かまがやミモザ通信

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「人口急減社会」に対して「働き方を変える-2-」

2014年06月16日 | 会報・レポート

 このところ新聞紙上でよく見るのが「人口急減社会」の問題。
「少子高齢化社会」の流れを何とかしなければ人口が急激に減少し、経済も破綻し、国家存亡の危機にかかわるというわけだ。
 政府の経済財政諮問会議の試算によると、出生率を現在の「1.43」から2030年に「2.07」に回復させれば
政府が目標とする「50年後人口1億人」を維持できるという。

 安倍首相は、「女性が輝く日本」をつくるという。
 そのために、女性の積極的登用や仕事と子育てが両立する社会づくりを目指すという。
長年「日本で最も活用されていない資源は女性」なのだとか。
今後女性の就業率が上がることにより日本は大きく変わるというのだが・・・。

 女性の就労を阻む最大の要因は何か?
 答えは「結婚や出産」。
 しかし、少子化社会対策白書によれば、出産を機に退職した女性の4分の1が   
「仕事を続けたかったが、育児との両立の難しさで辞めた」と答えている。
まずは結婚・出産により、意に反して仕事をやめざるを得なかった女性への支援対策が必要といことだ。

 今も、多くの家庭は、夫の働きで支えられている。
 子育てが一段落した妻は、「配偶者控除」の範囲内で働いているが、
一家の大黒柱として夫は、長時間労働や単身赴任もいとわない働き方で家族や家庭を守っている。
当然、家事・育児は妻が担うことになる。だから「両立は困難」となる。
こうした性別役割分業の上に成り立つ働き方や家庭のあり方を変えなければ、
女性が輝く社会にはならないし、少子高齢化社会の流れは変わらないのでは?

 仕事と(家事)育児の両立には、待機児童の解消や子育て支援の予算を増額すること等も必要だが、          
何よりも必要なのは「働き方」を変えることではないだろうか。
女性が男性と同等に仕事の成果を上げようとすれば、男性同様に長時間労働を強いられることになるのだろう。
そうなれば、結婚・出産どころではない。(でもイクメンさんが急増すれば違ってくるかな?)                
 昨年の4・5月にも、日本(人)の「働き方」について新聞紙上に投稿や提言がよく掲載された。
それに触発されてブログに「働き方を変える」という記事を書いた。私は、健康な大人は
自分の口は自分でまかなうのが当たり前と考えているため、                        
誰もが地域や、家庭や、職場での責任を無理なく果たせるよう、働き方を変えたいと書いた。
そうすれば女性の社会進出と活躍が進むのではないか、と考えているから。

 ワークライフバランス、ポジティブアクション等々働き方や意識変革を促す取り組みはあるものの、
未だ私たちの意識は「仕事第一」から抜け出していない。
 社会全体の(日本人の)働き方が変われば、結婚や出産で仕事を辞める女性は減少し、
仕事と育児を両立させながら輝く女性が、あそこにもここにも、となるのでは?
             
             水元公園の菖蒲。(ずるして、雨宿りのテントの中から撮ったので・・・。)

〈追伸〉4・5・6月とミモザの会の「居場所」を訪れる親子が激減している。
「年度替わりで一緒に来る友達がいないから?」
「いつ雨が降るかわからない天気だからお出かけを控えたのかな?」等々推測している 
同様に子育て情報を発信している方や、船橋で子育て支援事業を始めた方なども話を聞くと、訪問者は少ないとか。
ならばと、いまチョット参加者減少気味の人たちで、情報交換と協力を、という雰囲気がある。
いろいろな人と繋がり、新たな何かが見つかるかもと思うと、少し元気が出てきた。      
ミモザの会の事業も一つは「繋がる」ことを求めて始めたんだよ!         

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