぼや、うろうろ、ばたばたしているうちに、明日になってしまいました。

星みずくプレゼンツ「夜のちいさなお話ーアコーディオンの音色とともにー」。

今回のコンセプトは、アコーディオンとともに贈る短編アーカイブ集。
今までの作品のなかから、ターニングポイントとなった作品、お気に入りの作品、未発表のものも含めて、いろいろとりまぜてお贈りします。
朗読を音楽に乗せてライブハウスで楽しんでいただこうという試み。
トークも、いままでになくたくさん入ります、たぶん。
歌やアコーディオン以外の楽器も飛び出します、たぶん。
当日をお楽しみに!

まだ若干お席に余裕があります。
当日の参加をご希望の方は、直接お店に問い合わせていただくか、み群までメールください。

今回は料金も、(前回チャージ無料と書きましたが、スミマセン300円になります)、サービス価格です。

5月25日(日)、17時半オープン、18時スタート。
場所は阪急茨木市駅前のDBAR
終了後も、ご一緒におしゃべりできたらうれしいです!







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