ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

熊森が学会をつくったようです

2010-04-12 22:05:19 | 熊森
 つい先日、熊森主導で「日本奥山保全・復元学会」なるものが設立されたようです。

日本奥山保全・復元学会:神戸・灘区で設立総会 /兵庫(リンク先はweb魚拓です)

全文引用しておきます。

>山奥の自然環境の保全や荒廃した森林の復元について考える「日本奥山保全・復元学会」の設立総会が10日、神戸市灘区の神戸大百年記念館で開かれた。研究者など約20人が出席し、会長に選ばれた自然保護団体「日本熊森協会」の森山まり子さん(61)は「森林の復元は難しいので、衆知を集めて山を取り戻す第一歩としたい」とあいさつした。

 山奥の森林は、杉やヒノキなどの人工樹林が侵食し、原生林のまま残っているケースは少ない。森林の荒廃が原因となって、クマやサルなどの野生動物が人里に下りてきたり、昨年8月の佐用町の水害を招いたという仮説について、学会は研究大会を定期的に開き、検証を進める。

 問い合わせは学会事務局(熊森協会内)電話0798・22・4190。【石川貴教】
 
 学会ってあなた達は具体的に何やるんですか?という突っ込みは置いといて僕の所感をいくつか。これで森山氏は熊森とこの学会の2つの団体の会長を兼任ですか。ふむ、まぁいいか。
そして学会事務局が熊森内部ですか・・・・・・。なんと言うか、いまだかつて論文を専門誌に投稿したことすらない団体が学会設立ってのは何の冗談ですかね。個人的にはホメオパシーあたりが権威づけに作った団体と同じにおいを感じますね。産経の記事を見る限りでは肝心の中身も熊森顧問で占められて特に変わり映えがなさそうに見えますしね。
僕の今の時点の感想は「学問的裏付けがあるかのように見せるために学会を作ってきたな」というところです。彼らに学問的裏付けなんて無いに等しいんだけど、今度はどんなネタもとい無理難題を押し付けるつもりやら。
一応、公式HPもあるようなのでお暇な方はのぞいてみてください。アンブレラ種の説明の仕方が早速おかしなものになっていますけど(正確にはおかしいと言うより不十分かな)。

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