見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

全障研岐阜大会に参加しました

2015年08月17日 | 講演・セミナー活動

8月8日、9日の両日開催された全国障害者問題研究会第49回全国大会(岐阜)に

見晴台学園からは4本の実践レポート報告を持って参加しました。

以下、第39分科会「LD、ADHD、高機能自閉症等の人たちの生活と発達」に参加した

保護者、教員の感想を紹介します。

 

岐阜で行われた全障研の第49回全国大会に参加してきました。

猛暑の中、全国から2500名を超える参加者が集まり、「暑さ」はもちろん、

さらにその上をいく「熱さ」を感じる大会となりました。

学園からも先生方がレポートを持って分科会に参加、学園での学びの中で

子どもたちが着実に変わっていく様子を報告されました。協議の中で語られた、

「必要な支援を必要な時期に得られれば、子どもは変われる」

「安心して失敗できる発達環境を」という言葉は、まさに学園の教育活動そのもの

だと感じました。

また、今回、わたしが参加した第39分科会では、見晴台学園大学の学生たちも含め、

障がいをもつ当事者からの発表や発言もあり、教員、子ども、保護者…と、さまざまな

立場から課題にアプローチすることができ、とても有意義な時間を過ごせました。

安心できる学びの場や豊かな生活を願う気持ちは誰もが同じ!ちなみに、我が子は

「なかまのつどい」でボランティアの皆さんと一日を過ごしましたが、「とても楽しかった!」

と充実感いっぱいで帰ってきました。

来年は京都、再来年は鹿児島で開催されるとのことです。

皆さん、ぜひ一緒に参加しましょう~!(中等部保護者E)

 

8/9(日)に岐阜で行われた第49回 全国障害者問題研究会に参加してきました。

見晴台学園の先生からも4本のレポートが出されており、第39分科会「LD・ADHD・

高機能自閉症の人たちのための生活と発達」の中で学園のY先生が発表された

「M君の声を聞きたい!」について感想を伝えたいと思います。M君の声は小さく聞きとる

ことが難しいけれど、友だちや教員と関わっていくなかで、会話を楽しみ始めることが出来る

ようになってきました。そんなレポートから感じたことは、M君の話の内容はまだ聞き取れない

けれど、話を聞いてくれる仲間がいる、先生がいる。自分はちゃんと受け止められている、

ここに居場所があるという思いが、M君に会話をする楽しさを教えてくれたのだと思います。

ゆっくりと、でも確実に成長していく子ども達。学園の先生達は、その子のペースに合わせて、

待ってくれる、受け止めてくれる、出来た事を喜んでくれる。いつも全力で向き合ってくれる。

そんな姿勢が子ども達の成長を、しっかりと支えてくれているのだと、実感できる発表でした。

(中等部保護者F)

 

 学園の教員となってから4ヶ月目をむかえ、今回初めて全障研に参加してきました。大変、

多くの方がみえており、関心の高さを実感しました。私自身もレポーターとして発表させて

頂きましたが、思ったよりも緊張せずに終えることができ、ほっとしています。

 私が参加した分科会は「LD・ADHD・高機能自閉症等の人たちの生活と発達」です。3つの

報告がありましたが、全てにおいて「安心感」がキーワードとなっていました。相手となる

人も、実践していることも異なるのにも関わらず、行き着くところは同じだということに考え

させられました。お子さんに障がいがある方、小学校の特別支援学級で担任をしてみえる先生、

事業所の職員の方など様々な立場の人が参加しており、それぞれの視点、願いを語ることの

できる、とても充実した時間でした。共感し合ったり、指摘し合ったりできたことは、私に

とって勉強になるだけでなく、良い刺激となりました。今回、学んだことを今後の実践に活か

していきたいです。(高等部本科担任A)

 

2日間の全障研岐阜大会に参加しました。昨年の滋賀大会が中止となったため、分科会での

レポート発表は今回が初めてです。私は担当するクラスの生徒を取り上げたレポートを発表

してきました。レポートを書くにあたって昨年の取り組みや生徒の様子を振り返ると、生徒

一人ひとりの成長には、本人の気持ちのほか、周りの仲間の存在が大きく関わっていると

思いました。分科会では、支援学級の教員や当事者による発表がありましたが、発表を聞いた

参加者からの質問や意見もあり、それぞれが抱えている課題、困難さを知るとともに、学園の

必要性を感じました。今後も日々の授業や様々な行事での取り組みを生徒とともに頑張りたい

と思います。(高等部本科担任Y)


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