見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

本科キャンプに行ってきました。

2015年08月26日 | 学園行事

8月2日~4日まで、高等部本科は毎年恒例のキャンプに行ってきました。

今年のキャンプ場は、三重県の八風キャンプ場です。

 

今年は25周年イベントもあって例年より準備の期間が短かったのですが、昨年とは異なるキャンプ場を代表の生徒といっしょに探し、グループに分かれて企画や食事の準備をしました。

この3日間は天候にも恵まれ、キャンプ場は想像以上に暑かったものの無事3日間を終えることができてよかったです。

1学期間にみんなで育てたミニトマトやピーマンなどの野菜も、今回のキャンプで美味しくいただきました。

キャンプ経験がある2年生、3年生が中心となって1年生とともに取り組むところから、昨年からの成長を感じる3日間でした。

 

【食事作りの様子】

・カレー

・ピザ

・ビビンバ

 

【企画の様子】

・川遊び

・キャンプファイヤー

このほかにも内容が盛りだくさんのキャンプとなりました。

 

キャンプを終え生徒たちが感想文を書き、現在文集にまとめているところです。

キャンプ中の様子が伝わると思いますので、できあがったらぜひ読んでみてください。

 

また、今回のキャンプは教員だけではなく、大学生ボランティアの方や父母の方にもご参加いただき、取り組みをサポートしていただきました。

ありがとうございました。

 

さて、2学期からは「みはらしだいまつり」に向けた取り組みが始まります。

まだまだ残暑が続きますが、生徒とともに頑張ります。


学園説明会へのご参加ありがとうございました。

2015年08月26日 | 生徒募集・入試情報

8月23日(日)の学園説明会には多くの方にご参加いただきありがとうございました。

今回の説明会では現在小学生のお子さんをもつ保護者の方が多い印象でした。

次回の学園説明会は11月8日(土)に行います。

参加をご希望の方は電話(052-354-0354)又は

メール(gakuen@miharashidai.com)まで

お名前・お子さんの現在の学年・お住まい・お電話番号を添えて

お申し込みをお願いいたします。

 

また、9月27日(日)の特別選考入試をお考えの方は

見学・体験入学には定員がございますので、お早めにお問い合わせ・お申し込みをお願いします。

 

見晴台学園では見学・体験入学を随時受け付けております。

ご不明な点等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。


学園親のハナシ15

2015年08月20日 | 父母の声

私の娘は、本科3年生。

いまだに会話がトンチンカンな娘との楽しい(^^;)18年間については次の機会に譲って、

今日は、いつもたくさんの感動をもらう見晴台学園の子供達との忘れられないエピソードと私の思いを綴ります。

 

初めてのことが苦手な娘の「ぶどう実習には行かない。お休みする!」との泣きながらの訴えに屈しては、

これから永久にぶどう実習には参加できなくなる…と思い、

急きょ本科3年生のぶどう実習に同行させていただいたときのことです。

 

私は、娘以外の本科3年生の子ども達3人と同じグループでぶどうの袋掛けをやりました。

子ども達は、普段あまり直接には接したことのない私のアドバイスを素直に受け入れて、

一生懸命取り組んでくれました。

それだけでも、うれしかったのですが、バスの中や電車を待つ時間に、

他の子ども達も私に自分の好きな電車のことやアルバイトのこと等いろいろな話をしてくれました。

 

そして、同じグループだった2人の男の子が帰りの電車から先に降りていくとき、

私は、「今日はありがとう。とても楽しかったよ。」と声掛けして、車内から思い切り両手を振りました。

すると、2人ともホームからにっこり笑って手を振ってくれて、

なんと特急電車の通過待ちをしていた6分程の間ずっとそこで待っていて、

私の電車が発車するときも一生懸命手を振って見送ってくれたのです。

 

子ども達の純粋な優しさが心に沁みました。

いつも時間に追われてせかせかしている自分が見失っていた大切なことを2人から教えてもらった気がしました。

このとき、私は、彼らの話の中に垣間見えていた夢を叶えてあげたい、一緒に未来を拓いていきたいと心底思いました。

 

