漢詩80 2010年08月31日 | 書 菊花意有り杯酒に浮かべ 桐葉声無く井欄に下る。(汪藻) 杯の酒に菊の花びらを浮かべるのは、魔よけや愁いを忘れるためである。 秋と共に桐の葉は音もなく井戸端に落ちる。
純愛小説名作選 2010年08月30日 | 読書 純愛小説名作選 (集英社文庫 85-D)集英社このアイテムの詳細を見る 今夜はこの本の紹介です。 純という言葉がつくのはいかがわしいと仰った吉行さんが あえてこれは好いと選ばれた短編集です。 立原正秋さんの「石楠花」や三島由紀夫さんの「春子」も良かったのですが 三浦哲郎さんの「初夜」がとても良かったです。 「忍ぶ川」も読みました。
蒼蝿騎尾 2010年08月29日 | 書 「そうようきび」と読みます。 自分は、まだ小さな蝿で遠くに行けなくても 馬(名馬)の尾にくっついていけば万里渡れる。 優れている人についていてその人から多くを学ぶという意味だそうです。
菜根譚 2010年08月27日 | ま行や・ゆ・よ [決定版]菜根譚守屋 洋PHP研究所このアイテムの詳細を見る 中国の中では新しい本だそうで明の末に洪応明という人が書いたものだそうです。 400年ほど前だから豊臣から徳川に政権が移ろうとしていたころ。 「処世術」のようなことがいろいろ書いてあります。 「菜根譚」という題名の由来は「人間は菜根のように粗末な食事をして苦しい境遇を耐えた者が大事を成し遂げることができる」という意だそうです。 江戸時代に日本に伝わり、むしろ日本で愛読している人が多いのだとか・・。