こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

「めんどり」シンフォニー

2008年12月04日 06時22分35秒 | ハイドン
しかし、マリーンズがドラフトで指名したホンダの長野くんは、いったいどうするんでしょうか。入団するんですか、またまたもう一年ジャイアンツ指名を待つんでしょうか。ジャイアンツはそれほどまでに魅力ある球団にも思えないんですが…。まあどう考えようと個人の自由ですが、マリーンズ・ファンとしては是非ともマリンスタジアムでの勇姿を見たいものです。といっても、4日には拒否発表があるとか…。しかし、これまで何人の選手に入団拒否されたことか。とほほであります。頑張れ!マリーンズ。
という話は、最近の私の関心事でありました。それで、本題ですが、今回は久しぶりにハイドンです。ハイドンの数ある交響曲、それほど聴くわけではないのですが、聴くと、決まっていいなあ、って思ってしまいます。そのハイドンから、今回はパリ・セット。これも名曲揃いでいいですねえ。その中から交響曲第83番ト短調「めんどり」。この標題は、第1楽章第2主題がめんどりの鳴く様子を連想させることから付けられそうです。あまり意識しなかったのですが、この曲はト短調。かのモーツァルトのト短調とはかなり様子が違いますね。全体的には明るい曲想ですよね。この曲の演奏として、今回は、カラヤン指揮BPOであります。1971年録音。
カラヤンのハイドン、デッカとEMIとDGへの録音があり、これはEMI盤。カラヤンがEMIへの録音を再開したころの1970年代初頭のもの。LPでは「めんどり」と「時計」の二曲の収録でした。現在は「ロンドン」も収められていますが、これは1975年の録音です。のちに「めんどり」については、のちにDGへのパリ・セットの録音で再録することになります。このEMIの演奏は、なかなか今となってはこのようなハイドンはなかなか聴けません。特にピリオド楽器や小編成のオケが主流となったハイドンの演奏では、天下のBPOを駆使してのスケールの大きな演奏はほんとに貴重ですよねえ。第1楽章、ユニゾンによる第一主題は、気合い十分の意気込みを感じる快演。実にダイナミックな響きですね。第二主題の妙な明るさが気になるが、カラヤンはそんなことは意に介さずかして、どんどん進めていく。鮮やかなアレグロ。ト短調の深刻さをはそれほどでもないところは、カラヤンの意図か曲自体の持つ特性か。第2楽章アンダンテ。地味な曲調ですが、カラヤンの手にかかるとたいそうな美しい援徐楽章。強弱の対比も鮮やか。続くメヌエット。古典派の交響曲の楽しみはメヌエット。この曲もチャーミングに聞こえます。トリオの木管と弦の掛け合いも優雅で、この楽章を締めてくれますね。そして、第4楽章、最後にみんなで頑張りましょう的な雰囲気。ここでもBPOならではの鮮やかな演奏が聴かれます。やはり、こういった曲をカラヤンは実にうまくまとめてくれますねえ。振り返ってみれば、20分ほどの曲。そんなに短かったかな、と思ってしまう。
初出のLPでは、ハイドンと卵と時計とカラヤンが、ローマ字の間に描かれてたジャケットでした。私のCDは内容は同じですが、まったく違う絵です。ここでは、懐かしいLPと同じジャケットのCDを掲載しました。
(EMI 4 76889 2 The Karajan Collection 1996 輸入版)

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2 コメント

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このジャケットは懐かしいですね (mozart1889)
2008-12-07 16:17:35
カラヤンが振るハイドンの「めんどり」交響曲、ジャケットも含めて懐かしいですね。僕は東芝EMIの2LPシリーズ廉価盤で持っているんですが、ジャケットはカラヤンの指揮姿なんです。当時の1枚ものは、この卵の絵でした。
演奏は例によって大柄ハイドン、豪華壮麗、ややケバイ感じもしますが、僕は好んでます(^^)V
いつもどうもです。 (mikotomochi58)
2008-12-07 21:44:09
mozart1889 様、いつもありがとうございます。
カラヤンのハイドンは、いいですね。こういった小品とも言えるような曲、カラヤンはうまいです。また、1970年代のEMIへの録音は、どれも名演揃いで、まさにカラヤンの全盛期と思います。音楽を聴き始めたころなんで、この時代が一番よく憶えています。ジャケットもホントに懐かしいです。

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