明日のために （詩）

昨日と言う日は

今日を迎える為にあった



たとえ昨日が

忘れてしまいたいほど辛くても

たとえ昨日

消してしまいたいほどの失敗をしたとしても

昨日と同じ日は２度と無いから

今日は昨日より

違う何かがあるはず




昨日の痛みを糧に

幸せの重みを感じられる今日



たとえ今日に

希望が見いだせなくても

たとえ今日

耐え難い哀しみが打ち寄せても

今日と同じ日は２度と訪れない

今日流した涙は

あした笑う為の涙



過去の自分を愛し

今　一つの幸せを見つけられたら

未来は輝き続ける

流した涙の分だけー




　　　――――――――


あと1時間ほどで、私は一つ年を重ねます。
私にとって39才、40才は転機の年でした。

死というものに直面した病気を通して、
遠回りしてきた人生や、
置き去りにされてきた過去と向き合い、
全てに意味があったと思えた時、
私はもう一度生き直すことが出来たと思います。

それは一生分の涙を流したからかもしれません。

哀しい事、辛い事、さらには嬉しい気持ち、
感謝の心、幸福感、そして感動する心。
そのどれもが涙となって溢れ出てきたのです。

40代を輝けるものにする為にー、
そう言ってたくさんの涙を流したあの頃。
あの時があったから、今たくさんの幸せを感じ、
笑って暮らしている私がいます。

幸せに過ごした43才は今日でおしまい。
明日から新しい1年が始まりますね。
この1年が良い1年であったように、
明日からの1年も素敵な年になるよう、
たくさんの幸せを見つけたいと思います。

いつも幸せを共有して下さる皆様に、
心から”ありがとう”を贈ります。



※今日の画像は７月のカレンダー。
　高野山で買い求めた岡倉石朋さんの絵はがきカレンダーです。

　愛くるしいお坊さんと素敵な言の葉に、
　毎月心を慰められます。

　”あなたの笑顔が　私の宝物です　感謝”



☆今日のバラ　ミエルの薔薇色の記憶