採用基準 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2012-11-09 |
台風18号の接近で、目覚めたら窓の外がすごい暴風雨。バリバリ家ごとなぎ倒されそうな風の音に、これが来週の三連休でなくてよかった、ベッドの上でふぅーっとため息。来週はお台場で、会社後輩の結婚式。6歳年下でめちゃめちゃ優秀な男子、昨年に彼のもとの部署の大ボスに熱心に相談して、ブランドチームに来てもらった人材である。
人材に地頭より論理的思考より大切なもの、とマッキンゼーの採用マネージャーが挙げるのは、リーダーシップ。うちの部署で最近の推薦図書にピックアップされて早速読んでみたが、なるほど確かに・・とうなずける。上から人を仕切っていくアグレッシブな手法ではなくて、問題を解決するために誰よりも率先して優れた提案をテーブルに乗せ、実行していく能力のこと。カリスマ性なんて持たずに生まれても、普通にやり方を学んで鍛えることで、どんどん伸びていく資質だ。
日本では言葉の意味じたいが誤解されているうえに、社会や企業で必要とされていなかったことで、今やみごとにガラパゴス化。アメリカ、中国、インドではこの能力こそが最も重要とされ、ここ10年で優れたリーダーシップ( =主体的に実行できるスキル)を持った若手がいっぱい育っているのに、これからのグローバリゼーション時代、いろんな意味で本当にヤバイんじゃないかと警鐘を鳴らす。日本文化的にそぐわないのかもしれないが、合議で考え方の総和を尊重する日本式のやり方とうまく融合できる点も多いはず。今、日本も確実に変わっていかないと。