 しかし、まだまだ社会の中で、彼らに対する理解と支援は十分ではありません。

 2006年12月に国連で障がい者権利条約が採択されてから、

日本がこの条約を批准するまでに丸7年もかかりました。

日本の国内法が条約の求める水準以下だったため、

法律の改正を先行させる必要があったからです。

日本は、ようやく2014年1月に世界で140番目の批准国になりました。

このことは、障がい者に対する施策において日本がいかに遅れているかを如実に物語っています。

 

 こうして条約の理念を盛り込んだ法律はできましたが、

これを本当に子ども達のために生かしノーマライゼーションを実現するには、

これから私達当事者が社会を巻き込んで活動していく必要があります。

(是非、名古屋市交通局・JR各社・名鉄等の皆様には、電車をこよなく愛し、

律儀で真面目な彼らに適した仕事を振り分けて就労の場を作っていただきたいと思います。

彼らには、その仕事をやれる力があります!)

 

発達障がい児・者に対する理解と支援を得るためにも、

いろいろな面で社会に開かれた学園にしたい、

そして、たくさんの方々と支え合う仲間になりたいと思っています。

 


全障研岐阜大会に参加しました

2015年08月17日 | 講演・セミナー活動

8月8日、9日の両日開催された全国障害者問題研究会第49回全国大会(岐阜)に

見晴台学園からは4本の実践レポート報告を持って参加しました。

以下、第39分科会「LD、ADHD、高機能自閉症等の人たちの生活と発達」に参加した

保護者、教員の感想を紹介します。

 

岐阜で行われた全障研の第49回全国大会に参加してきました。

猛暑の中、全国から2500名を超える参加者が集まり、「暑さ」はもちろん、

さらにその上をいく「熱さ」を感じる大会となりました。

学園からも先生方がレポートを持って分科会に参加、学園での学びの中で

子どもたちが着実に変わっていく様子を報告されました。協議の中で語られた、

「必要な支援を必要な時期に得られれば、子どもは変われる」

「安心して失敗できる発達環境を」という言葉は、まさに学園の教育活動そのもの

だと感じました。

また、今回、わたしが参加した第39分科会では、見晴台学園大学の学生たちも含め、

障がいをもつ当事者からの発表や発言もあり、教員、子ども、保護者…と、さまざまな

立場から課題にアプローチすることができ、とても有意義な時間を過ごせました。

安心できる学びの場や豊かな生活を願う気持ちは誰もが同じ!ちなみに、我が子は

「なかまのつどい」でボランティアの皆さんと一日を過ごしましたが、「とても楽しかった!」

と充実感いっぱいで帰ってきました。

来年は京都、再来年は鹿児島で開催されるとのことです。

皆さん、ぜひ一緒に参加しましょう~!(中等部保護者E)

 

8/9(日)に岐阜で行われた第49回 全国障害者問題研究会に参加してきました。

見晴台学園の先生からも4本のレポートが出されており、第39分科会「LD・ADHD・

高機能自閉症の人たちのための生活と発達」の中で学園のY先生が発表された

「M君の声を聞きたい!」について感想を伝えたいと思います。M君の声は小さく聞きとる

ことが難しいけれど、友だちや教員と関わっていくなかで、会話を楽しみ始めることが出来る

ようになってきました。そんなレポートから感じたことは、M君の話の内容はまだ聞き取れない

けれど、話を聞いてくれる仲間がいる、先生がいる。自分はちゃんと受け止められている、

ここに居場所があるという思いが、M君に会話をする楽しさを教えてくれたのだと思います。

ゆっくりと、でも確実に成長していく子ども達。学園の先生達は、その子のペースに合わせて、

待ってくれる、受け止めてくれる、出来た事を喜んでくれる。いつも全力で向き合ってくれる。

そんな姿勢が子ども達の成長を、しっかりと支えてくれているのだと、実感できる発表でした。

(中等部保護者F)

