昨日は「情熱大陸」今井美樹さん編を観ました。最近、本当にテレビを観ないので、事前予告をいっぱいされないと観ないのですけど、何だか流れで観てしまいました。私の若い頃の今井さんは、髪が長くて大きな口に真っ赤なルージュが印象的な女性でした。コマーシャルのインパクトってスゴイですね。今井さんの旦那さんの布袋さんも出てました。
私、最近、布袋さんの本と元奥さんの山下さんの本を図書館で借りて読みました。
Kちゃん、読書好きでよく図書館に行きたいと言うので、大きい図書館は車じゃないといけない為に、捜すの待っている間、同じ棚にあったので、借りて来ました。
気になるのは、やっぱり「略奪愛だったのか?違うのか?」ですけど、情熱大陸でこの部分を今井さんが少し、触れてましたね。
芸能人はプライベートも大きく取り上げられて、本当のことが上手く伝わらず、ずっとレッテルを貼られるみたいなことが、言葉は悪いけど憎い…と言ってました。本当のところは、本を読んでもお二人の間に溝が大きくあるようで、私もよくわかりませんでした。
どっちも信じると、こんがらがって来ます。二冊読むとね、二人の間の子供のような気分になって来ました。
「お母さんは、こうこうこうでこんなに悲しかった。」「お父さんはこうでこうだったんだよ…みたいな。」
幼い子供だったら、引き取られた方の味方になっちゃうかもしれないけど、あいにく私は大人なので?、片方だけの言葉につられない様にしようと思ってしまいます。
山下さんの本の中では、今井さんの写真集の撮影地に布袋さんがいたらしいとか、今井さんのステージに布袋さんがゲスト出演したとか、それなりに噂が聞こえたことがあって、点と線がつながって行ったと書いてあり、今井さんのコンサートを一度、観てみたいと言って彼女の自宅に電話すると、何か透けて見えるものがあったとか…とも書いてありました。山下さんの誕生日に海外にいた、今井さんに電話したことも、許せなかったっぽいことも書いてありました。
女であればそれがどういう意味か、考えるとわかりますけど、でも、私の場合のような決定的なものではないな~と思いました。事実かどうか、山下さんもよくわからない、勘と想像の中の確証のような感じでもありました。私が今井美樹さんのCD持ってて好きだからじゃなくて冷静に感じたことですけどね。
文中に、布袋さんのツアーメンバーが自宅に遊びに来て、今井さんの話が出て気まずい雰囲気になった翌日に、今井さんのことをどう思ってるか聞いた場面もあり「好きだよ」と答えていたけど、山下さんを目の前に言う、好きは「人間として好きだよ」ってことだったのじゃなかったのかなぁ~とかね。山下さんの目線で行くと、白が黒に見えている感じに取れました。それは、もう、愛とか信じるという気持ちよりも、他の負の気持ちが強くでているようでした。
こう、書くと、どうしても偏った見方と取られるのだろうなぁ・・・
でも、自分が娘だったとして、本を読むとどうしてお母さんはお父さんの側にずっといてあげなかったのー?って思うだろうなっ。お父さんがレコーディングで海外に行くときも、お母さんは日本で仕事してたでしょって突っ込むかもしれない。夫婦って家族って離れるのよくないのわかっていて、仕事を優先したんだと思うし、お互いがそれを理解して認めて頑張れるうちはいいけれど、長く繰り返し離れる期間が長くて、相手の言葉に甘えると、夫婦でいるより、一人でいることに慣れてしまうんだろうなぁ。慣れてしまってから、埋めるのは大変なんだと思う。
山下さんは、子供を望んでいたのにできなかったことで、悩んで、一人、クリニックに訪れたこともあったそうです。好きな人の子供をこの手で抱きたかったとありました。でも、パートナーが一人でいることに慣れてしまって、子供がいないと橋渡しをしてくれる存在もいないから、ギスギスもするだろうし。。。だから、子供がいないなら、なお更に、一緒にいることが大事なんでしょうね。
「どうして一緒にいられないの?もう、必要ないってこと?」って文中にあるのだけど、今までいつも一緒にいたのは、布袋さんの方が合わせてたからかも。ボウイがまだ、売れて間もない頃に結婚して、有名だったのは山下さんの方で、そのマンションに一緒に生活しだした背景もあったのじゃないかな・・・