 

 学園の教員となってから4ヶ月目をむかえ、今回初めて全障研に参加してきました。大変、

多くの方がみえており、関心の高さを実感しました。私自身もレポーターとして発表させて

頂きましたが、思ったよりも緊張せずに終えることができ、ほっとしています。

 私が参加した分科会は「LD・ADHD・高機能自閉症等の人たちの生活と発達」です。3つの

報告がありましたが、全てにおいて「安心感」がキーワードとなっていました。相手となる

人も、実践していることも異なるのにも関わらず、行き着くところは同じだということに考え

させられました。お子さんに障がいがある方、小学校の特別支援学級で担任をしてみえる先生、

事業所の職員の方など様々な立場の人が参加しており、それぞれの視点、願いを語ることの

できる、とても充実した時間でした。共感し合ったり、指摘し合ったりできたことは、私に

とって勉強になるだけでなく、良い刺激となりました。今回、学んだことを今後の実践に活か

していきたいです。(高等部本科担任A)

 

2日間の全障研岐阜大会に参加しました。昨年の滋賀大会が中止となったため、分科会での

レポート発表は今回が初めてです。私は担当するクラスの生徒を取り上げたレポートを発表

してきました。レポートを書くにあたって昨年の取り組みや生徒の様子を振り返ると、生徒

一人ひとりの成長には、本人の気持ちのほか、周りの仲間の存在が大きく関わっていると

思いました。分科会では、支援学級の教員や当事者による発表がありましたが、発表を聞いた

参加者からの質問や意見もあり、それぞれが抱えている課題、困難さを知るとともに、学園の

必要性を感じました。今後も日々の授業や様々な行事での取り組みを生徒とともに頑張りたい

と思います。(高等部本科担任Y)


8月23日(日)学園説明会を開催します。

2015年08月06日 | 生徒募集・入試情報

見晴台学園では、8月23日(日)に学園説明会を開催します。

詳細は以下の通りです。

 

 

【日時】

8月23日(日)

10時00分~12時00分

 

【場所】

見晴台学園

名古屋市中川区柳森町1911

(地下鉄、JR・近鉄八田駅、あおなみ線小本駅より徒歩10分)

 

【内容】

  1. 学園紹介
    • 生徒、授業の様子
    • 学園の歩みと現況
    • 教育内容、カリキュラム
    • 卒業後の進路
    • 運営、父母の役割
    • 入学選考について
  2. 入学後の子どもの変化、様子(学園父母より)
  3. 質疑応答、懇談会

 

 

保護者の方を対象にした説明会ですが、お子様とご一緒にお越しいただいてもかまいません。

参加をご希望の方はお電話(電話:052-354-0354)にてお申し込みください。

お気軽にご参加ください。


中等部合宿に行ってきました。

2015年08月03日 | 学園行事

中等部では夏に合宿を行っています。

今年度は1泊2日で岐阜県の郡上八幡に行きました。

合宿の名前もみんなで考え「わくわく合宿」となりました。

 

川遊び、BBQ、花火、鍾乳洞見学など、盛りだくさんの2日間でした。

 

泊まったコテージ

 

川遊び

 

大滝鍾乳洞

 

最後はみんなで流しそうめんを食べて帰ってきました。

 

朝・晩は涼しいものの、日中はとても暑かったですが、

2日間元気におもいっきり楽しむことができました。

 

1年生は学園に来て初めての宿泊行事でしたが、

自分の身の回りの事をきちんとこなしていました。

 

3年生は3度目の合宿ということで、慣れたもの。

何をしたら良いか、自分で考えて行動する姿が見られました。

 

日中の授業だけでは見られない姿が多くみられ、

とても貴重な2日間となりました。

また、中等部のみんなにとっても

良い思い出になったのではと思います。

 

 

8月2日からは高等部本科がキャンプに行っています。

帰ってきたらその様子も報告させていただきます。