ボウイが売れて活躍しているときも、自分のことのように喜んであげられなかった。どこか、置いてけぼりにされるんじゃないかと不安だったとあったり、自分のコンサートでギターを弾いている布袋さんに視線が集中すると、快く思えなかったともありました。明らかに、山下久美子のコンサートなのに、布袋さん目当てのファンが来て、気が気じゃなかったと・・・
山下さんの本の中で、コンプレックスを組んだ布袋さんと吉川さんの話もあり、主役である吉川さんが布袋さんに喰われていた・・・とかね。
ボーカリストとギターリスト、ギターリストは目立つの良くないのですか!?好きなバンドの中でファンはボーカリストだけ好きになるってことはないはずだけど、ソロでやってるとそういうのを感じるのではないだろうか。。。バンドってメンバー全員が主役なのじゃないですかね?山下さんは個人名義のライブだったから感じた感覚なのではなかろうか・・・
でもね、それまでは布袋さんは逆の立場だったのでしょう。山下さんの活躍を自分のことのように喜んで常に、ファンの視線は山下さんでした。それが、自分より輝きそうになって不安に駆られたのは、言葉がみつからなくて思い当たったのは、妹が生まれて不安になった赤ちゃん返りをした姉みたいな感じかな?妹が生まれる前までは、スポットライトは姉に集中していたのだけど、妹が生まれて不安から一緒に哺乳瓶を使ったKちゃんを思い出しました。
ちがうかもしれないけど、私にはわかりにくい心境。
うちのお父さんは酔っ払ってよく言ってたことがある言葉「わしが働いて持って返った給料やけど、この中にはお母さんがうちのことして働いた分も入ってる。」(給料が手渡しだった頃です)恥ずかしいから、酔ったときにしか言わなかったケド。
自分だけで稼いで帰って来たこともあるって言ったこともありますが(笑)
線引きすると、意地を張ってしまうことになるのかもしれませんね。夫婦で組んだステージなら、成功すればどっちがメインとかなくてもいいように思うし、お互いがお互いを支えあうことが夫婦には大切なのだろうと思うケド・・・
本の中で山下さんが、「何か二人の仲で横たわっていた。あの感情はいったいなんだったのだろう」と書かれてました。アーティストならではの何かなのでしょうかね?喧嘩もするほどだったのに、何処か触れてはいけない部分があってそれを気遣ってもいるように感じました。
話、ズレましたね。
山下さんと別れる少し前に、布袋さんはお家を建ててます。家を建てるということは、家庭生活を継続するつもりだったのでしょう。別れたいのに、家なんて建てるわけないだろうし・・・
略奪愛か違うか?これは、どちらかという違うと私は本を読んで思いました。確かに結婚中に今井さんと仕事を含めて多く、接触はあったようですが、離婚を選択されたのは山下さんの意思であったことが大きく占めてるようでした。しがみついて、生きていきたくない、温もりのない関係をつづけたくない、私は私の人生を生き直さなくてはならないという気持ちからの離婚だったようです。
ただ、誤解や疑いを持たれるような面が、山下さんを大きく傷つけたことは間違いないようですし、その点をマスコミに大きく湾曲して取り上げられたのかもしれないです。
今井さんがその点に長く悩んで「憎い」と感じた気持ちと山下さんが傷ついて言葉にまで出さなかった気持ちのやりきれない激しい部分は、鏡になっていたのじゃないでしょうか??私だったら、旦那に苛立つだろうけど、山下さんは布袋さんのことは憎めないと書いてありました。なので、余計なお世話さまーかもしれないですが、(^^;誤解を生んだ点には心の中でごめんなさいって思うのがよいかと思います~。
だから、略奪という言葉は山下さんにも心外なんじゃないでしょうか。
山下さんの本の中には、布袋さんとの思い出がいっぱいです。本にすることで自分の気持ちを置いて整理したかったのかなぁとも思います。布袋さんと山下さんが共に過ごした12年は忘れたくない時間だったのかな?そんな気持ちも伝わった本でした。
また、この本には月がところどころに出てくるのが印象的でした。山下さんが旅先で見た美しい月が彼女を癒しもしていたようです。ポナペ島の原始林の上に出ていた赤い月の部分を読んで、そういえば昨日の夜の満月は、なんだか赤っぽかったなぁ・・・なんて。
今は山下さんも双子の女の子のママですからね。もう、昔の話ですよね。
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